生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2023年11月05日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
気障なようですが私は「愛の無い世界を地獄」と定義して仕事をしてきました。この定義ほど残酷なことはありません。何故かと言いますと、日常生活は、そんなに愛で溢れているわけでもなく、愛が欲しいと叫んでも、期待通りの愛を自分に注いてくれる人は、そう居ません。ここで愛を感じる内容が問題になってきます。愛がないと思って生きてきた人がふと愛だらけの周囲に気づいて幸福感を感じ出した事例も沢山あります。道端ですれ違う知らない子供と視線が合う、すると、その子供が何気なく微笑んでくれる、その笑顔に大きな愛を感じる人もいれば、どんなに愛されても愛を感じない人もいます。好むと好まざるとにかかわらず周囲には色々の宗教,信仰談義があり、それぞれがあの世の話を勝手にしています。特に奈良、京都の神社仏閣を訪ねると地獄絵が出てきます。考えたくなくても地獄という概念に触れていきます。この際、ちゃんとした定義を決めておきませんと死ぬまでいい加減な概念に振り回されます。ですから「地獄とは愛の無い世界」を言う、と定義しておくと不思議な精神現象が起きてきます。愛があるところが天国だ、と想うようになります。これが生き甲斐の心理学の楽しいところです。宇宙、大自然、知らない人々で込み合う電車の中、沢山の愛が見つかります。愛があるところ天国なのですが、そうこうする内に、この世は案外、愛に満ち溢れた天国でもあるのかなあ、と思い出します。
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