金属は一般に、不純物が含まれていると材料が硬くなるんだそうです。指輪に使われるシルバー925だとか、金貨に使われる金K18だとかいうように、変形を防ぐために、純粋なままで使うんじゃなく、わざと別な金属を混ぜるんだそうです。アルミ材や鋼材にしても、合金にすることで剛性を高めていますね。
これは大きさの違う原子を混ぜることによって、原子レベルで滑りにくくするんだそうです。かといって混ぜ物を多くしすぎるとモロくなるんだそうです。
ともあれ、不純物を入れると強くなるというのは不思議な現象ですね~。
これと同じなのかどうかちょっと分かりませんけれども、ナイロンでもPA6とPA66を共重合させると、やっぱりそれぞれ単体の時よりも強度、それから耐熱性ともに向上するんだそうです。伸びも少なくなるみたいですよ。ちなみに「荷重たわみ温度」で見ると、PA6が摂氏68度、PA66が77度なのに対して、PA 6/66コポリマーだと最大で83度にもなります。
共重合というのは皆さんご存じのアレです。混合物じゃないです。
ふつうのアタマで考えると、PA 6/66はPA6とPA66の中間の性質になるんじゃないかと思ってしまいますけど、そうじゃないんですね~。
引張り強度だけは若干下がるみたいで、やっぱり配合の割合によっては脆くなる危険性もあるみたいですね。そこらへんの微妙さが面白いです。
その昔、0.3号とか0.2号とかの細物っていうと、針を結んでいるとすぐにチリチリになってしまって、唾をつけたり、何度も何度も結び直したりして、苦労したものでした。ご存じの通り「糸がちぢれる」と言うんですが、言うまでもなく結んだときの摩擦熱とか、糸つぶれによって変形することによってそうなるわけです。で、そこへ「岩○郎」とかいう糸が登場して「ちぢれない」「これはいい」ってことで人気になりました。今になって思えばあれは単に表面に特殊なコーティングを掛けて結びやすくしただけですね。やっぱり糸はうわべじゃなくて中身じゃないかと思います(消耗品だから値段も重要ですけどね)。
一方で「ライカ」とか東レの「将鱗あゆ競技用」はPA 6/66のコポリマーなんじゃないかと思います。メーカーの人に聞いたわけじゃないんであくまで想像なんですけど。とにかく伸びない、ちぢれない、そして耐久性が素晴しい。
その昔伸びない糸と言われていた「セラ○ック」とかはもう使う気がしません。やっぱり使ってると伸びるんですね。逆に、食わせ重視で柔軟性を求めるならユニチカの「スタークU」しかないと思います。柔軟で強度のあるナイロン作らせたらユニチカの右に出るものはないと思います。
最近流行りのフロロですけど僕はあんまり使いません。フロロは強度は強くても耐久性がいくらか劣るんです。で、1尾目、2尾目、と釣っていくうちにどんどん強度が落ちていきます。やまめ釣りだと地合に当たるとバタバタ~っと釣れるんで、これだとちょっと具合が悪いんですね~。
まあ、水を吸って徐々に強度が落ちていくナイロンと、魚を釣るたびに、引き抜くたびに強度が落ちていくフロロとで、どっちがいいかというただそれだけの話なんですね。
ちなみに、水を吸ってしまったナイロン糸なんですが、きちんと汚れを落として乾かせばまた強度が復活します。だから仕掛けを何組か作っておいて途中で交換するといいですね。使い捨てにしないで繰り返し使ってください。もったいないんで!
これは大きさの違う原子を混ぜることによって、原子レベルで滑りにくくするんだそうです。かといって混ぜ物を多くしすぎるとモロくなるんだそうです。
ともあれ、不純物を入れると強くなるというのは不思議な現象ですね~。
これと同じなのかどうかちょっと分かりませんけれども、ナイロンでもPA6とPA66を共重合させると、やっぱりそれぞれ単体の時よりも強度、それから耐熱性ともに向上するんだそうです。伸びも少なくなるみたいですよ。ちなみに「荷重たわみ温度」で見ると、PA6が摂氏68度、PA66が77度なのに対して、PA 6/66コポリマーだと最大で83度にもなります。
共重合というのは皆さんご存じのアレです。混合物じゃないです。
ふつうのアタマで考えると、PA 6/66はPA6とPA66の中間の性質になるんじゃないかと思ってしまいますけど、そうじゃないんですね~。
引張り強度だけは若干下がるみたいで、やっぱり配合の割合によっては脆くなる危険性もあるみたいですね。そこらへんの微妙さが面白いです。
その昔、0.3号とか0.2号とかの細物っていうと、針を結んでいるとすぐにチリチリになってしまって、唾をつけたり、何度も何度も結び直したりして、苦労したものでした。ご存じの通り「糸がちぢれる」と言うんですが、言うまでもなく結んだときの摩擦熱とか、糸つぶれによって変形することによってそうなるわけです。で、そこへ「岩○郎」とかいう糸が登場して「ちぢれない」「これはいい」ってことで人気になりました。今になって思えばあれは単に表面に特殊なコーティングを掛けて結びやすくしただけですね。やっぱり糸はうわべじゃなくて中身じゃないかと思います(消耗品だから値段も重要ですけどね)。
一方で「ライカ」とか東レの「将鱗あゆ競技用」はPA 6/66のコポリマーなんじゃないかと思います。メーカーの人に聞いたわけじゃないんであくまで想像なんですけど。とにかく伸びない、ちぢれない、そして耐久性が素晴しい。
その昔伸びない糸と言われていた「セラ○ック」とかはもう使う気がしません。やっぱり使ってると伸びるんですね。逆に、食わせ重視で柔軟性を求めるならユニチカの「スタークU」しかないと思います。柔軟で強度のあるナイロン作らせたらユニチカの右に出るものはないと思います。
最近流行りのフロロですけど僕はあんまり使いません。フロロは強度は強くても耐久性がいくらか劣るんです。で、1尾目、2尾目、と釣っていくうちにどんどん強度が落ちていきます。やまめ釣りだと地合に当たるとバタバタ~っと釣れるんで、これだとちょっと具合が悪いんですね~。
まあ、水を吸って徐々に強度が落ちていくナイロンと、魚を釣るたびに、引き抜くたびに強度が落ちていくフロロとで、どっちがいいかというただそれだけの話なんですね。
ちなみに、水を吸ってしまったナイロン糸なんですが、きちんと汚れを落として乾かせばまた強度が復活します。だから仕掛けを何組か作っておいて途中で交換するといいですね。使い捨てにしないで繰り返し使ってください。もったいないんで!