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「米国債を売れ」と平気で書いたバカが来ましたよ(笑)

2011年06月10日 21時51分30秒 | 経済関連
今日、書いた話に限って、先回りされていたわ。

はてなブックマーク - 「米国債を売れ」とか平気で書いてる不思議な論説について: 切込隊長BLOG(ブログ) Lead‐off man\'s Blog


いや、別に、今売ってくれ、って言ってるわけじゃないけど。
売れって言ったのは、もっとずっと以前の話だよ。

2008年>外為特会を巡る争い


2010年>昨日の飯田言説についての補足
昨日の記事の補足ですが



いや、何も、全部が全部、ドルを円に戻せって言ったわけじゃないでしょ。
切込隊長とかいう御仁も、同じくらい平板な思考力しか持たないってこったな。「円高になる!」とか「外為特会のしくみも知らんのか云々」とかいうのは、織り込み済みだっての(笑)。
法改正が必要かもしれんが、考え方は別なんですよ。これぞまさしく、腐れ学者もどきの人間が言ってた「1段階の理論」だったか「1段階思考」だったか、だわな。笑い過ぎて腹がいてー。

北京五輪前の為替水準は覚えてないけど、110円以上くらいだったんじゃない?少なくとも110~120円くらいの時に売っておけば、今ほどの差損は食らってなかったわな(爆)。簡単な算数もできんのだな、彼は。

それに、利回りが2.5%の債券価格と、4%の債券価格では、金利が低い時点の方が高い、というのが普通なんじゃないですかね?

だったら、債券を売って益出しした後、そのドルで実物資産を買えば、為替差損の被害をあまり受けずに保有資産は残せるんじゃないの、という話をしてるんだよ。会計上の評価損は出るかもしれないが、たとえばドルが崩落したとて実物資産は残せるはずだ、という話をしたんだろ。

08年の原油先物を売って売って売りまくっていたなら、儲けることができていたはずなのにね。先物を売っても、円転するわけじゃないから。海外市場で取引する限り、ドル建てでできるんじゃないですかね?

チャンスを逃した、ってことだろ?


まあ、日本は震災後に助けてもらったので、今売れとは言わんよ。
恩義があるから。

だが、以前に提案していた方法を実行していたならば、現時点でもうちょっと「稼げていたわな、抱えるドルは減らせていたはずだわな」という皮算用を言ってみたくもなるんじゃないの、という話なんだよ。

ま、●の弱い従米派と思しき御仁には、仮定であっても必要のない話なんだろうけど。



史上最大規模のtoo big too fail

2011年06月10日 21時15分02秒 | 経済関連
可能性は限りなく低い、ということのようだが、危機は目前に迫ってきているらしい。

米国債デフォルトの場合、世界的な金融危機の再来も | Reuters


さて、上限引き上げはできるのか?

10年3月>米国の財政規律(笑)~日本と米国の国債はどちらが危険か?


日本国債の格付けは「下げ下げモード」満開、ってな感じなんですが、米国債も暗雲漂う展開となってきましたか。

ただ、中国が頑張って買い続け、ドルペッグ産油国等の一蓮托生で支え切れば、マジな大規模投げ売りとかは回避されるのでは。
中銀の中でも、イの一番に逃げそうな国は…結構たくさん持ってる(日本の保有高に比べれば全然少ない)けど、情け容赦なく売り続けるだろうね、やっぱ。
いざとなれば、我が身かわいさ、というのは普通ですもん。

さて、世銀に手を延ばすヒラリーというのも、真っ向から打ち消し広報が出されていたみたいだけど、財政事情の危機の際には、影響力の保てる支援機関がいくつもあった方がいいもんね、という思惑は働くわな。IMFだけじゃなく、BISも手中に収めておけば、という裏を勘繰られるわけである。

とは言うものの、単に「デマだから、否定」ということかもしれないし(笑)。

どの道、影響力の規模がデカすぎて、米国債問題は世界中が巻き込まれるのは避け難い。
中国も一緒に逝ってしまう可能性すらあるもんね。

だから、米中関係は大事だ、ということを強調せざるを得ない、と。


世の中、そんなようなもんでは。



菅政権の最後っ屁はやめて

2011年06月10日 09時41分18秒 | 政治って?
もう、おわり~だね~、きみが~小さーく見える~(オフコースの歌)

というのは、とりあえず。


死に体といわれる菅政権は、ヘンに成果を残そうと慌てているみたいなのだ。
ドサクサ紛れで、拙速にダメな政策だけ残すのは止めて欲しい。

・復興増税はやめて

将来的に増税することは同意だが、それには基礎的条件が伴うことが必要。
以前にも書いたが、例えば名目GDP成長率が4%に到達したら、とか、CPIが2%に到達したら、といった達成基準を満たすことが必要。それなしで増税は認められない。


・公務員給与の大幅削減はやめて

デフレ圧力を強化するので、やめろと前から書いてるんだよ。
公務員の給料を下げてみたって経済はよくなるわけじゃない。勿論、自分の給料が上がるわけでもなけりゃ、財政赤字が劇的に減るというわけでもない。ただ単にみんなが不幸になってゆくということだけである。