私は母が離婚するまで大阪のI市に住んでいたので、
父方のお墓もI市にある。
毎年お盆の時期には母、姉、福井県在住の姪と4人でI市の墓もお参りしていたのだが、
近年はコロナ禍で姪も大阪に来れず、
私も墓参りに行かなくなっていた
9月はまだ暑いので10月に入った土曜日に一人で
I市の墓参りに出かけた。(先月の話っす)
I駅で仏花を買ったが1束800円もしたので、1束しか買わなかった。
安い花屋で買っておくべきだな。
墓地までは車でしか行ったことがないので、
駅からの道のりをスマホでしっかり叩き込み、
約20分歩いて無事辿り着いた。
お墓には1束を2つに分けて備えた。なんと貧乏くさい。許してけろ。
パパッとお墓を掃除して(本当にパパッとね。ほぼやっていないと同じ)、
お線香をたいてしっかり(?)お参りした。
せっかくなのでしっかり(ここか!)お願いしたよ。
めったにお参りしないくせにね。
手抜きの掃除なのに。
仏花、ケチって1束なのに。
よくもまあ、図々しい!と自分つっこみ。
さて先日、フクママの誕生会があり、そのときフクママが
「フクの父方の墓参りに行ってきた」とのたまった。
フクママは変に律儀で、離婚した夫の先祖の墓参りにはきっちり行っている。
「立派な花が活けてあった」と言ったので、
私の花のことかとギクッとしたが、
1束を半分に分けて生けたので、どう見ても立派なわきゃない。
「見事なカサブランカが生けてあった!」と言う。
えーーー?誰が生けたのだろう?謎だ!
それにしても、普段荒れ放題の墓に、
10月にお参りが3組も固まるなんて不思議だね。
知らず知らずに招集がかかっていたのかも・・・。
話が変わるが、今週私は家の鍵を失くした。
正確には失くしたと思った。
カバン、服のポケット、ありとあらゆる場所を探したが、
出てこなかった。
これはカッパさんにこっぴどく叱られるなぁー
なんとかバレずに済む方法はないかなー
などと途方にくれていた。
ふと自転車のカゴに目をやると、なんと家の鍵が!!
なぜ?
どうしてそこに?
もうわからん。わからんけど助かった。
しばらくして左耳のピアスが外れていることに気づいた。
キャッチだけが耳に貼りついていた。
と言うことは・・・落としてから時間は経っていない。
けど家中を探しても見つからなかった。
出先で落としたんだ・・・ってあきらめていたら、
なんと、洗顔用のターバンにくっついていた。
まさか?
だってターバン使ったの朝だよ?
それから10時間以上も経っている。
キャッチが耳に貼りついた状態でウロウロしてたのか?
電車にも乗ってバスにも乗って、公園を散策して、
成城石井を冷やかしたのに?
マスクも着けたり外したりしたよ。
それでもキャッチだけは落ちずに残っていたなんて、
ありえなくない?
私にとっては2つの不思議な出来事。
鍵やピアスの(落した場所からの)瞬間移動なんて
科学的にありえないが、
なんとなくスピリチュアルに繋げたい。
お墓参りのご利益だと思いたい。
先祖のちょっとしたギフト。なんてね。
おかげで私はカッパさんからこっぴどく叱られることは
なかった。嬉しい。