西尾治子 のブログ Blog Haruko Nishio:ジョルジュ・サンド George Sand

日本G・サンド研究会・仏文学/女性文学/ジェンダー研究
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年下のひと

2010年05月03日 | 芸術(絵画、彫刻、展覧会など)
Le Musee de la vie romanique パリの街中にこんなに閑静な落ち着いた空間があったのだと驚かされる、こじんまりとした美術館です。緑の木々のアーケードの小道を歩いていくと、その先にあります。サンドが使っていた装飾品や絵画が展示されています。

2000年には映画「年下のひと LES ENFANTS DU SIECLE」(女性監督ディアンヌ・キュリス)の完成を記念し映画の中で使われたクリスチアン・ラクロワ Christian Lacroixの華麗な衣装が展示されたのは、この美術館の別館でした。

この時には、シャンゼリゼの映画館で試写会の後、サンド役を演じたジュリエット・ビノッシュとミュッセ役のブノワ・マジメルのテレビ・インタビューが行われましたが、溢れんばかりの観客で会場は一杯(パリ市からファッションの展示会と映画試写会の招待状が送られてきたので、それではと行ってみたのでした。黒髪のビノッシュはどことなくサンドに似ていて、サンドの性格や雰囲気をよく捉え、演じていたように思いました)。ところが、インタビューはなかなか開始されず、ようやく始まったのは夜の9時半過ぎからだったでしょうか、終わったのは11時過ぎというタイム・スケジュールには辟易としたものでした。ビノッシュは子供が待っているからと先に帰ってしまいましたが、日本からわざわざ来たとのだとかなんとか言って(わたしも随分ミーハーでした!)、甘いマスクのマジメルのサインを貰えたのはうれしい思い出となりました。

ビノッシュとマジメルはこの映画出演がきっかけとなって熱愛カップルとなり、翌年には二人の間に愛児が誕生しています。


Exposition Frédéric Chopin, la note bleue.

Musée de la vie romantique Ary Scheffer à Paris
(Hôtel Scheffer-Renan)

16 rue Chaptal 75009 Paris.

Tél: 01 55 31 95 67. www.vie-romantique.paris.fr
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