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続・米国の債務危機~16兆ドル超えで迫る上限

2012年11月01日 18時53分04秒 | 経済関連
先日の続報です。
10/20>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/f9d9fd75361691027c94001b23bd734b


年内に上限到達かも、という可能性があるらしいです。

11/1>http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPJT822966020121031

[ワシントン 31日 ロイター〕 米財務省は31日、来週実施する四半期定例入札(クオータリー・リファンディング)で総額720億ドルの3年・10年・30年債を発行すると発表した。新規調達額は89億ドルとなる。
 財務省はまた、米国の債務水準が年末近くに連邦債務上限に達するとの予想には変わりはないとした。ただ緊急手段を利用して2013年初旬まで資金調達はできるとしている。
 
 連邦債務上限は16兆4000億ドルに設定されているが、31日時点ではこの上限まであと2350億ドルの余裕がある。財務省はいつの時点で緊急策が尽きるかについて詳細を明らかにしていないが、アナリストの間では2月中旬ごろとの見方が出ている。これにより、減税失効と歳出の自動削減開始が重なる「財政の崖」問題の解決に向け、政権側と議会が折り合いをつけるための時間的な余裕が生まれるとみられている。


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10月の記事に書いた通り、9月末時点で上限までの”マジック”「3670億ドル」でした。1カ月経ったハロウィンだと、マジック「2350億ドル」だそうで。
(参考までに、ロイター記事の上限「16兆4千億ドル」というのは、厳密に言えば正しくないだろう。僅か60億ドルしか違わない、というかもしれないが、それは場合によって日数の関係上、死活問題となりかねないかも。)
1カ月間で、1320億ドルも債務が増加したことになる。このペースで行けば、12月まで持たない。ああ、償還額が年末に向けて多ければ、純増はそうでもないのかもしれないが。


fiscal cliffが本格的に目の前にやって来る、ということだ。
緊急手段を使って、と言ってるが、それはどんな手なのか知りたいところではあるな(笑)。

例の「政府紙幣発行」と似た、金証券発行なんかで凌ごう、ということですかな?
幻の「ウィルソン10万ドル紙幣」というので、年末年始の決済に使ったことがあるらしいですから。
>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%99%E5%B9%A3


どんな手なのか、ちょっと判らないですが、アメリカの債務上限問題は、ヤバい、ということです。

日本シリーズ第4戦は凄かった

2012年11月01日 16時55分01秒 | 俺のそれ
巨人対日ハムの対戦は、09年以来です。ハムの選手は、当時と随分変わっているかもしれませんね。


昨日の試合は、本当に痺れるような緊張感のある試合でした。
最後の飯山のサヨナラヒットは、ホント涙が出そうになりました。何と言うか、ベテランの味ですね。
ちょっと雰囲気に飲まれてしまって、リズムが狂ってしまった第1戦は、大味な展開となってしまいました。ハムは大敗を喫しました。


この嫌な流れを断ち切ってくれたのが、やはりベテランの武田勝でした。技ありの投球術で奪三振の山を築いたものの、初回の事故のような先頭打者HRが決勝点となってしまい、敗戦となりました。勝は6回10奪三振と、気迫の投球でした。
このゲームは負けはしましたが、シリーズの流れを手繰り寄せたと思いました。最終回にも山口に連打を浴びせて降板させ、あとひと押しという所まで行きましたが、惜しくも負けでした。何といっても、投手陣の頑張りが光りました。後は、打線が目覚めてくれるのを待つ、ということになったのです。


第3戦は、ホームの北海道に戻り、稲葉の一発で打線が奮起し、栗山監督にシリーズ初勝利をもたらしました。ここでも、苦しい時のベテランが光りました。金子誠のタイムリーで追加点を奪って、攻略の流れを作りました。


打撃戦となった前日とはうって変わって、第4戦は息詰まる投手戦となりました。若い中村と宮国の投げ合いで、共に零封。幾度か得点圏にランナーを送るも、決定打を許さず。

9回、武田久がヒット2本を繋がれ、四球で満塁のピンチを背負う。2アウト満塁の場面で、巨人は代打石井。打球は、前進守備体形を敷く外野へと飛んだ。中田は背走してランニングキャッチ!ナイスプレーだった。ピンチを救った。

