北からは寒気が流れ込んでいます。札幌は初雪を観測しました。関東もあすの朝は、けさよりグッと冷えるでしょう。来週にかけて日に日に冷えて、日中も秋らしい日が多くなりそうです。

寒気がジワリ

きょう20日(木)の関東地方は日差しがたっぷり届き、最高気温は軒並み25度以上と夏日に。都心は27度7分、熊谷28度1分など、関東各地で9月上旬から中旬並みの暑さになりました。朝の通勤時から半袖姿の人も多くみかけ、10月後半とは思えない陽気でした。
一方で、北からは、この時期としては強い寒気が流れ込んでいます。札幌は平年より8日早く初雪を観測しました。今夜は平地に雪を降らせるほどの寒気が北海道をすっぽりと覆い、東北でも山では雪になるでしょう。このところ平年より気温の高い状態が続いていた関東も、あす21日(金)からは秋らしい涼しい空気に包まれそうです。

毛布や厚手の上着が必要に

今夜は内陸部ではグングン冷えてきます。北よりの風が強めに吹いて、ヒンヤリするでしょう。あす朝の最低気温は、けさより5度前後低くなりそうです。宇都宮など北部の市街地も10度くらいまで下がるでしょう。これで、ほぼ平年並みですが、これまで気温が高かっただけに、寒く感じられそうです。
あすの都心の予想最低気温は15度です。上のグラフの最低気温(青い線)に着目してみましょう。15日(土)は、秋になってからこれまでで一番冷えた日で、11度8分でした。その後は15度を上回る日が続き、毛布をかけると暑いくらいでした。今夜、寝る時はまだ昼間の暖かさが残っているかもしれませんが、朝は、薄着のパジャマや薄いかけ布団だと、寒くて起きてしまいそうです。きょうより暖かい服装や寝具でお休みになった方がよいでしょう。さらに、あす以降は15度を下回る日が続きそうです。朝の通勤時は厚手の上着が必要な日もあるでしょう。
昼間の暑さも和らいで、秋らしさが戻ります。最高気温(赤い線)はこの先、25度に届かず、来週は20度を下回る日もあるでしょう。日中も上着がないと肌寒くなりそうです。