光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

兵者どもの夢の跡・富津市吾妻神社馬だし祭りの後を訪ねて

2023年10月02日 | 日記

 9/20木更津・金田漁港の海苔の種付けを撮影した後、富津市・下洲漁港に向いました。下洲漁港で9/24(日)から開始される海苔の種付けの下見に行ったのです。  

 その際9/17(日)に4年ぶりに行われた吾妻神社の馬だし祭りの会場を見てきました。場所はJR大貫駅近くの岩瀬海岸、神馬が走った砂浜には祭祀の跡がまだ残っていました。

 残念ながら私たちは所用で今回は見る事が出来ませんでした。しかし7年前の2016年9/18にこの吾妻神社の馬だし祭りを見学に来ています。その際撮影もしていたのでその写真をUPしました。

 この祭りは富津市吾妻神社の氏子7地区による、五穀豊穣と海の安全、大漁を祈願する祭りです。荒れ狂う房総の海に、身を投げた日本武尊の妃・弟橘姫命の櫛を馬がくわえて吾妻山にかけあがった伝承の再現と言われています。

 馬だしとは弟橘姫の神霊を馬の上に移し、若者が馬の手綱をつかみ砂浜を駆けまわる勇壮な神事。五穀豊穣や大漁祈願をする古い祭りの形態を今に残す神事として、県の無形民俗文化財に指定されています。

 この年は神馬が2頭代わりばんこに出走していました。

 砂浜での馬だしの前に色々な神事が行われていました。神馬は砂浜に置かれた結界を廻り、馬だしの出発点に戻って行きます。

 そして馬だしの始まりです。若者2人が交代で海辺をかけて行きます。転んだりしながら必死の形相で走る姿は迫力がありました。

 最後に神輿が海に入るオハマデ(お浜出)が行われます。その後吾妻神社に戻り祭が終了しました。