9月の海苔の種付け以来、富津の下洲漁港に出かけていないので、ツレと12/8(金)車で下洲魚港を訪問しました。新聞によると12/1に行われた「江戸前ちばのり」の初競りでは、出荷された新海苔は84万8千枚。昨年の458万1千枚の約五分の一だそうです。
今年も海苔の生産はあまり良くありません。漁港で顔見知りの海苔漁師に出会ったら聞いてみようと思ったのですが、残念ながら誰にも会いませんでした。
漁協付近を撮影していると、テントを張ったりして作業をしている人たちに気がつきました。近寄って聞いてみるとカキの養殖との由。海苔の種付けを撮影していると、カキの養殖に転向した人がいるという話をよく聞きました。養殖が始まったのは2018年からだそうですが、大変な苦労をして木更津や、富津だけでなく県外にも出荷されるような立派な養殖カキが出来ているそうです。
10人くらいの人が色々な作業をしていました。詳しいことは分かりませんが三角形のバスケットの中に小さなカキが入っていました。そのバスケットに付いている藻やゴミを高圧洗浄機で清掃しているようです。
富津の海で生まれたカキの稚貝を苦労して集め、バスケットに入れて沖合の養殖場に吊るし成長させます。バスケットを使った養殖は、手間がかかるのですが、小ぶりで肉厚の美味しいカキが育つようです。
カキ養殖の作業場横の海では、海鳥が沢山寄ってきて何かを啄んでいました。小さくて可愛い鳥で数十羽もいました。それにマガモのような野鳥もつがいで来ていました。