場当たり的な介入が損失を拡大させた。
>為替介入効果なし、含み損40兆円…円高メリット活用への政策転換急務 - SankeiBiz(サンケイビズ)
何度か警告してきたわけだが、聞き入れないということだな。おまけに国際的評価も非常に厳しいということだったらしい。
含み損が40兆円規模ではないかという話>
http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/4a8860c5d3d0897515146a989fce2f1d
10月末の介入額が8兆円規模だったという話>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/dca744b38469d45e18b25ddf477658f1
介入に投入された額が13兆6千億円だったという話>
http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/dca2c0517a008be9804163337351551b
覆面介入がどうのという記事などが出ているようだが、9月末までの介入額が約4.5兆円だったので、残り約9.1兆円というのはもっと以前の発表で判明していたわけで、今更驚くような話でもないですわな。
それよりも、介入効果というのは必ずしも明確ではない、ということの方が重要であり、短期的な無秩序ないし投機的動きでもなければ、本来的には介入するのが望ましいわけではない、ということなのである。
円高で将来的見通しが「円安に動くであろう」と考えるなら、海外投資が増加するのが自然だからだ。それとも、海外投資が利益を生むと判断すれば、当然に海外へ資金が移動する(=円が売られ、海外資産(有価証券や実物資産など)が買われる)ことになるわけである。
実際、大手商社などはそうした海外投資を実行した結果、配当収入が大幅に増額したということが報じられていた。
参考記事:
http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/e2df55d575f6f4afba3adccbc26aab48
http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/3c85abe766793a4e9f862feb67af6113
http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/533289e50d3c61fe87f9d4f59a0c3c3b
それと、最近の財務省の発表は、大変だ貿易赤字だ、経常収支が大幅減少だ、とか言うわけであるが、経常黒字が永続するなら円高になるし、その結果輸出が減少するのも経済学の理屈上では自然なこととしか思えない。
日本人が一斉に海外資産買い漁りを実施したりすると、必然的に円安になるので、輸出系大手企業の業績は大幅に改善する。更に言えば、通貨供給量を増大させることと、国内金利を引き下げること(国債買入)は、海外投資を促進させる効果をもたらすことになるはずだろう。通貨安=円の減価が予想されるから、である。経済学の原理として、そうなるというのが自然だから、である。
日銀がこれを拒み続けてきたこと、財務省も増税優先のためにこれと共同戦線を張っている結果となっていること、これが日本経済の運営を根本的に誤らせてきたのだ、ということである。経済学の理屈というのは、正しく適用させると非常に役立つのだ。現実生活をよくするために、有用な知識なのである。
FOMCが公表したように、”長期的インフレ率は主に金融政策によって決まる”ということを、再認識すべきである。
これを常に否定してきた、経済ナントカみたいなろくでもない連中が、ことごとく間違った方向に日本を追い込んできたのだ、ということである。中央銀行の金利調節の機能・役割を考えれば当然のことであるのに、当たり前のことが当たり前として認められてこなかったということである。
>為替介入効果なし、含み損40兆円…円高メリット活用への政策転換急務 - SankeiBiz(サンケイビズ)
何度か警告してきたわけだが、聞き入れないということだな。おまけに国際的評価も非常に厳しいということだったらしい。
含み損が40兆円規模ではないかという話>
http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/4a8860c5d3d0897515146a989fce2f1d
10月末の介入額が8兆円規模だったという話>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/dca744b38469d45e18b25ddf477658f1
介入に投入された額が13兆6千億円だったという話>
http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/dca2c0517a008be9804163337351551b
覆面介入がどうのという記事などが出ているようだが、9月末までの介入額が約4.5兆円だったので、残り約9.1兆円というのはもっと以前の発表で判明していたわけで、今更驚くような話でもないですわな。
それよりも、介入効果というのは必ずしも明確ではない、ということの方が重要であり、短期的な無秩序ないし投機的動きでもなければ、本来的には介入するのが望ましいわけではない、ということなのである。
円高で将来的見通しが「円安に動くであろう」と考えるなら、海外投資が増加するのが自然だからだ。それとも、海外投資が利益を生むと判断すれば、当然に海外へ資金が移動する(=円が売られ、海外資産(有価証券や実物資産など)が買われる)ことになるわけである。
実際、大手商社などはそうした海外投資を実行した結果、配当収入が大幅に増額したということが報じられていた。
参考記事:
http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/e2df55d575f6f4afba3adccbc26aab48
http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/3c85abe766793a4e9f862feb67af6113
http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/533289e50d3c61fe87f9d4f59a0c3c3b
それと、最近の財務省の発表は、大変だ貿易赤字だ、経常収支が大幅減少だ、とか言うわけであるが、経常黒字が永続するなら円高になるし、その結果輸出が減少するのも経済学の理屈上では自然なこととしか思えない。
日本人が一斉に海外資産買い漁りを実施したりすると、必然的に円安になるので、輸出系大手企業の業績は大幅に改善する。更に言えば、通貨供給量を増大させることと、国内金利を引き下げること(国債買入)は、海外投資を促進させる効果をもたらすことになるはずだろう。通貨安=円の減価が予想されるから、である。経済学の原理として、そうなるというのが自然だから、である。
日銀がこれを拒み続けてきたこと、財務省も増税優先のためにこれと共同戦線を張っている結果となっていること、これが日本経済の運営を根本的に誤らせてきたのだ、ということである。経済学の理屈というのは、正しく適用させると非常に役立つのだ。現実生活をよくするために、有用な知識なのである。
FOMCが公表したように、”長期的インフレ率は主に金融政策によって決まる”ということを、再認識すべきである。
これを常に否定してきた、経済ナントカみたいなろくでもない連中が、ことごとく間違った方向に日本を追い込んできたのだ、ということである。中央銀行の金利調節の機能・役割を考えれば当然のことであるのに、当たり前のことが当たり前として認められてこなかったということである。