カッパの女房

縁あってASDのカッパさんの嫁になりました。
カッパさんの飼い主・・・いや嫁として日々修行中です。

カッパさん、観光列車に乗る

2024-11-15 17:25:50 | カッパさんⅡ

カッパさんと奈良吉野へ行った。

最近のカッパさんは投資の勉強でノイローゼ気味なので、

外の空気を吸ってもらおうと私が企画した。

カッパさんは初めて観光列車「青の交響曲」に乗って、

予想以上にテンションを上げた。

 ※今どきピースって!!

特急料金にたった210円足すだけで、

あのゴージャスな車両の青の交響曲に乗れるのだ。

すごくない?

乗客には、いったいどこで聞きつけたのか、

目ざとい外国人もチラホラ乗っていた。(別にいいけど)

 

吉野駅に着くとロープウェイに乗り、そしてまたバスに乗り、

奥千本口まで進む。

紅葉にはまだまだ早かった。

まず金峯神社に行って、それから適当な場所で

カッパさんが作ってくれた爆弾おにぎりを食べた。

白ご飯に甘辛く炒めた牛肉と梅干を海苔でくるんだおにぎりだ。

その後テクテクと下り水分神社、金峯山寺をまわり、

最後に柿の葉ずしを買ってロープウェイで下山。

 ※高城山展望台にて

帰りは観光列車ではない特急列車で帰ってきたのだが、

カッパさんは「青の交響曲で帰りたかったー!!」と

ずっとダダをこねていた。

※カッパさんは奥千本を『奥の院』と言い続け、

中千本を『はりせんぼん』と言い続けた。

 

天王寺に着くとカッパさんは目をつけていたヤドカリーを食べ、

「長旅やったな」と満足そうに微笑んだ。

「スイーツも食べよっか」と言うカッパさんを制し、

らぽっぽでポテトアップルパイを買い、家で食べた。

 

旅を振り返ると、

私が時間を間違えて帰りのロープウェイを1本逃したことを、

カッパさんは執拗に責め立てたが、

それ以外では癇癪を起すことはなく穏やかだったと思う。

やっぱりたまには日帰り旅も必要だなと思った。

 

最近のカッパさんはずっと株式投資のことしか考えてなく、

それでいてずっと負け続け、

投資した金額は全然回収できていない。

カッパさんは何でこんなに投資のセンスがないんだろう?

思い込みが強いカッパさんの気性では、

株で勝てないのではないのか?

現に私が買った株のほとんどが値上がりを続けている。

違いは、私は有名企業の株(割安感のあるもの)しか買わないが、

カッパさんは無名の企業の株しか買わないのだ。

どうやら大化けを狙っているようだ。

無名の企業に誰が注目して投資する?

もうこれ以上、なけなしの資金を減らしたくないので、

私はカッパさんを家から連れ出したのだ。

なんとか気分転換はできたようだ。

しばらくは株取引から身を引いてほしい。

それが今の私の切なる願いだ。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニューカッパに期待!

2024-09-28 10:59:09 | カッパさんⅡ

今年もカッパさんに何度目かの

10円ハゲのシーズンがやってきた。

以前に大きなハゲと小さなハゲが混在する不運に見舞われ、

その後は思い出したように小さなハゲが勃発を繰り返している。

カッパさんも慣れたもんで、

ハゲに対しては膝にできた青あざ程度に捉えている。

よかった。

 

カッパさんの近況はと言うと、

特に変化もなく、

「このタオル、口に入るから嫌やねん」と昨晩は不満を漏らしていた。

口に入るタオルかぁーすごいなー

と私は冷めた反応をするにとどめた。

どんな風にタオルで顔を拭いているかは干渉しないことにした。

以前も散髪屋で理髪師がカッパさんの顔のマッサージをしてくれた際に、

理髪師が口に指を入れてくる。

だから口をかたくつぶってせめぎ合いに堪えた、

などの話をしてくれたが、

どうも色んなものがカッパさんの口に飛び込もうとしているようだ。

最近のカッパさんは目薬も普通に目にさせるようになり、

以前のように床にこぼれた目薬を雑巾で拭くことはなくなった。

成長したな、と思う。

カッパさんが用を足した後は、

ウォシュレットで便座がびしょぬれだったのだが、

私が口を酸っぱくして注意した甲斐があり、

ようやく濡れた便座を拭いてくれるようになった。

なぜお尻を浮かせてウォシュレットを使うのかは干渉しないことにした。

カッパさんはおにぎりが好きで、

私は昼食によくおにぎりを握ってやるのだが、

先日は1人で2合分のおにぎりをたいらげた。

たぶん3合分のおにぎりも楽勝だったと思う。

なぜ私がおにぎりを握るかと言うと、

カッパさんはお茶碗に盛ったごはんでは全然足らないからだ。

しかしおかわりをしないので、ずっと「腹減った」と言い続ける。

「ごはんまだ残っているで」と私が言っても、

「炭水化物はもういいねん」と拒絶する。

カッパさんの中でおにぎりは炭水化物ではないようだ。

そうそう、今朝のカッパさんは

「ゆで卵は膜ごとむく!」と言う金言を残した。

みんなそうやって剥いているで、とは口が裂けても言えない。

 

