カッパの女房

縁あってASDのカッパさんの嫁になりました。
カッパさんの飼い主・・・いや嫁として日々修行中です。

KYな友達

2018-10-27 11:16:06 | 日常のあれこれ


すごく可愛い系の美人(菊池桃子タイプ)で、

スタイルもよくて、

頭脳明晰で、

身体能力も高い、

非の打ちどころがないように思える友人がいる。

ただしKY。

若いころからアラフィフの今でもすっぴん、ノーメイク。

服のセンスもイマイチ。

たぶんそれは自分でもわかっているようで、

いまだに職場ではただ一人事務服(制服)を着ているらしい。

友人同士楽しく会話しているときも、

ビシッと間違った言葉遣いを訂正してくる。

例えば

「思えば、あれがドラマの付箋だったんだよね~」

「それ、付箋じゃなくて伏線だから!」

って平気で話の腰を折ってくる。

単なる“言いまつがい”なのにな。

しらけちゃって、話続けられないよ。

どうしてくれんの?静まり返ったこの空気!!


で、いかにも彼女らしいのは、

友人の披露宴に見事な和服で髪もばっちりセットしているのに、

すっぴん!ノーメイク!

そりゃあないぜ、ベイビー!

って叫んじゃったわよ。

そうかと思えば、

がんで早逝した上司のお葬式に参列することになったとき、

その彼女と駅で待ち合わせてびっくり。

普段はしたことのないポニーテール。

真っ赤な口紅。

ラベンダー色のスプリングスーツ。

え!?

それで参列するの?

私はもちろん仕事帰りなので紺のスーツで、

髪もシニヨンにまとめたごくスタンダードなスタイル。

なんで彼女は普段化粧しないのに、

葬式ではするかなーー?

なに、そのポニーテール?初めて見たわ。

その恰好でまんま披露宴出席できたじゃん!

こういう時って言ってあげるべきなのかな?

すっごく迷ったけど、

頭脳明晰な彼女に対して忠告するのは、

プライドを傷つけるのでは?

と思案し、結局黙っていることにした。

また、彼女は美人でモテる方なので、

私のように合コンで男性に対して必死になることはない。

でも、ただ座っているだけの美人には、

男性も気を遣うのが面倒に思えるようだ。

最後、車で女性を送ってくれることになり、

私は家の近い男性が送ってくれることになったが、

彼女を送ると言う男性はいなくて、

最後、彼女はすごくキレ気味だった。

どうやら、私が悪かったらしいのだ、彼女に言わせれば・・・。

そうね、もっと彼女を持ち上げなきゃいけなかったのかもね。

でも彼女は頭脳明晰なのでねちねちと悪意を持たないタイプ。

根に持つことはない。


そうそう、よく待ち合わせに遅刻するんだよね。

当時はよく私も被害に遭った。

どうも時間の逆算が苦手なようだ。

遅刻しても謝らないしね。悪いと思ってない。

あと、とっておきは携帯電話を一度も持ったことがない。

びっくりだよ。社会人なのに。

それと彼女から友達の話は一度も聞いたことがない。

50歳を過ぎてもまだ化粧をしたくないようだが、

さすがに美人がだいぶんくすんできた。

あーもったいない!

結婚?

男性からしたら高嶺の花すぎて、手が届かなかったか?

20代のころは引く手もあまただったろうに・・・。

男性ももっと強引にアプローチしてほしかったな。

意外とすんなり折れたと思う。


もう、おわかりだよね?

きっと彼女はアスピー。

そんな彼女と私は二人きりで上高地へ旅行したことがある。

楽しかった。

やっぱり私はアスピーを引き寄せる体質なのかも。

そんなアスピーな彼女。

あまり自分のことを多くは語らないけれど、

計り知れない苦労を背負ってきたと思う。

先日、久々に彼女を交えて同期生4人でランチをした。

その時は彼女は両親の高齢化にともない勤続か退職かで迷っていた。

私のちょっとしたアドバイスに耳を傾けてくれた。

嬉しかった。

彼女がどちらの道を選んだとしても、

応援はしていってあげたい。

アスピーサポーターとしてね。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 暗峠を徒歩で超えた | トップ | 琵琶湖テラス »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日常のあれこれ」カテゴリの最新記事