これは、エイプリル・フールだからでしょうか?
>「バーナンキの背理法」を信じると,こう騙される - 岩本康志のブログ - Yahoo!ブログ
本当に不思議。東大の経済学教授って、小学校の算数程度のことを考えることができないんでしょうか?
はっきり言って、これまでの人生をどうやって生きてきたのかな、と本当に疑問に思えてきますよね。根本的に、架空の世界の、お伽話みたいなことしか想像できないんでしょうか?まず、こういう輩は、日々商店などで”実務”をみっちり叩き込んでもらわねば、経済の実質というものについてきちんと理解できないんじゃないのか?
普通に考えたら判りそうなことを、どうしてこう「誤った屁理屈」を、わざと小難しくもっともらしく言うのかな、と思いますよね。
実際の簡単な例で考えてみることにしょう。
ある社会があって、経済活動は一定に行われているとしよう。で、政府収入は全て消費税で、社会全体の経済は実質が不変なので一定の収入が毎年確保されているとする。ここでは、この政府収入を100としよう。更に、国債発行によって、借金を50するものとする。発行条件は、30年債で表面利率は3%とする。つまりは、元本部分50で利払いは毎期1.5ということである。
この社会は、状態が異なる瓜二つの世界があって、一つは定常的にインフレ率が「4%」という世界と、インフレ率が「-1.2%」という世界である。それぞれがどうなっていくかを考えてみよう。10年後、20年後、30年後というのを想定してみる。
《インフレ率4%の場合》
収入 金利負担率 元本比率
最初 100 1.5 50
10年目 142.3 1.05 35.1
20年目 210.7 0.71 23.7
30年目 311.9 0.48 16.0
《インフレ率-1.2%の場合》
収入 金利負担率 元本比率
最初 100 1.5 50
10年目 89.7 1.67 55.7
20年目 79.5 1.89 62.9
30年目 70.5 2.13 71.0
※収入に対する利払費1.5の比率(%)、及び元本部分50の比率(%)
つまり、下のデフレ社会であれば、借金の返済負担は重くなる。利払い負担も、元本償還の返済も苦しい、ということは当然である。
現在であると、おおよそ30年債の表面利率が2.3%と低くなっており、こういう時に多く発行した方が、将来のインフレ予測があるとしても金利負担軽減には有利になる可能性はある。30年債ではなく、10年債の借り換えを続けて、30年目に元本部分を返済するとしても、デフレの方が大変厳しい、ということになる。たとえ利払い費をデフレの方が3%から引き下げた(対収入比で1.5%に保たれるようにする*1)としても、当然に返済は苦しいに決まっているのである。それは、最初の借入額はデフレだからと言って減ったりはしないから、である。収入が90とか80に減っている中から50返済するわけだから、大変になるに決まっている(笑)。騙されている、とか言う以前の問題である。
*1:10年目で表面利率は約2.691%、20年目で2.385%で3%から僅かに低下する
利払費は10年で15であり、元本に比べると影響は小さい。30年だと45になるが、インフレ率のプラスで収入増効果の方が圧倒的に大きい。なので、元本50を償還するのは、さほど苦にはならない。毎年一定額の借り換えとか償還を定常的にやっていけば、インフレ率の増大で新規発行の国債表面利率が上昇するので、あまり効果が得られにくい、ということはあるかもしれない。
だとすると、社会の一般常識と同様の行動を取れば済むだけである。
「金利の低い時に多く借り入れ、高くなれば借りないようにする」
という当たり前の選択をすればいいだけではないか。すなわち、たった今、長期国債をできるだけ発行し、将来の金利上昇局面には発行をできるだけ抑制した方がいいに決まっているではないか。普通の人たちだって、住宅ローンにしても、金利が下がれば購入することが多くなるでしょう?
大体、『「政策がとられなくてもやがてインフレになる」状況』なんて岩本教授は言ってるが、やがて、というのが10年後とか20年後ではアホじゃないのか、ってことですな。
そんなこと言うなら、日銀みたいな無能集団の存在なんて、何の意味があると?
「いずれインフレ率が低下する状況」というのが想定されれば、何も政策なんていらないんだろ?(笑)放置しても、いずれは収まるから、金利引き上げなんかの金融政策なんて必要ないじゃないの。だったら、奴らに無駄飯を食わせる為に飼ってるようなもんだろ。
東大のご立派な学者さんが、日銀の連中に言ってやれよ。
政策が取られなくてもやがてデフレになる状況、だの、政策が取られなくてもやがて低インフレになる状況、ってのは、お前らの政策を必要としない、ってな。
余計なことすんな、ってお仕置きしてやって下さいよ、本当に。
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本当に不思議。東大の経済学教授って、小学校の算数程度のことを考えることができないんでしょうか?
