西尾治子 のブログ Blog Haruko Nishio:ジョルジュ・サンド George Sand

日本G・サンド研究会・仏文学/女性文学/ジェンダー研究
本ブログ記事の無断転載および無断引用をお断りします。
 

évènement à Nohant : « Olympe de Gouges, la parole décapitée »,11 avril à 20h30.

2018年04月04日 | 手帳・覚え書き

« Olympe de Gouges, la parole décapitée » Domaine George Sand, 11 avril à 20h30.

La comédienne Dominique Bru fait entendre tour à tour les voix de la femme engagée et de la penseuse que fut Olympe de Gouges
(« Lettre au Peuple », « Déclaration des droits de la femme et de la citoyenne », « Zamore et Mirza », « Les Trois Urnes »)
avec la conviction profonde de porter à la scène une personnalité hors norme.

Réservation au 02 54 31 06 04.
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『『異邦人』研究』

2018年04月03日 | 手帳・覚え書き
書評(松本陽正『『異邦人』研究』)
|
松本陽正『『異邦人』研究』(広島大学出版会、2016)の書評(自著紹介)

松本陽正『『異邦人』研究』(広島大学出版会、2016 年 3 月)
本書はカミュ『異邦人』に関する研究書である。本
論は九つの章で構成されている。第一章と第二章では、
『異邦人』に先行する二つの習作(「ルイ・ランジャー
ル」と『幸福な死』)との関係について検討する。第三
章では、『異邦人』の形成過程を詳しく検証する。その
後、作品世界に入る。第四章では、作品の構造、語り
手の現在、タイトルの意味、語りの技法について論じ
る。第五章では、主人公ムルソーについて考察し、「男」
のモラルの規範に忠実な男という側面と<考える男>
という側面の重要性を指摘する。第六章では、「小柄な
機械人形」を中心にその他の作中人物たちについて述
べる。第七章では、メインテーマ(=不条理)がいか
にイメージ化され提示されているのかを、殺人の場面、
裁判、さらには死刑判決後の死との対峙をとおして検証する。第八章では、『異邦人』にお
ける太陽と海とについて、テマティックなアプローチを試みる。最後に、第九章では、ス
タンダール『赤と黒』とサルトルの短編「壁」とを対象作品とする比較文学的アプローチ
を行う。
このように本書は、先行する習作との関係、形成過程研究、緻密なテキスト読解・分析
による作品世界の提示、テマティックなアプローチ、比較文学的アプローチといったさま
ざまな角度から総合的に『異邦人』を考察し、正確に読み解こうとする試みであり、紙幅
の関係上詳細かつ具体的に述べることはできないが、たとえば『異邦人』の執筆時期や主
人公ムルソー像などについて<定説>を見直す新たな説を提出するなど、従来の『異邦人』
解釈に変更を迫る指摘を多々含む専門的な研究書である。とはいえ、フランス語を併記し
た箇所もあるが、引用文はすべて日本語に訳出した。フランス語を学んでいない『異邦人』
ファンにも理解していただきたい、と思ったからだ。本書によって、広く一般的には、小
説を読み解く面白さの一端を示しえたのではないか、と考えている。
(著者自身による紹介)
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三菱一号館美術館「ルドン―秘密の花園」展記念シンポジウム

2018年04月02日 | 手帳・覚え書き
三菱一号館美術館「ルドン―秘密の花園」展記念シンポジウム
オディロン・ルドン―自然と装飾

(同時通訳付き)
[facebook][twitter]
日時: 2018年05月12日(土) 14:00 - 17:30
場所: 1階ホール
講演者: ダリオ・ガンボーニ(ジュネーヴ大学)、ソフィー・バルテレミー(ボルドー美術館館長)、高橋明也(三菱一号館美術館館長)、山上紀子(大阪市立大学)、安井裕雄(三菱一号館美術館)
flyer redon.jpg

