今朝は、いよいよゴーヤを摘心しました。
ネットの半分くらいまで伸びたので、ハダニの群がる親づるの先を摘心し、ネットに葉を広げるよリは、いくつかでもちゃんと実をつけて欲しいので、下の方の子づるも剪定しました。
まだ孫づるは生えていないようですが、早く実をつける孫づるが生えないかな〜
それと、ナスタチウムはうんともすんとも言わずに一ヶ月が過ぎましたので、トトロに頼むことはせず、ゴーヤのプランターにそのまま埋めちゃいました。
土に還るもよし、奇跡で芽を出すもよしです。
さて、先週の土曜日は、大雨の中、おおた区民大学「健康維持に役立つ食の知識」の第2回「おおた健康プロジェクトと健康寿命の延伸」に行ってきました。
会場は、佐伯栄養専門学校、講師は、学校長の山崎大治氏。
概要は「おおた健康プラン(第三次)で推進をうたった、おおた健康プロジェクトが動き始めていることの紹介と、食事・運動・休養の大切さ、喫煙・飲酒のリスク等について知識を深め、健康寿命を延ばすための意識の向上について考える。」です。
まずは、大田区健康政策部 健康医療政策課の佐々木課長から、「おおた健康プロジェクト」の説明がありました。
- おおた健康プラン(第三次)について、概要版を(会場)配布している。本編は大田区のHPを見て欲しい。
- 平成31年から35年の5年間のアクションプランを、健康プラン推進会議で検討したものです。
- 理念は「区民一人ひとりが生涯を通して、健康で生きがいを持ち、安心して暮らせるまちをつくります」
- 3つの基本目標(生涯を通じた健康作り、健康に関する安全と安心、医療や特別な支援を必要とする人が安心して暮らせるまちづくり)、そして初めて総合指標(65歳健康寿命の延伸)を定めた。
ここは聞き流してしまったのですが、山崎校長の話の中でも、「健康寿命」というキーワードが度々でてきました。講座のテーマですし。
私としては、言葉の印象から、健康でいられる年齢くらいのイメージでしたが、「65歳健康寿命」と言われると、どういう意味なのか途中で混乱してしまいました。
東京都福祉保健局のページに記載された定義は、「65歳健康寿命とは、65歳の人が何らかの障害のために日常生活動作が制限されるまでの年齢を平均的に表したものです。』ですが、それでもわかりにくいですね。
私としては、平均寿命というと、若くて亡くなった人も平均の計算に含まれるのですが、「65歳健康寿命」は、65歳の人が、後、何年間、支援・介護を受けずに生きられるか、65歳にその期間を足した年齢と理解しました。
要支援というのは、2段階あり、健康寿命は要支援1までの状態。要介護は5段階の2までの状態、で測るようです。
その健康寿命の延伸とは、65歳を過ぎて、健康である(要支援1まで、要介護2まで)期間を伸ばそうということですね。
- 計画の特徴のひとつに、地区の特性に応じた取組の推進というのがある。4つの地域(大森、調布、蒲田、糀谷・羽田)毎に課題と取組内容を定めた。
- 国の「スマート・ライフ・プロジェクト」に連動して、「(仮称)おおた健康プロジェクト」として4つのアクションプラン(①適度な運動、②適切な食事、③休養、④喫煙・飲酒のリスクの理解と行動)と健康診断・がん検診の受診を推奨。
- 健康ポイントで景品を配布、健康づくりに取り組む企業を認定、4つの地域(大森、調布、蒲田、糀谷・羽田)の特性に応じた取組の推進、など
- がん対策では、国の受診率目標が50%のところ、大田区は胃がんの受診率が32.1%、大腸がんで33.6%と低い。令和4年度に50%を達成したい。40歳以上の区民には、がん検診の案内が届くはず。50歳以上は、胃カメラも実施。
確かに、ちょっと前に、大田区からがん検診の案内が来ていましたね。会社辞めて、費用を気にせず毎年人間ドックを受診するようなことは、もうできないので、今年はともかく、次からはこういう区からの案内をちゃんと確認しないといけませんね。
- 4つのアクションプランについて、自分で取り組めそうなものからスタートして欲しい。
- (仮称)としているのは、親しみを持って、取り組みやすいものにするため、タイトルを公募している。理由を添えて応募して欲しい。締め切りは7/16。
- プラン・プロジェクトに命を吹き込むのは、区民一人ひとりですので、よろしくお願いします。
ということでした。
そして、健康プラン推進会議の委員でもある、山崎校長からのプレゼンです。
栄養専門学校の校長ですから、栄養関連の話もあるようですが、専門分野の話になるとパワポが80枚にもなるので(じゃなくても、59枚ありましたけど)、おおた健康プランの元となった統計データで、国、東京都、大田区を比較しつつ、健康寿命の延伸の話するそうです。
