友人とのランチが、友人の体調不良で中止となり、
休日がフリーになった。
カッパさんから「お昼は家で食べる?それともスシローに行く?♪」
と無邪気にに提案されたが、
「ごめん、私出かけるから」とピシャリと言ってのけた。
カッパさんはションボリしたようだが、
休みの日ぐらいは別々に行動しようぜ。
で、私は意気揚々と梅田の駅前第三ビルに繰り出すことにした。
まず地下鉄東梅田に降り立った時点で、
えっと、どうやって行くんだっけ?とキョトンとした。
なにしろ10年以上いや15年以上は行ってない。
記憶を辿ってなんとか新阪急八番街を目指す。
うん?
なんか私の知っている地下街と違う・・・。
確か先に進むと不二家とかあったよね?
と疑心暗鬼で歩いたが、ハイカラな風景に変わっている。
やがて『阪神バル横丁』なるものが現れた。
子ども心に楽しんだ夜店のようなパラダイス感があり、
「あ、こっちでもいいか」と引き込まれそうになる。
しかし、誘惑を振り切って第四ビルに進む。
ようやく懐かしい地下街に出会えた。
ここは変わっていない。
そして直進し第三ビルに到着。
もうね誘惑のオンパレードだ。
江戸時代の吉原ってこんな感じ?(違うだろ)
まだ11時20分ほどだが、ちらほらと行列ができている。
とりあえず1周まわった。
1人で並ぶのもなんなので、並んでいない店に飛び込んだ。
天ぷらの店だ。
安い!
8品の天ぷらとごはん味噌汁、お漬物が付いている。
おまけに天ぷら以外はおかわり自由。
なんて良心的な!!!
しかし私はスパークリングワインと天ぷらの昼のみセットを注文した。
天ぷらってなかなか揚げたてを食べることはない。
家で揚げても、食卓に着くころには大方冷めているし、
旅館の夕食の天ぷらも少し温いと感じる程度。
でも、ここは目の前に揚げたてを置いてくれる。
めっちゃ熱いのでフホフホと口の中で転がしながら食べた。
なすび、筍、れんこん、ちくわ、さかな、かしわ、えび2匹
これ京都で食べたら1800円くらいするんじゃね?
半額よ半額!
どうやら客が待っているようなので、そうそうに辞去する。
しかしどこも安いね~。
梅田に引っ越しして毎日食べに来たいわ。
次に行きたい店の目ぼしをつけたが、
第三ビル地下2階だけで12店あった。
毎月来ようかな・・・。
さて次は谷六に足を運んだ。
ここも久しぶり。
パンを買って、谷四まで歩く。
6個ほど買ったがハードパンが多いのでずっしり重い。
次はちひろ菓子店。
寒いし天気も芳しくないせいか客はいなかった。
4つほどフィナンシェを購入。
すると焼きたてのフィナンシェをおまけでくれた。
とは言え、裸のフィナンシェ。いや、持つとこだけ紙。
有難いけど、今ここで食べるの?
違うよね?とそのまま紙にくるんでカバンに入れた。
谷町って九丁目まであるんだよね。
谷六から北上して行くと五丁目から一丁目まである。
当り前だ。だけどなんか新鮮。
天満橋から地下鉄に乗って帰った。
家に帰るとカッパさんもスーパーでパンを買っていた。
いっぱい買っていた。
私はすぐにパンをジャケットの下に隠した。
そして、カッパさんが風呂に入っている隙に、
私が買ったパンを丁寧にビニールやラップに包んで
冷凍庫にしのばせた。
カッパさんに見つかると、
パンを一気に全部食べると言い出すからね。
今回の教訓。
パンはその日か翌日に食べきれる分しか買わない。