9回裏のハム攻撃で、稲葉が2アウトながら山口から2塁打。続く小谷野は、第2戦と同様にライト前ヒットを放つ。2塁走者が稲葉さんだったのと、打球が速くて本塁に帰ってこれず。あれが、ゴロだったらサヨナラの場面だった。1、3塁となって、代打二岡。この前と同じ。2戦では、マシソンが登板したが、今回は山口続投で敬遠策だった。続く代打の杉谷を2ゴロに打ち取り、サヨナラの危機を脱した。

9回の攻防は、共に凌いだ。


10、11回はハムが増井がピシャリ、巨人は10回が山口、11回は高木が抑えた。
12回はハムが宮西の登板。第1戦で失点した借りがあったが、昨日は3者連続3振という圧巻の投球を見せた。これが再び流れを引き寄せた(中村―石井―武田久―増井―宮西の完封リレー!)。

12回裏、先頭の小谷野がヒットで出塁。これまでと同じように、送りバントのサインだったが、途中出場の中島がすんなり決めることができない。2球ファールの後、3バントとなって、投手真正面へのゴロとなってしまう。この回からマウンドに上がっていた西村は、2塁へ送球。ショートバウンドになってしまったが、坂本が好補してアウトとなった。送りバント失敗。またしても、チャンスを逸してしまうのか。

そんな雰囲気が漂う中、次のキャッチャー大野の打席でも、再び送りバントのサイン。栗山監督の執念というか、次打者の飯山で勝負だ、と腹を決めていたということだった!
2アウトになるにも関わらず大野に送らせる、ということは、飯山の打撃に賭けた、ということを意味した。

この大野のバント処理で、ファーストが落球というミスを犯したのは確かだが、飯山のバットに託した栗山監督からすると、当然勝負の「打て」だった。飯山勝負に賭け、大野にバントをさせた時からの栗山監督の決断だった。


飯山は守備の人であって、強打者ではない。打撃成績は、決して良い方ではない。
それでも飯山のバットに賭けた監督の思いが、痛いほど伝わった。
巨人の外野は、当然前進守備。
2塁ランナーが帰ったら、負けだから当然だった。しかも打者は飯山だったから、「長打は殆どない」と判断していても不思議ではなかった。その飯山が快打を見せたわけだ。2塁ランナーに残っていたのが、偶然にも俊足の中島(さっきバントを失敗したばかり)だったことも幸いした。


ハムは9回の守備で、レフト中田が好捕でアウト。
12回は、巨人のレフトが捕れずに抜かれてしまった。この外野守備が勝敗を分けた。それほど、飯山の打撃は意外性の高いものだったのだ。


若い力とベテランの力ががっちり噛み合った、素晴らしい試合だった。
問題は東京ドームでの試合だ。ホームでは強さを見せる日ハムだが、アウェーの東京ドームはやりにくそう。けれど、シリーズの試合の雰囲気に慣れて、1、2戦よりも良くなるだろう。


ちょっと酷いのが、東京ドームの巨人応援団。
普通、攻撃側のチームが応援するのを優先させていることが殆どだと思うが、東京ドームではハム攻撃時の応援歌をかき消すように、意図的に大合唱の音を重ねて応援の邪魔をしていたのだ(まあ、その「山口」大合唱も、まんまと降板になってしまったがな)。
こんなマナー知らずの球場は、他でも見たことがない。
相手チームに失礼だろう。阪神が攻撃している最中に、しかも得点の大チャンスの場面(1、3塁とか)で、阪神応援団が歌ってる時、巨人の応援団が邪魔したりするもんなのか。他でやらないで、日ハムに対してのみやっているのだとすると、なお一層悪いわな。礼儀知らずの讀賣巨人軍応援団は、球団と同じ性向ということなのだろうか。


残り試合、吉川と勝でサクッと連勝して、リベンジを果たしたいところだ。