*定員に達したため、お申し込みを締め切らせていただきました。


オディロン・ルドンの15点の装飾壁画と《グラン・ブーケ》は、1900年から翌年にかけて、注文主のドムシー男爵が所有する城館の食堂をに設置された後、ブルゴーニュのヴェズレー近郊にある小村に秘匿されていました。ルドンはこのドムシー男爵の食堂装飾を皮切りに、約10年間にわたり、集中的に壁面装飾、屏風を描いています。しかしながらこれらの個人所有の装飾画の多くは公開の機会が乏しく、世に知られる機会を逸してきました。《グラン・ブーケ》は男爵の食堂に残されて、壁から外されたのは2010年6月、初めて一般公開されたのは、2011年にパリで開催されたルドン展でのことでした。この時すでに、ドムシー城の食堂を《グラン・ブーケ》とともに飾っていた他の15点の壁画は、一足先にオルセー美術館のコレクションに入っていました。
三菱一号館美術館の展覧会「ルドン ―秘密の花園」展は、これまでほとんど知られていなかったドムシー男爵の食堂装飾が東京で一堂に会する機会となります。またこれを機に、ルドンの「装飾」と「自然」に焦点を当てたシンポジウムを開催します。


プログラム(敬称略)
13:30
受付開始・開場

14:00
開会
冒頭挨拶 坂井セシル(日仏会館フランス事務所所長)

14:05
趣旨説明 高橋明也(三菱一号館美術館館長)

14:20
「『黒』は、今やどこに行ってしまったのでしょうか:ルドン、ドムシー男爵と男爵の食堂装飾」
安井裕雄
「花はどこから来たのか ―ゴブラン織り下絵に現れるルドンの植物相」
山上紀子(大阪市立大学都市文化研究センター研究員)

15:05 – 15:15 休憩(10分)

15:20
「この無限な空間の永遠の沈黙が、私をおびやかす:ルドンの風景画における人物と幻想のヴィジョン」
ソフィー・バルテレミー (ボルドー美術館長)
「独創性の稀なる花:オディロン・ルドンと『能産的自然ナチュール・ナチュラント』」
ダリオ・ガンボーニ(ジュネーヴ大学教授) 

16:45 – 16:55 休憩(10分)

17:00
パネルディスカッション・質疑応答
司会 高橋明也
登壇者 ソフィー・バルテレミー、ダリオ・ガンボーニ、山上紀子、安井裕雄

17:30
閉会

【主催】三菱一号館美術館、日仏会館・フランス国立日本研究所
【後援】日仏美術学会
【助成】公益財団法人 吉野石膏美術振興財団

こちらのリンクより展覧会の情報をご覧ください:http://mimt.jp/redon/

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『評伝 スタール夫人と近代ヨーロッパ: フランス革命とナポレオン独裁を生きぬいた自由主義の母』

2018年04月01日 | 手帳・覚え書き


『評伝 スタール夫人と近代ヨーロッパ: フランス革命とナポレオン独裁を生きぬいた自由主義の母』
工藤 庸子 (著)

単行本: 368ページ
出版社: 東京大学出版会 (2016/10/29)
言語: 日本語



革命勃発時のパリに生き、スタール男爵の妻となったジェルメーヌ――彼女は並々ならぬ情熱で革命に参画し、卓越した政治論を残した。独裁に抗いながら個人の自由を求めつづけたスタール夫人の知的営みとその生涯を、著作の綿密な分析を通して跡づける「知性の評伝」。「近代ヨーロッパ」を問い直す、比類なき挑戦の書。

★樋口陽一(憲法学)氏推薦
親密圏と公共圏を縦横に往き来する女性の知の質量が自分自身の歴史、そしてヨーロッパの歴史そのものを紡いでゆく。
評伝の新鮮な切り口と硬質でしなやかな筆づかいが歿後200年の「ネッケルの娘」を甦らす。人文知と宗教、個人と公共、文芸と政治の交錯が織り成す世界。

【主要目次】

はじめに

第1章 生い立ち――ルイ16世の大臣ネッケルの娘(1766~89年)
第2章 革命とサロンのユートピア(1789~95年)
第3章 政治の季節(1795~1800年)
第4章 文学と自由主義(1800~10年)
第5章 反ナポレオンと諸国民のヨーロッパ(1810~17年)

あとがき


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日吉紀要、第66号(2018)

2018年04月01日 | 手帳・覚え書き


日吉紀要、第66号(2018)、3日ほど前に到着。

K先生、H編集長、お世話になりました。有り難うございました!







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