そんなお茶目なカッパさんと久しぶりに

心療内科でカウンセリングを受けた。

私の精神がカッパさんのせいで崩壊寸前だったので、

申し込んでおいたのだ。

カッパさんは私の付き添いの形で付いて来てくれたが、

本命はカッパなのだ。

案の定、カウンセラーとカッパさんのラリーが続いた。

するとカッパさんの顔がだんだんと晴々としてきて、

最後には

「これって定期的に受けた方がいいですかね?」と

自らカウンセラーに尋ね、とうとう来月の予約まで取ったのだ!

びっくりだ!!

月1受けると言う。

たぶん月1だとカッパさんはかなりアップデートされる。

別人になるかも知れない。

ニューカッパの誕生が待ち遠しい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カッパさん、夏の風物詩

2024-07-18 09:01:10 | カッパさんⅡ

 

数年前、『もう海で泳がない』と卒業宣言をし、

「これ捨ててくで!」と私にフィンとシュノーケルを

託したカッパさん。

カッパさんの頭の中では、

山口百恵がマイクを置いたように、

自分も浜辺にフィン、シュノーケルを置いた気になっている。

しかし!

何のスイッチが入ったのか、

今年は海で泳ぐ!と言い放った。

そして、貴重品と車のキーの番をさせるために

私を連れて行くと言う。

すごい迷惑だ。

ビーチでブルーハワイのカクテルを飲みながら

大勢でワイワイ過ごすのは大歓迎。

でも、ただボーっと一人で待つのって

全然たのしくないからねっ!

たまには温泉にでも浸かろうか♪

と私を誘うカッパ。

魂胆がみえみえなんだわ。

温泉と言うワードで私が食らいつくと思っていやがる。

行きたくないって言うとキレるだろうな・・・。

「フクちゃんが困ったときに、絶対に助けないからなっっ!」

て脅すだろうな・・・。

 

さて海水浴の前日、

カッパさんが目をつけていたビーチは

遊泳禁止となっているようだ。

ショックを受けたカッパさんは私に

「海水浴場と温泉、探しといて!」と丸投げした。

なんだそりゃ?

私がノリノリだとでも思ってんのか?

ここで私も不機嫌になった。

どうやらカッパさんはネットで何かを調べるのは苦手らしい。

これはアスピーあるあるか、

単に飽き性なだけかわからない。

仕方ないので調べて教えてあげる。

そしてカッパさんは何の疑いもなくそこに向う。

少しは疑え!と思う。

 

さてビーチはファミリーでそこそこ盛り上がっているようだが、

カッパさんは30分で海から出てきた。

 ※そこそこ盛り上がっているか・・・?

幸いカフェがあったので私はそこで待機していた。

その後スーパー銭湯に行き、

しっかり湯に浸かり、ランチを済ませて帰ってきた。

 

カッパさんは、当分海はいいや・・・と言った。

もうカッパも来年は還暦だ。

いい加減、海水浴はいいだろう。

森林のテントサウナでいいのではないか?

来年はその方向になんとか持っていきたい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

財布にお金がないっ!

2024-01-29 17:18:16 | カッパさんⅡ

 

さあ、もう東京の旅については一区切りついたよ。

私もいつまでも東京、東京と未練がましくブログに綴らないからね。

気持ちを切り替えなきゃね。

 

さて先日の話だ。現実に戻るよ。

寒かったので、お昼は温かいものを食べに行こうと、

カッパさんと相談した。

スマホで調べると、

車で10分弱のところに、評判のうどん屋があるようだ。

早速、お店に駆け付けた。

幸い駐車場は空いていたので、余裕ぶっこいて店に入ると、

なんと満席。

ウェイティングシートに名前を書き、

北風が吹く外で待った。

すぐに席に案内された。よかった。

あと10分遅かったら、カッパさんはキレて帰ってたよ。

私らが席についても次から次へと客がやってくる。

かなりの人気店だ。

寒いのに外で5,6人待ちだした。

 

初訪問なので日替わりではなく、看板メニューを頼んだ。

15分くらい待って、うどんが運ばれてきた。

おいしい!