はっきり言って、これまでの人生をどうやって生きてきたのかな、と本当に疑問に思えてきますよね。根本的に、架空の世界の、お伽話みたいなことしか想像できないんでしょうか?まず、こういう輩は、日々商店などで”実務”をみっちり叩き込んでもらわねば、経済の実質というものについてきちんと理解できないんじゃないのか?
普通に考えたら判りそうなことを、どうしてこう「誤った屁理屈」を、わざと小難しくもっともらしく言うのかな、と思いますよね。
実際の簡単な例で考えてみることにしょう。
ある社会があって、経済活動は一定に行われているとしよう。で、政府収入は全て消費税で、社会全体の経済は実質が不変なので一定の収入が毎年確保されているとする。ここでは、この政府収入を100としよう。更に、国債発行によって、借金を50するものとする。発行条件は、30年債で表面利率は3%とする。つまりは、元本部分50で利払いは毎期1.5ということである。
この社会は、状態が異なる瓜二つの世界があって、一つは定常的にインフレ率が「4%」という世界と、インフレ率が「-1.2%」という世界である。それぞれがどうなっていくかを考えてみよう。10年後、20年後、30年後というのを想定してみる。
《インフレ率4%の場合》
収入 金利負担率 元本比率
最初 100 1.5 50
10年目 142.3 1.05 35.1
20年目 210.7 0.71 23.7
30年目 311.9 0.48 16.0
《インフレ率-1.2%の場合》
収入 金利負担率 元本比率
最初 100 1.5 50
10年目 89.7 1.67 55.7
20年目 79.5 1.89 62.9
30年目 70.5 2.13 71.0
※収入に対する利払費1.5の比率(%)、及び元本部分50の比率(%)
つまり、下のデフレ社会であれば、借金の返済負担は重くなる。利払い負担も、元本償還の返済も苦しい、ということは当然である。
現在であると、おおよそ30年債の表面利率が2.3%と低くなっており、こういう時に多く発行した方が、将来のインフレ予測があるとしても金利負担軽減には有利になる可能性はある。30年債ではなく、10年債の借り換えを続けて、30年目に元本部分を返済するとしても、デフレの方が大変厳しい、ということになる。たとえ利払い費をデフレの方が3%から引き下げた(対収入比で1.5%に保たれるようにする*1)としても、当然に返済は苦しいに決まっているのである。それは、最初の借入額はデフレだからと言って減ったりはしないから、である。収入が90とか80に減っている中から50返済するわけだから、大変になるに決まっている(笑)。騙されている、とか言う以前の問題である。
*1:10年目で表面利率は約2.691%、20年目で2.385%で3%から僅かに低下する
利払費は10年で15であり、元本に比べると影響は小さい。30年だと45になるが、インフレ率のプラスで収入増効果の方が圧倒的に大きい。なので、元本50を償還するのは、さほど苦にはならない。毎年一定額の借り換えとか償還を定常的にやっていけば、インフレ率の増大で新規発行の国債表面利率が上昇するので、あまり効果が得られにくい、ということはあるかもしれない。
だとすると、社会の一般常識と同様の行動を取れば済むだけである。
「金利の低い時に多く借り入れ、高くなれば借りないようにする」
という当たり前の選択をすればいいだけではないか。すなわち、たった今、長期国債をできるだけ発行し、将来の金利上昇局面には発行をできるだけ抑制した方がいいに決まっているではないか。普通の人たちだって、住宅ローンにしても、金利が下がれば購入することが多くなるでしょう?
大体、『「政策がとられなくてもやがてインフレになる」状況』なんて岩本教授は言ってるが、やがて、というのが10年後とか20年後ではアホじゃないのか、ってことですな。
そんなこと言うなら、日銀みたいな無能集団の存在なんて、何の意味があると?
「いずれインフレ率が低下する状況」というのが想定されれば、何も政策なんていらないんだろ?(笑)放置しても、いずれは収まるから、金利引き上げなんかの金融政策なんて必要ないじゃないの。だったら、奴らに無駄飯を食わせる為に飼ってるようなもんだろ。
東大のご立派な学者さんが、日銀の連中に言ってやれよ。
政策が取られなくてもやがてデフレになる状況、だの、政策が取られなくてもやがて低インフレになる状況、ってのは、お前らの政策を必要としない、ってな。
余計なことすんな、ってお仕置きしてやって下さいよ、本当に。