休暇中はあちらこちらの海岸、川、池や沼に行きました。
その時に見た水鳥たちをアップします。
コガモ。
オスとメスの大群があちこちで見られました。
私の地域では結構多く、増え続けているように思えます。
川、池、湖の淡水に多いですね。
時々は海辺でも見られます。
夏羽のカンムリカイツブリ。
(カイツブリ目カイツブリ科)
繁殖羽となって、色が茶系で濃くなりました。
頭に冠のように冠羽が付いていて、
メスと会うと、冠を立ててアピールします。
オスとメスの求愛ダンスが面白くて、
交互に首を上下に振ったり、横に振ったり・・・。
まねっこしているような感じです。
この時期は雌雄両方そろった所を撮りたくなります。
この日も2羽いたのですが、近寄ってすぐに離れてしまいました。
こちらでは繁殖しています。幼鳥はシマシマ模様です。
冬鳥のミコアイサ(通称/パンダガモ。カモ目カモ科)
ご覧の通りの独特の風貌。顔が一見怖そうですが、
パンダのような目は、よく見ると丸くてかわいいのです。
まるでサングラスをかけたおっさん風ですが、
実はとても警戒心が強くて、
少しの足音や気配でも、飛んでいってしまうので、
撮影には慎重さを要します。
左がメスですが、全然違いますよね。
今回も距離がかなりありましたが、
物音を立てないようにと気をつけました。
別の個体です。
メスはよく見ると、オスのような怖さはなく、
地味ですが、喉の白さで、
フォルムは遠くからでもミコアイサとわかりやすいです。
ミコアイサは「巫女」の白装束のようなので、
そんな名前が付けられましたが、
白いのは男の子ですよね。笑
ミコアイサは私の地域では多くないですが、
それでもここ数年は池などで数組見られます。
また秋に戻って来てほしいです。
***
おまけの写真は、
津軽富士見湖(「鶴の舞橋」のある)で出会った場面を。
ある晴れた午後の湖に、
突如として現れた猛禽のオジロワシ。
それも一気に4羽も!
たくさんいるのはオナガガモたちです。
どうなるかしばらく見ていました。
オジロガモは、何回か水中めがけて飛び込みますが、
カモたちも必死です。
(よく見ると、何か咥えていました。魚?)
それにしても一度に4羽のオジロワシでは、
オナガガモたちもたまったものではありません。
ワシが狩りを失敗するのを見て、
「ああ、良かった!」と胸をなで下ろすのですが、
ワシもまた必死なんですよね。
オジロワシがたまにこの湖に来るのは知っていましたが、
まさか4羽も、しかもどれも若鳥のようです。
親から独立して、自力で獲物を獲得するのに、
ここは最適な訓練の場なのでしょう。
(カモが捕らえられた写真もありますが、
掲載は控えました。これが野生の現実です。)
野生の現実と言えば、最近公園を散歩中に、
羽が無惨にも抜き取られ、散らかっている場面に出くわします。
何回か見つかった中で、先日は大きめの羽も
散らかっていて、少し先には骨らしきモノもありました。
おそらくカモの仲間が猛禽に食べられたのでしょう。
カルガモかマガモのメスあたりと思われます。
食うか食われるかの厳しい世界ですが、
それもまた生態系には必要な事で、
うまく循環してこその、この世界なんですよね。
でも、それを直視するのは、やはり辛いです。
すべての生き物に感謝を忘れてはいけないですね。