竹心の魚族に乾杯

Have you ever seen mythos?
登場する団体名、河川名は実在のものとは一切関係ございません。

スピードなのか棚なのか

2008年10月05日 21時01分12秒 | 番外編「海」
今日もM浜。漁船の漁火は見えない。根の右サイドに着陣。波うねり共に小さい。

4時半サビキ開始。今日はサバ皮サビキにナス型6号から始めてみる。けれども手応えが物足らず、すぐに10号にアップしてしまう。カウントは12~13秒ほど。
東の空が白み始め、さらなる飛距離を求めてウッドシンカーの15号にアップ。けれども今度は沈みが速すぎ、オモリの代わりに塗装の剥がれたジグの35gに換えてみる。

5時。グラグラッと潮が動き早くもチャンス到来か。けれどもまだまだ暗く、そのままサビキで続行。
5時10分、ようやく薄明るくなる。朝焼けではなく白っぽい空だ。今朝も鳥は全く飛ばないが、可能性を信じて気合いで55gジグを結ぶ。狙いは一発大物。

今日の作戦はジグのフリーフォール。ヒラヒラとフォールさせカウント時間を少しずつ変えながら普通にリーリング、を繰り返してみる。

潮色ブルーで澄み。右手方向から強い潮が入り、うまい具合に正面に抜けている。潮目までは目測80m。これで釣れなきゃいつ釣れるんだ!って雰囲気。気合ビンビンで投げまくる!

5時40分、明けてしまったが、結局何も起こらず、周囲でも揚がらず。う~ん、どうなってるんだ。
そのまま角にチェンジして続行。ホワイトから始めて、ブルーへとローテーション。

6時過ぎ、ダラダラやっていると、地元の常連さんが様子見に来て「今日は全然揚がってないね~」。そして昨日は6時半頃揚がったというので集中して投げ始める。「そうだ。ちょうどこの辺りだったぞ」。気合入りまくり。

そして7時頃、結局ノーバイトであきらめかけたころ親方が移動してきて、「向こうはどうでした?」「釣れてないよ」「晴れてきたし、今日はこれからソウダが回ってきそうですね」と話していると、右手方向でナブラ発生。あれはまさしくソウダ。

自分の正面でも出ないかと潮目に投げ込んで高速巻き。しかし無反応。
ナブラは時折出ているが、さっきから同じところで出てる?
よく見ていると、そこは上手そうな紳士がビュンビュン投げていて、潮目のはるか向こう、目測120mほど飛ばしている。そしてジェット天秤が水面を走るぐらいのファーストリトリーブ。それを休むことなくせっせと繰り返している。
あれでよく手や肩が疲れないなあと見ていると、その紳士が変わった動作をしているのに気づいた。なんと一度浮き上がった天秤をフォールさせている模様。完全にリーリングをストップしてその間に手を休ませている。
そして再びファーストリトリーブで浮き上がらせて水面スプラッシュ。おっ!竿がちょっと曲ったな、と思ったらヒットしたようで、見てる前で1本揚げた。なるほど~ああすればいいんだ~納得です。

すると今度は自分の正面40mにナブラ発生。慌てて投げ込むが天秤はナブラのかなり向こうへ。通過タイミングが合わず、リーリングをちょっとゆっくり目に落とすが見事にスカ。

今度は左前方に出るが、イマイチ体が反応できず、完全に投げ遅れ。しかも竿がヘタッてるから低い弾道でキャストすることができず、内野フライ。

潮目付近ではまだ時折ボイルしている。そこで潮目めがけて投げ、高速巻きで追わせようと試みるが着いてこない。
少し前、飛ばしウキに角をセットして着水音を抑える作戦をとってみたことがあったが、このときは浮き上がり過ぎるのか、見るも無残な惨敗。その反省点を踏まえて、今日はL型天秤を使ってみたものの、薬石効なしという感じ。見てると天秤がクネクネ蛇行運転しているようにも見える。これがいけないのか…。

10分ぐらいするとすっかり静かに。残念。

フルキャストと高速リーリングで全身汗だく。1年ぶりなので動作がぎこちない感じだが足の方は徐々に回復してきたので踏ん張りが効くようになってきた感じ。


今日はアオイソメを買ってきたので、まったりと時間を潰し、強い陽射しと潮風を満喫。

オモリの感触がゴツゴツした感じで、だいぶゴロタが露出している模様。以前はもわっと柔らかい感じだったのだが…。飛距離アップを考えねば…。
手前のブレイクで擦れ、大量に針をロスト。それでも何とかベラをキャッチ。
いつの間にか、左方向からの潮が強くなっている。潮も徐々に下げてきた。


10時半、陽射し強い。

小物の魚信を楽しんでいると、沖合い右手方向から巨大な魚群が高速で移動してくる!
すぐに仕掛けを回収して天秤を付け替えようとすると、そのとき沖合い正面で魚群が消えた!
何だったんだ今のは…再びエサ釣りに戻ろうとすると正面潮目で小規模ボイル!まさか来た!?「出てるよ!」と知らせるがほとんどの人は座り込んで休憩中。

大慌てで天秤に角をセットして潮目に投げ込み、高速巻き。天秤の後ろで首尾よくナブラ発生。リーリングを遅くするが食わず。そしてナブラが出ていた向こうへキャストして表層引き。これも食わず。
ようやく休憩していた人が駆けつけて投げ始めるがイマイチ食わない。誰か食わせて流れを変えてくれ~!

ナブラは相変わらず自分の前で出ている。
新しい群れだから多少色がマッチしなくても来るはず!
再び潮目からの高速巻き!グルグル~!後ろでボコボコ~~スカ↓
ダメだ~~クリアオーロラからクリアホロにチェンジ…。

…このへんの意志薄弱さがダメな原因のかも…うっ

しかし、結局まわりの誰もヒットさせられず、やがて潮目のボイルもなくなる。完全ノーバイトのまま、終了。


その後、潮色がブルーからグリーンに変わり、小物のアタリもなくなる。

ずっと海を見つめていたが、事件は起こらず、今日のところは撤退。まだまだ修業です。

[感想]ベイト少ないため、群れがとどまってくれず、チャンスタイムが短い。先頭の個体をうまく食わせられるかどうかが、群れが足留めしてくれるかどうかの明暗を分けてしまう。他力本願になってしまうけど、上手な人の隣で釣らせてもらうしかないか?
[釣果]ベラ×1。
[タックル]天秤:ヤリエ・スライド式L型天秤15×11、オモリ:15号、BBスイベル2個、ハリス:グンター5号4m、角:ヤリエ・クリアスリム、エサ:青イソメ。

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