うどんもだけど天ぷらも絶妙!

値段もお手頃だ。

「また来たいね」と当たりの店に大満足。

さて支払い。

!!!

なんと支払いは現金オンリー。

財布を開けるとなんと、足りない!!

最近スマホ決済ばっかだから、財布の中を見てなかった。

「ごめんーカッパさん、お金貸してー」と泣きつくも、

カッパのヤツ、首を横に振る。

どうやら財布を持ち合わせてなかったようだ!!

えーーーーー!!!!!

 

とりあえず、カッパさんを店に残しコンビニにお金を降ろしに走る。

コンビニまで6分、往復12分だ。

しかし方向音痴の私はグーグルマップを見ても、

パニクってどっちに進めばいいのかわからない。

とりあえず走ったが、スマホを見ると反対方向だったようだ。

来た道を戻り、通行人に尋ねながらコンビニに辿りついた。

とりあえず5千円おろして店に走って戻る。

たぶん20分くらいかかったであろう。

するとカッパはムッスーとした顔で店を出て行き、

車のエンジンをかけやがった。

え、私が悪いのか?

たまたま財布にお金が入ってなかった、

いや、現金だけの店なんて知らなかった、

全部私が悪いのか?

鍵もスマホも財布も持たないカッパは悪くないのか?

せめて「おつかれさん」ぐらい言えんのか?

私ははらわたが煮えくり返る思いで車に乗っていた。

カッパは河川敷でブラブラするからと私は途中で降ろしてもらった。

あーーー腹立つーーー!!!

せっかく美味しいうどん食べたのに、ハッピーな気分が台無しだわ。

それにうどん屋もうどん屋だわ。

コンビニやATMが近くにないのに、現金しか受け付けないって

どういう了見だっ!!!

もう二度と行かないよっ!!

 

今度から出かける時はカッパに三種の神器ならぬ、

三種のマストアイテムを必ず持たせようと心に誓った。

今度こんな目に遭ったらそれは全てカッパの責任だからねっっ!!

 

※私なりのグーグルマップの攻略法を見つけた。

 コンパスのアプリで北を確認し、その向きにスマホを向けると言うやり方。

 そんなのみんなやっとるね、きっと。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カッパさんの習性

2023-12-11 09:55:07 | カッパさんⅡ


最近、メルカリに出品するために、

少々断捨離なるものをしている。

カッパさんの本棚も本であふれかえっているので、

私が「いらない本を選別してくれる?」

と命令、ではなく提案?お願い?なるものをしてみた。

すると

「よっしゃ!」と二つ返事どころか一つ返事で了解してくれた。

実効までに3週間かかったが、なんとか選別してくれた。

私が「これらの本の帯って捨てたん?」と聞くと

「フクちゃんが残しときって言うからあるで」とカッパさんは言って、

帯だけの山を箱から取り出した。

帯だけでも100個はあるな・・・?

カッパさんはCDやDVD付の本をよく買っていた。

「この本のCDは?」と聞くと、

「さあ・・?」と言う。

え?さあ?  どこ?どこにCDやらはあるの?

そこから家探しして色んな場所からCD・DVDをかき集めた。

それらをカッパさんの本とマッチングして行かねばならない。

帯とCDと本・・・。

なんで英会話教材ばかりある?

「当時は英語勉強したかったんじゃ・・」と、カッパさんはしょげかえる。

それはいい。

腹立たしいのは、なぜCD・DVDを本から外して別の場所に保管するのか?

どうもこれはカッパさんの習性のようだ。

カッパさんは買った本からまず帯を取る。(邪魔らしい)

そしてCD・DVDを別のケースに入れる。(これも邪魔らしい)

それから本を読む。

こういう一連の流れがあるようだ。

しかし本には読んだ形跡すらない。

一連の儀式をしたら満足して、そのまま本棚に放置していたようだ。

私はそれでも少しでも金になれば、と本とのマッチング作業を始めた。

なぜか、マッチングできない帯やCD・DVDが出てくる。

本も本だけが余る。

全てがマッチングできたものは3割程度だ。

残りはそれぞれどこに消えたのか?

謎だ・・・。

そんな苦労してメルカリに出品するものの、

どの家庭も英会話教材をこじらせているようで、

300円から400円の値段しかつかないようだ。

頑張ってマッチング作業をしても利益50円あるかないかだ。

しかしそれでもやらねばならない。

これは断捨離と言う修行なのだ。

きれいさっぱり売れた暁には素晴らしい功徳が待っているのだ。

ぶひっ!!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする