休日はいつものように私と一緒に遊べると
思い込んでいたカッパさん。
そんなカッパさんに「別行動したい」と申し出ると、
一瞬傷ついた顔になったものの、「いいよ」と言ってくれた。
その後「どこ行くの、ねえどこ行くの?」としつこく聞いてくる。
「どこでもええやろっっ!!!」と怒鳴りたいのをこらえ、
○○方面かな・・・と適当にごまかす。
本当はスケジュールはしっかり決まっているのだ。
あとは時刻表で細かな移動を確認するだけだ。
さて当日は、
スーパー銭湯のサウナで身体を整え、
人気のうどん屋で名物うどんを胃に収め、
お寺で護摩供養を見物する。
その後目当てのカフェで癒される。
お土産にその近辺のスイーツやパンを買って帰る。
の予定だった。
でもうどん屋は30分は待ち時間が出る模様。
祝日だから1時間待ちかも知れない。
お店のサイトを見たら先着限定で予約できるらしい。
ただし500円余分にかかるのだ。
1時間待つか500円払うか・・・。
20代の若者なら待つ方を選ぶだろうが、
私はもう50代後半のオババだ。
優遇されてもいいだろう。と500円で予約した。
ただし12時30分からだ。
11時30分の席は先に売れていたのだ。
さて、移動手段。
スーパー銭湯は頑張れば自転車で行ける。
でもその後うどん屋まで自転車で行くのはきついし、
最後のお寺から家に帰るには無理がある。
路線バスでスパ銭に行く方法もあるが、
帰りのルートにバスを乗らなければならない。
時間とお金の無駄だ。
結局、スパ銭はあきらめて電車でうどん屋へ直行することになった。
当日、カッパさんはルンルンと自分の昼ご飯の用意を始めたが、
まだ家にいる私を不審に思ったようだ。
なんかいたたまれなくなり、11時過ぎに家を出た。
うどん屋へは11時40分に着いた。
客が6、7人ほど並んでいる。
予約せんでよかったんじゃね?
仕方なく周辺をウロウロ探索することにした。
しかし何も見どころの無い繁華街だ。
これが梅田や心斎橋ならあっと言う間に1時間は過ぎただろう。
ローカルな駅だ。
同じ道をグルグル回ってようやく予約の時間になった。
さっきよりも行列が伸びている。
客を一瞥だにせず店に堂々と入っていった。
500円払ったのだから当然のこと、おほほほほ・・・。
スタッフに予約の旨を告げると
「ご予約のフク様、ご来店されましたーーー!!」と
大きな声で叫んでくれた。おいおい。
予約していたとは言え、席は普通にカウンター。
特別なシートでもなんでもない。
とりあえずネットで研究したメニューを注文した。
待つこと20分(←だから行列ができるんだよね)
オーダー受けてから時間がかかると言う口コミがあったので、
スタッフに『注文通ってますか?』と聞くような不作法をせずにすんだ。
かけうどん(1.5玉)と野菜のかき揚げを注文。
とり天がおすすめメニューのようだが、
多くの女子は野菜のかき揚げを注文していた。私もそうだ。
女子はかき揚げが好き
ただ一人客は意外に少なかった。祝日だったからかな。
人気店だけあって、実に美味しいうどんだった。
出汁も家庭では出せない旨味がある。
関西は美味しいうどん屋が目白押しなので、
もう香川県に行く必要はないかな。
お店を出る時に店主がわざわざ出てきて
「ご予約ありがとうございました」と私に言ってくれた。
これも500円の特別感だ。
今度は予約せずに並んで食べようと思った。
夏限定のメニューをぜひ味わってみたいものだ。