光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

房総の春③-古都の庭園を思わせる長楽寺の桜

2022年04月04日 | 日記

  春らしく天気が猫の目のように変わる今日この頃。3/31(木)は晴れたので、ツレと木更津市請西の長楽寺を訪ねました。ここは真言宗豊山派の寺院で、山号は清龍山、本尊は薬師如来です。





  長楽寺は鎌倉時代後期の嘉元年間(1303年~1306年)から徳治年間(1306年~1307年)にかけて融源上人によって上総の国望陀郡請西本郷に創建されました。その後永禄年間(1558年~1570年)に現在の場所(木更津市請西982)に移ったと伝えられている古刹です。





  本殿でお参りしてから本殿裏にまわりました。そこには池と大日堂があり、周りに桜の木が何本も植えられています。池の淵に立って見る光景は、京都の庭園を思わせる素晴らしい景観です。





  池には桜の花びらが浮かび、とても風情があります。錦鯉が何匹も飼われていて、時々花びらの間から姿を表します。また桜は染井吉野だけでなく枝垂桜もあって、薄いピンクと濃いピンクのコラボが見事に春を演出しています。





  自然豊かな庭園にはフキノトウが可憐な花を咲かせ、その側では女性の住職と庭の手入れをする人の姿が見られました。