日々雑感

読んだ本やネット記事の感想、頭に浮かんでは消える物事をつらつら綴りました(本棚7)。

「夏目友人帳」

2014-07-31 06:01:26 | マンガ
日本漫画、2003年~(現在単行本で17巻発行、2008年~アニメ化)
作者:緑川ゆき



ーあらすじー(Wikipediaより)
 妖怪が見える少年・夏目貴志は、ある日祖母の遺品の中から「友人帳」を見つける。「友人帳」とは、彼の祖母・レイコが妖怪をいじめ負かした結果、奪った名を集めた契約書だった。
 以来、名を取り戻そうとする妖怪達から狙われるようになってしまった夏目は、とあるきっかけで自称用心棒となった妖怪、ニャンコ先生(斑)と共に、妖怪達に名を返す日々を送り始める。


 神社好きの私に、友人から薦められたマンガです。
 妖怪が出てくるので「あやかしマンガ」系でしょうか。

 しかし、おどろおどろしい世界を描くのではありません。
 軽い、ほのぼのとした雰囲気を纏っています。
 キーワードは「孤独」と「絆」という普遍的なもの。

 ただ、主人公や妖怪達の設定が不明瞭でキャラ立ちが弱く、あやかしの世界を借りた「エッセイマンガ」に甘んじているレベルとも云えます。
 好きな人ははまるかもしれないけど、私には今ひとつかな・・・まあ、夜寝床に入って読んでほっこりした気分になって眠るよい薬にはなりました。

 と思いつつ読み進めると・・・第10巻あたりから雰囲気が変わってきました。
 主人公が「あやかしを霊力で手名付けるのではなく、友情という“絆”で仲間を増やしていく存在」に成長していくのです。

 なるほど、こういう展開があったか。
 ちょっと面白くなりそうです。

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