「世界文学へのいざない―危機の時代に何を、どう読むか」
コロナ禍のなか、カミュ『ペスト』やマンゾーニなどが読まれている。文学は危機に瀕しているといわれるが、「危機のなかの文学」こそが健全。日本、アジア、欧米、南米、アフリカの近代二百年の文学は、どのように危機のなかの人間を描いてきたかを探る。西欧中心でなく、南米、アフリカ、中国、韓国、沖縄などの「世界文学」の豊饒さをキーワードで味わえる。「自己と他者」「性愛とジェンダー」「異邦と越境」などのテーマで、逆境のなかで人はどう生きるかを探る。
目 次
第1章 自己と他者
第2章 家族
第3章 身体と精神
第4章 性愛とジェンダー
第5章 都市と表象
第6章 異邦と越境
第7章 社会と政治
第8章 歴史をどう語るか
- 発売日 : 2020/6/8
- 単行本(ソフトカバー) : 328ページ
- ISBN-10 : 4788516837
- ISBN-13 : 978-4788516830
- 出版社 : 新曜社 (2020/6/8)