リアリズム文学研究会について 19世紀ヨーロッパの「リアリズム小説」について学ぶ研究会。批評や理論を手掛かりとして定義の難しい「リアリズム」についてある程度イメージをつかんだのち、代表的作品の講読に移ります。年に三度開催予定。
https://sites.google.com/site/studiamoilrealismo/
女性学講演会「男性作家は女性をどのように描いたのか?」
- 開催日
- 2019年12月21日(土)
13時30分~16時30分(受付13時~) - 開催場所
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大阪府立大学 I-siteなんば 2階
カンファレンスルームC2・C3
女性学講演会「文学とジェンダー」を開催いたします。今年度は、フランス文学(19世紀、20世紀)において、男性作家の小説の中で女性がどのように描かれているのかを探っていきます。
ゴンクール兄弟「マネット・サロモン」における画家とモデルの関係
19世紀フランス文学において、画家や絵画のテーマはとりわけ男性作家が好んだテーマです。ゴンクール兄弟の「マネット・サロモン」を中心に、バルザックの「知られざる傑作」、ゾラの「制作」とも比較しながら、男性画家と女性モデルの関係を見ていきたいと思います。
講師:村田 京子(大阪府立大学 教授)
若い女性たちの表象と現実
若い女性は昔から文学に登場しますが、19世紀から20世紀初頭の時代にとりわけ存在感を増します。当時の男性作家にとって、若い女性は魅惑的な対象であると同時に、謎めいた存在でもありました。ゴンクール、ゾラ、プルースト、マルグリットなどの作品をとおして、その両義性を考察します。
講師:小倉 孝誠(慶應義塾大学 教授)
主催
大阪府立大学 女性学研究センター/人間社会システム科学研究科(人間社会学専攻人間科学分野)「文学とジェンダー」共同研究プロジェクト