受講者には年配の人が多く、山崎校長も70歳なので「老老講演」ですけど、と。(老老介護にかけたようで)
- 国は、2000年に健康日本21(2000年から2012年)という目標を立てた。健康増進法という法律も定めた。
- 大田区もそれに合わせて、おおた健康プランを定めた(一次)。2013年から2022年が第二次で、健康格差の縮小を目指した。第三次は2019/4/1から2023年の5年間で区民の健康を推進する。第二次の2018年にまとめた数値(2017年の数値)を元に、第三次は数値目標を設定。
- 大田区の人口は71万7千人、15年前は65万人。72万世帯、単身世帯が増えた。外国人が19,400人。平成22年に、死亡数が出生数を上回ったが、平成28年には差が632人に縮まった。出生率は1.18%、国の1.2%よりちょっと低い。高齢化率(65歳以上)は平成27年に22.5%、21%以上を超高齢化社会と呼ぶ。
- 各数値目標
- 身体活動:運動:運動習慣のある区民を、2017年の34%から2023年には44.0%にしたい。
- 喫煙・飲酒:タバコを吸っている区民を、16.1%から12.0%へ。受動喫煙を経験した区民の割合、生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している区民を減少させる。
- がん対策:大田区は、がんの死亡率が東京都で一番高い(?)検診受診率を全てのがんで50%へ(現在、一番低い胃がん検診受診が32.1%)
- 生活習慣病の予防:男性の肥満率(現在、40代で32.1%、50代で34.6%)を減少させる。
- 歯と口腔の健康:これが悪いと食べられない。学校でも、歯科栄養士に来てもらったりしている。
- 虫歯のない子供が現在88.8%、さらに増加を。歯周病の割合は、歳と共に増加するが、全年代で減少へ。60歳代の咀嚼良好者の割合を62.5%から70%へ。
- 口腔ケアが誤嚥性肺炎を予防することを知っている区民が、31.4%と低いので、増加へ。
- 誤嚥性肺炎とは(5円ではない、とギャグを滑らせ)、食べ物と一緒に菌が入っても食道なら菌は死ぬが、気管に入ると増殖して肺炎を起こす。食べ物が誤って気管に入るのを防ぐ筋肉が弱くなるのと、咳も弱くて菌を吐き出せない。そういうことを知っている人が少ない(10円ではないですよ、とリトライ)
- 咀嚼・嚥下ができなかったら、まずは消化器官に管を使って栄養を入れる。胃に穴を開けるのは胃ろう、腸に穴を開けるのは腸ろう(長老、とギャグを滑らせ)。消化器官がダメなら、血管から、首の静脈から管を入れる。普段、そういうわけに行かないので、口の中は大切なので、定期的に歯科検診を。
- 食育の推進(大田区食育推進計画):子供だけでなく、成人、高齢者も。肥満だけでなく、高齢者の痩せも増えている。痩せるということは、低栄養→病気→寿命が短くなる、ということ。
- (冒頭の課長さんの話の通り)国は「スマート・ライフ・プラン」で、大田区は「(仮称)おおた健康プロジェクト」で健康寿命の延伸を。国は、運動、食生活、禁煙の3つだが、大田区は5つ。
- 適度の運動:毎日プラス10分の運動
- 適切な食事:毎日プラス一皿の野菜
- 休養:十分な睡眠
- 喫煙・飲酒のリスクの理解と行動:受動喫煙に配慮する。飲酒は節度をもって
- 健康診断・がん検診の受診:定期的に受診し、自分のからだの状態を知る
だいぶ長くなりましたので、一旦、ここで中断します。
後半は、平均寿命と健康寿命、健康寿命の延伸はどうしたらよいか、地域診断(4地域の特性比較)についてです。
こっちも長くなりそう。。。
校長が、自分で言っていましたが、いつも余計な話で時間がおしてしまい、後ろの方が駆け足になってしまう、と。
確かに、スライドが59枚ありましたが、ここまでで、まだ10枚。
課長の話もやや長かったのですが、全部で2時間のうち、1時間10分過ぎて(校長が1時間話して)18枚。
10分休憩で、残り40分。スライドはあと41枚。
決して、余計な話でおしてはいなのですが、
プレゼンの内容が、講座の時間に対して、多過ぎるんでしょうね。
そして、どちらかといえば、おおた健康プロジェクトよりも、受講者は、後半すっ飛ばして行った(一言/スライドみたいな)食事関係をちゃんと聞きたかったのではないかな。
ではでは
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