ソープ嬢

　今日のお客さんはソープランドに行って来たとか。

　客Y「いつ行ってもエエワ。天国に行った気分になるわ」
　私 「ソープて、そんなにエエんかいな？」
　客Y「何しろソープ嬢はテクニシャンやもんなあ」
　私 「どんなテクニックがあるのん？」
　客Y「パイズリ、腕ズリ、腿ズリ」
　私 「それにセンズリ…」
　客Y「それ自家発電や！」
　私 「すんませんズリ」
　客Y「そんなズリいらん！」
　私 「ほんだら、砂ズリ！」
　客Y「焼き鳥屋の話をしてるんと違うで！」

　一句：ソープ嬢　天国の沙汰も　テク次第
　謎かけ：ソープ嬢とかけて、与野党が意見を対立させて争うと解く。どちらも(性的の・政敵の)相手をする

LED

　久しぶりに来たお客さんが入店するなり直ぐにトイレに行った。

　お客「マスター、トイレ変わった？」
　私　「ああ、LEDの照明に替えてん。ちょっと暗いやろ？」
　お客「でも大丈夫や、チンチン探せるから」
　私　「俺、アカンねん。トゲみたいやから」
　お客「アソコが小さい例えに爪楊枝はよう聞くけど、トゲはかなり小さいなあ」
　私　「俺、上はハゲで下がトゲや」
　お客「チン毛に隠れるのんと違うの？」
　私　「そうや、チン毛より短いねん。ちんけやろ」

　時間が経過してからまたお客さんがトイレに行った。

　お客「マスター、トイレがさっき暗かったけど明るなってるわ」
　私　「そうやろ、LEDの電球はだんだん明るなってくるねん。LEDは長持ちするねん」
　お客「マスター、LEDみたいに長生きしてや」
　私　「ありがとうな。K君は優しいなあ」
　お客「LEDみたいな薬があったらエエのになあ。長生きできるで」
　私　「その代わり、朝から昼はボヤーっとして、夜にようやく元気になるわ」
　お客「マスター、それやったら今と変われへんやん」
　私　「ホンマや、俺はLEDみたいな生態や。しやけどアソコはSEDや」
　お客「何や、SEDて？」
　私　「SはスモールのS、EDは勃起障害のED」
　お客「なんや、マスターが作った言葉かいな。そんな話はもう、ED(いいでぇ)」

　一句：LED　長持ち節電　これED(いいでぇ)
　謎かけ：LEDとかけて、免許証の写真ととく。どちらも(照明・証明)するモノである

グリコ

　妻は自宅ではすっぴんだが、少し老けたように思う。テレビを見ている妻を私は何気に見ていた。

　妻　「アンタ、なんで私の顔ばっかり見るの？」
　私　「いや、自分(妻)の素顔、エエやん」
　妻　「どこがエエねん。(気にしてる)ほうれい線を見てるんやろ」
　私　「ほうれん草？あれは身体にエエねんで」
　妻　「何をごまかしてるのん。私のアラばっかり探して…。ホンマにもう」
　私　「俺は芸術家や。美しいものを見るのんが好きやねん」
　妻　「嘘ばっかり。店でもお客さんに、『化粧の顔と素顔とエライ違うで』て言うてたやん」
　私　「二つの顔を持つ女。一粒で二度おいしい。自分(妻)の名前はミヤコと違(チゴ)て、グリコや」

　一句：とんぼり(道頓堀)で　バンザイしている　グリコ・マン　
　謎かけ：グリコとかけて、東京周辺と解きます。どちらも(景品・京浜)があります

ツケの客

　遊び好きのTさんと、ラウンジのチーフのM君が偶然に出会った。

　客M 「Tさん、久しぶりやなあ、どないしてたん？」
　私 「Tさんは給料が入ってお金がある時はヨソの店に行って、お金がなくなったらココ(当店)に来るねんで」
　客M 「もう、お金が無いんかいな」
　客T 「そうや、もう給料使い果たしてん。そやから来てん」
　私 「Tさんは計画性が無いからなあ。今日は晩飯代が無いからココへ食べに来たんやろ」
　客M 「お金があったらコンビニ弁当の500円で済むのになあ」
　客T 「そうや、ココに来たら5000円いるわ」
　私 「そんな高ない！」
　客M 「この間、5000円したやん」
　私　「あの時はぎょうさん飲んだり食べたり、女性の客に奢ったりしたからやろ！」
　客M 「そら、女の子にエエ格好したらそんなけ要るわ」
　客T 「今日はママ、お金要らんて言うてくれへんかなあ」
　ママ「言えへん、言えへん」
　客T 「タダにしてくれたら今度、美味しい寿司屋にでも連れて行ったるのになあ」
　ママ「お金持って無いやん」
　私　「どうせ寿司屋には連れて行くだけで、勘定はママの払いやろ」
　ママ「そんなん要らんわ！」

