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竹心の魚族に乾杯

Have you ever seen mythos?
登場する団体名、河川名は実在のものとは一切関係ございません。

修業僧…

2007年12月09日 | 番外編「海」
街路樹もいつの間にか丸裸。青物ハイシーズンが来ないまま一気に冬が来てしまいました。

4時過ぎに現場到着。今日は肩が痛いです。土曜日会社の暖房が不調で冷しちゃったみたいです…。しかも軽く膀胱炎気味…やたらにケツが冷えて○間が痛いです(笑)
というわけでネオプレーン履いて出陣。魚道110MDをただ巻きしながらひたすらランガン。フッコシーズンだし、誰かやってるだろうと思ったら夜釣りのアングラーは皆無。誰もいない真っ暗なサーフ。
本命ポイントに着く頃明るくなり、ピルケンの16gに交換、しばし足止め。すでに薄暗い中、カゴ釣りをやっている人が見える。潮は超クリアで青黒い。無風で海面ベタベタ、小魚のライズも見えない。潮の流れも感じられず、投げても投げても物足りない手応えでジグが回収されていく。サーフスターSSがいつもより硬く感じられます。

日の出とともに常連さん達が集まって来たが、飛んできたカモメと一緒にどこかへ行ってしまう。条件が良くなさそうなのではやばやと見切り、次のポイントを目指して歩いていく。海面に浮かんでる鳥や陸に上がってる鳥も見えるが、行ったり来たりしているヤツもいるんでこちらの方が可能性はありそう。

鳥が飛び交っているのはミノーで充分届く距離。幸い誰もキャストしていないので鳥が滑空するのに合わせて180度全方位キャスト。
しかし投げても投げてもヒットは得られず。鳥が口にしているのは数センチの小魚。ジグもダメ、ミノーもダメのお手上げ状態。
8時、トゥィッチできないほど肩が痛くなり、鳥達がいなくなるのにあわせて終了。
帽子も手袋もいらないほど気温が上がり、ウェーダーの中は汗だく。冬の修行はいろいろと厳しい…。


さてさて、時間があるので某漁港へ。なるべく人のいない外れの方へ行って腰を下ろします。のどの渇きをいやし、握り飯を食いながら、使い古しのワカ様仕掛けを小継ぎ竿にセット。即座に小魚がヒット。例の煮ても焼いても食えないやつです。これがほとんど爆釣状態。ワカ様だったら最高なんですけど。
やめようかと思ったら1尾だけキビナゴが掛かって急に真剣モードに(笑)。しかしその後は釣っても釣っても全部食えないやつ…。

せっかくなので、しゃくりの幅、ピッチ、ポーズを変えてやってみます。何せ水中が丸見えですんで…。

いろいろやってみると、やはりワカサギ釣りの“あの”リズムがいいようです。どんどん魚が集まって来て魚群のカタマリが出来上がり。コマセなしで魚が集まってくる光景は、見ていて楽しいです。でも、疲れて手を休めるとヤツらはサッサと離れていきます。
魚が集まってくると、群れの中でも手の早い(というか口の早い)一部の奴が掛かるようです。鈴なりになるということはなかったです。追い食いもなし。
面白いのが体長数センチの稚魚達が成魚に混じって集まってくるんですが、なかなかくわえられないみたいで、じれったく至近距離で眺めています。そしてしゃくりのリズムが変わった一瞬にやっとのことで食ってくるようです。体力のない稚魚にとっては「食いたいけど食えない」状態なのでしょう。
いかにも警戒心強そうな大型魚も、やはりリズムが変わった瞬間に食ってくることが多いようです。陽射しが強まったときに、離れた場所から一気にダッシュして飛びかかってきます。注意しないと仕掛けがグシャグシャにされます。

こないだのワカサギ釣りでも気になったことなのですが、やはりこの誘いが有効なのは一定の水深までのようです。ある線を越えると急に釣れなくなります。それと陽射しです。陽射しが強くなるほど食いがよくなります。反対に日が陰ってしまうと反応しなくなります。
一般的に魚は明るくなると食欲が落ちると言われてますからなんとも不思議な現象です。やはりネコジャラシなんでしょうか?

この誘いでは針が滑らかに上下するわけですが、しゃくり上げた針ではなく、落ちていく針に興味を持っているように見えます。もっとも魚種にも依るんでしょうが…。鋭いジャークは逆効果なようです。

ダメなのはコンコン小突くようなシャクリや、水平方向の振動みたいで、サーッと群れが散っていきます。唯一の例外はリズミカルな上下(寄せ)→小突き(じらし)→ポーズ(食わせ)と組み合わせたときで、このパターンで結構食ってきました。最もエサを付けていれば小刻みに震わせたときにジュワーッとエキスが出るわけで、そういう意味では効果があるのかもしれません。

もう一つは、仕掛けを降ろす際にドボン!と音がする位に勢い良く落としてやることで、当然小メジナとかは姿をくらますわけですが、コイツらは全然平気で、むしろ仕掛けの周りにまとわりつく「泡」に興味を持って物凄い勢いで集まって来ます。どうやら「泡」の煌めきがなんだかタマラナイみたいで、直後にヒットが集中しました。

釣っては放し釣っては放しの連続で、さすがに飽きてしまい終了しましたが、細かい振動(横波)はなるべく抑制して、ゆらゆらとゆっくりとした滑らかな動きを出すようにオモリの形状を考えれば、ワカ様にもきっと効果があるんじゃないでしょうか(もちろん空気をたくさんはらむようにお椀型にして…)。

…と、いうわけで、大物の接岸をひたすら待ちつつ、もう少しネコジャラシしてみようと思います。


釣果:キビナゴ1尾。
グラス小継竿4.2m、幹糸:ナイロン0.45号、エダス:ナイロン0.25号、針:秋田キツネ胴打2号(金)、オモリ:ナス型2~3号。


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