廣島パイレーツ・チャンネル

広島の名も無き”田舎侍”が地元プロスポーツを中心に色々と書いて行く過激なスポーツコラムや、広島の市政や街づくりについても

広島は”次のステージ”へ

2011-06-22 22:22:22 | Weblog
 今日は夜から広島ビッグアーチへサンフレッチェの応援に行って来ます。 相手は山形、向こうは東日本大震災で被災(日本海側なので津波こそ来ていないが)した地元の為に必死に戦っています。 しかしこちらだって”夢”があるのですから同情や哀れみなどは一切捨てて残酷なまでに力の差を見せ付けて勝たないといけません。 東北復興への願いは願いとして今までずっとやって来ましたけど、それはそれとしてスタジアムへ行けば敵として全力で戦いますので。 今日の天気は雨みたいですが、雨の中の観戦は初めてでは無く、それどころか去年の湘南(現J2)戦は大雨の中で圧勝しましたからこれでも結構縁起が良いと思いますよ...

                         

 そんな訳で今朝は夜勤から帰った後、昨夜町内のスーパーのイズミゆめタウンで買って来た黒瀬ぶりと、母の手作り天ぷらで晩酌と言うか”朝酌”です。 そして酒はもちろん十合の酒売り場で買って来た大田酒造さんの『純米辛口 半蔵』です。 ”ハットリくん”でサンフレッチェが大量点を奪って勝ついつもの験担ぎですね。 酒を飲み、食事をしてからゴミ捨てをして、お風呂に入って”身体を清め”、そして寝ます。 起きた時は雨が降っているのかな? 試合は19時から、私もスクーターで現地へ向かいます...

                                      

 夕方、私はいつも通りにスクーターで家を出た。 家からスクーターで20分程度でビッグアーチの駐輪場へ到着、今日は道路もあまり混んでいなかったな、平日だし今日は5000人くらい(実際には7000人以上だった)だから車で来たサポーターも快適に行き帰り出来るのでは、良くも悪くも... 荷物を持って駐輪場を出て長い坂を登って行くとスタジアムの正面入り口に着く。 今日はここで広島県サッカー協会によるサンフレッチェの専用スタジアム建設を求める署名運動をやっていたので私も早速署名をした。

                    

 署名運動のブースには世界各地のサッカー専用スタジアムが紹介されている。 いずれも”陸上競技場”では無いので客席からピッチが近く、迫力のある視点で試合が見えるだろう。 それにこれらは”街中”に造られているのも印象的だな、このビッグアーチみたいに総合運動公園などと称する街外れの山の中や丘陵地に”隔離”されているスタジアムが日本には多過ぎる。 これはサッカーだけでなく野球場でも最近はそう言う傾向が強いと思う。 ちなみに国内では北九州市のサッカー専用スタジアム構想が紹介されていた。 下に載せた写真の通り、臨海部で周辺の街にも商業需要を生み出しそうだし是非とも実現してもらいたいですね。

                         

 スタジアム前の広場には選手プロデュースメニューのお店が出ている。 期間限定で今月はMF高萩選手とMF青山選手の好物を集めた丼やお弁当らしい。 ビッグアーチでもこう言う試みが始まりましたが、ちゃんとした厨房設備を持つ旧市民球場跡地のサッカースタジアムを早く造ってシーズン中ずっと面白い企画を打ち出して試合を見る以外の楽しみも出来る場所を車社会・広島の中で苦しんでいる中心市街地の活性化をやりたいなと思っています。 さて、試合時間まではまだ余裕があるけど先発メンバーの発表までに席に着きたいから私はサポーター席入場ゲートへと向かう。 ここはプロサッカーの試合をする事を全く考慮せずに造られた”陸上競技場”なので電光掲示板が見辛く、先発メンバー発表までに来ていないとピッチの中に今居る選手が誰なのか分かりにくくなるので...

                         

渡辺会長、不気味な予告?原監督去就、球界再編…「俺に書かせろ」(夕刊フジ) - goo ニュース

 かつて球界再編騒動を巻き起こした中心人物だった”ツネオ”ですけど、この記事によると今はもう1リーグには拘っていないのですかね。 今年の交流戦も終わりましたがジャイアンツはパ・リーグ球団の前に苦戦していましたしね、皮肉にも今は私の方が”1リーグ論者”になっているにのかも知れません。 もっとも私の考える”1リーグ”とは既存のプロ野球リーグの上に上位リーグであるプレミアシップを作る『PLB構想』で、強豪球団が抜けて弱体化した”下部”の既存リーグには新潟や中四国、沖縄などに新しい市民球団を入れて今よりもっとプロ野球ファンを増やす”建設的”なやり方ですけど。 プロ野球の戦力均衡を否定して”企業努力”や”自由競争”を唱えて来た方々も”新の実力主義・弱肉強食の世界”はお嫌いみたいなので... 昔、書いた事がありますけど”ツネオ”もこう言う事で騒がれるよりは『ご意見番スポーツ』に張本さんと一緒に出演なさって「渇!!」と叫ぶ方が野球ファンに愛されると思いますが...