　一句：懐が　無くなると来る　ツケの客
　謎かけ：ツケの客とかけて、おやつと解く。どちらも(貸し・菓子)である

政治家

　先日の日曜日に統一地方選挙があったので、その話題になった。

　お客「今度の選挙、民主党アカンかったなあ」
　私　「民主党は陰で動く人間がいてるからまとまれへん。バラバラやからアカンわ」
　お客「マスターの叔父さんが民主党を陰で操ってるねんやろ」
　私　「政治家で、有村て聞いたこと無いわ」
　お客「鹿児島やったらいてるかも知れんで」
　私　「それは地方やろ。陰で党を操るほどの大物はいてへんわ」
　お客「それにしても国が大変や言う時に、これと言う政治家いてへんなあ」
　私　「にわかに出てきたタレント議員も政治の勉強してないからアカンしなあ」
　お客「マスター、立候補しーや」
　私　「俺、政治の勉強してないで」
　お客「マスター、やったらいけるで。ここで、政治の事しっかりと言うてるやん」
　私　「俺は政治の話はしても勉強はしてない。商売柄、おセイジ(世辞)の勉強はしてるけど…」

　一句：国難を　阻止する政治家　不在なり　
　謎かけ：政治家とかけて、地球温暖化と解きます。どちらも(票が・氷河)気になります

カラオケ

　お客さんがカラオケを唄うのでカラオケの本をくれと言った。

　私 「カラオケの早見表か?最近のんは曲数が増えたから分厚なって…、はい、これ」
　客H「え～、0123…サカイ引越センター・・・。マスター、これ、電話帳やん」
　私 「すまんすまん。今、カラオケの本、作ってないらしいわ。デンモクしか無いわ」
　客H「ほんだら、デンモクおくれ～や」
　私 「はいはい、デンモクね。はい、これ」
　客H「1＋5＋2＝・・・。これ、デンモクと違(チゴ)て、デンタクやんか。こんなんで曲が入れへんがな」
　私 「すまんすまん、はい、これ」
　客H「これやがな。ほんだらコブクロの“蕾”唄うわ。マスター、マイクおくれ」
　私 「あー、そうやったなあ。マイク無かったら唄われへんなあ。はい、これ」
　客H「マスター、これ、トイレットペーパーの芯やん。こんなんで唄われへんやんか」
　私 「あぁ、すまん。形がよう似てたから間違(マリゴ)うたわ」
　客H「形は同じ円筒状やけど色が違うがな。マイクは黒っぽいのんに決まってるがな」
　私 「あぁ、そうやったなあ。え～っと黒いのん…。はい、これ」
　客H「マスター、なんぼ黒や言うてもコーラの瓶では唄われへんで。怒るで、こーら！」
　私 「こーら、すまんのう。あせってるから間違うわ」
　客H「マスターはあせってるのんと違(チゴ)て、遊んでんねんやろ」

　一句：カラオケで　歌手の気分に　ひたる客
　謎かけ：カラオケとかけて、マラソンの練習に付き合うと解く。どちらも(伴奏・伴走)します

入学式

　先日、息子さんの高校の入学式に行ってきたとか。

　私　「入学式か、懐かしいなあ。♪ほたーるのひかーり～」
　お客「それ、卒業式やん」
　私　「服は何を着て行ったん？」
　お客「昔はスーツ姿が多かったけど、今は服装が自由やから普段着や」
　私　「普段着でもジャージはアカンやろな」
　お客「そうそう」
　私　「せめてパジャマ姿で…」
　お客「なんでやねん！余計、アカンがな」
　私　「ちゃんと、道具揃えたか？」
　お客「道具て？」
　私　「ノートとか体操服とかランドセルとか…」
　お客「ランドセルて、小学生と違う！」

　一句：入学式　ピカピカ輝く　一年生
　謎かけ：入学式とかけて、警察官と解きます。どちらも(父兄・婦警)もいてます

'11プロ野球開幕戦

　東日本大震災の発生で種々の事情を考慮して、プロ野球選手会長の阪神・新井選手らが『セ・パ同時開幕』を訴えて実現したプロ野球が12日に開幕した。
　特別な思いが込められた開幕を、プロ野球選手並びにファン全員が「待ちに待った」と思います。
　特に阪神は今回の処置で18年ぶりの思いがけない甲子園開幕となり、それがまた40年ぶりの甲子園開幕勝利を飾り、阪神ファンにとっては二重三重の喜びとなった。
　その阪神vs広島戦だが能見篤史と前田健太のエース対決で始まり、広島が先制すればマートンが先頭打者ホームランで同点、後は抜きつ抜かれつの接戦を繰り広げ最後は藤川で締めくり7-4で勝った。
　宮城県が本拠地の楽天も6-4で勝ち、被災地の方々の応援に応える事が出来て喜びと共に元気づけられたと思う。
　今年一年間、選手は持てる力を全て出しきり最高のプレーで魅せて欲しい。そして私達ファンは精一杯応援をして、被災地で生活をしている方々に元気を送りたい。
　被災者は未だ先の生活が見えない状況下ですが、ひと時でもその不安が野球の声援で掻き消される事により明日への希望が湧いてくると思います。
　プロ野球の開幕だ。頑張れニッポン～！

　一句：プロ野球　開幕戦で　盛り上がる
　謎かけ：プロ野球開幕とかけて、釣り船に乗っていたら魚の群れを発見したと御tく。どちらも(選手・船主)が張り切る。

東日本大震災から1ヶ月

　10日午後2時46分、テレビの情報番組で東日本大震災の黙祷シーンがあったので一緒にした。
　1分間の僅かな時間ながら黙祷中、この1ヶ月間の様々な悲惨な映像が瞼の奥に次から次へと浮かんで目が潤んだ。
　地域によっては電気と水道が開通して少しずつ前へ進んでいるものの、膨大ながれきの山は撤去がまだで仕事のメドも立たず前途多難な試練を強いられている。
　大地震、大津波、原発という甚大な災害に遭った被災者を救う為には、1ヶ月経った今、私達国民は服喪から復興に向けて協力をしなければならないと感じた。
　被災者を思い、イベントなどを自粛する気持ちは分かるが過度の節約で経済が委縮すると、復興が遅れて被災者救済の資金難と雇用難にもなる。
　小さなことでもいい、それぞれ国民が出来る事から協力していけば、いつかは大きなものになって復興に大きな役割を果たすと思う。
　9日、被災地・仙台のゲストハウスで若いカップルが結婚式を挙げた。新郎の実家は津波で流されたが「精神的に辛い両親や周囲の人達に元気な話題を提供したかった」と、あえて晴れ舞台に臨んだ。
　被災者でさえ他の被災者に元気を送ろうと頑張っている。私達元気な人間はもっと積極的に行動を起こして元気を送ろうではないか。

統一地方選前半戦・民主党敗北だが…

　統一地方選前半戦は12都道県知事選と4政令市長選、41道府県議選、15政令市議選が一斉に投開票された。
　民主党は道府県議選の獲得議席では415議席から69議席減らし、政権党としては敗北を喫した。
　視点を変えると民主党は346議席を獲得したのである。この党に票を投じた有権者は、今の無能な国政をしっかり見極めて判断をしたのかを疑う。
　菅首相はリーダーシップが無く、民主党は数々の公約違反をしたり、クリ―ン政治を謳いながら政治とカネ問題の自浄能力が無く、外交は音痴で国民の期待をことごとく裏切った。
　そんな政府への不満を言うと、「民主党を選んだ国民が悪い」と言う人がいます。
　だが待てよ、魅力的なマニフェストと共に、自民党政権下の政財官の癒着構造に野党・民主党は激しく追及していた。そして公約の「天下り根絶」に期待して国民は投票したのである。
　それが政権発足から約1年間で政府と繋がりの深い法人に再就職した中央省庁出身者と現役出向した国家公務員が4240人。
　2009年の衆議院選挙の時は国民は騙されたのである。
　ことごとく裏切られたにも関わらず、今回、民主党に投票した有権者は勉強不足か左寄りの人である。
　今度は「民主党を選んだ人が悪い」と思う。