                                      

 選手がピッチに集まり、いよいよ試合が始まりました。 サンフレッチェは序盤から猛攻を仕掛けるが、一方の山形も実力差のある相手とアウェーでの対戦にも関わらず守りに入らず積極的に反撃して来る。 私の予想だと山形は先週、浦和がサンフレッチェを相手に同じ広島で0-0に終わった試合のビデオをチェックして同じ様にサンフレッチェの攻撃陣にマンツーマンディフェンスを仕掛けた上で、味方の攻撃陣も自陣寄りに下げて徹底して守って来ると思っていて、それを崩して序盤からリードを奪い、もはや点を取るしか無くなった山形が前掛りになったところを攻めて大量点を取って楽勝の展開に持ち込み、週末にも試合を控えている主力をベンチに下げて休ませる作戦を考えていました。 しかし山形は実力差のあるサンフレッチェを相手に真正面から戦う選択をしたのか、私の予想は外れたな。 残念ながら私は戦術予報士にはなれそうもありません。 酒飲みと言う部分だけは共通点があるのですけど...

 私の予想に反して0-0の展開が続いた前半27分にエースFW”三矢の獅子”佐藤(寿)選手がゴールを決めて先制、均衡が崩れてここから私の狙い通り...と思ったらゴール付近でMFミキッチ選手が攻め込んで来た山形の選手を倒したとしてPKを与えてしまう。 ミキッチ選手はこれで次のG大阪戦をイエローカードの累積で出られなくなったらしく痛いですね。 そしてそのPKをしっかり決められてしまって1-1の同点になってしまった。 完全に予想外の展開になってしまいました。 しかし前半終了間際の43分に”三矢の虎”FW李(忠成)選手のゴールで勝ち越し、私の予想と全然違う展開にはなりましたがリードして前半を終わりました...

                         

 ハーフタイムに入り、私は客席裏の売店に行って今シーズンから導入されたノンアルコールビール(300円)を買いました。 私はスクーターで来ているので本物のビールは飲めないので。 そして弁当は一昨日、十合の精肉売り場で買った山形の平牧三元豚でトンカツを作り、作った時に残った溶き卵で玉子焼きも作って入れました。 山形は敵として容赦無く叩かないといけませんけど、東北復興への願いはまた別として持っています。 金が無いので多額の募金とかは出来ない私ですから、消費をもって支援とします。

                         

 食後にお茶でもと思ってお菓子も持って来ました。 先週のプロ野球・イーグルス戦の時は”シャア専用”でしたが今回は”量産型”です。 パッケージを見ていると思わず「よくも寺院を!!」などと口走ってしまいそうになりますが...

                                      

 さて、選手が戻って来て後半が始まりました。 後半も予想に反して互角...いや山形がちょっと押し気味の展開になり、向こうの最後の詰めが甘いお陰で点は入らないけどこちらも点が入らない。 そうしている内に後半の27分、山形にCKからヘディングで押し込まれて何と2-2の同点になってしまった。 残り15分、このまま同点で終わるのかと嫌な予感がする。 ここに来て両チームとも次々と選手交代のカードを切る。 連戦続きの上に今日も激戦となっているので早めに手を打つか。 そんな中、山形の選手が審判の判定に抗議して今日2枚目のカードをもらって退場となり11-10でこっちが優位になった。 山形との実力差を考えると勝てるかと言う気がして来る。 後半35分に今日はDFで出ている森崎(和)選手がゴール前に迫り、山形の選手が止むを得ず倒して止め、これで得たPKをMF森崎(浩)選手が冷静に決めて3-2となり、その1点差を守り切ってサンフレッチェの勝利です。

 今回の試合、私は前々から実力差のある相手なのだから圧勝しないといけない、勝って当然と外部に思われる相手に当たり前の様に勝ってこそサンフレッチェは”次のステージ”すなわちビッグクラブへの道へと進めると思ってあえて過激な事を書きました。 2年前、サンフレッチェの中心選手だった柏木選手は浦和に移籍しました。 J2に降格した時でさえ残ってくれたけど浦和から声が掛かったら行きたくなる訳です。 サンフレッチェはあの時、タナボタながらもACLの出場権を手にしていました。 一方の浦和は失礼ながら低迷中でしたが、それでも行きたくなる、サンフレッチェには無い”何か”が浦和にはあるのでしょう。 この2年間、私はそれを追い求めてその重要な要素となる専用スタジアム問題に取り組んで来た訳ですから。 後はクラブ初のタイトル奪取を...

                          

 最後に、この遠い広島まで来ていた山形のサポーターに敬意を表します。 山形はJ1残留へ厳しい戦いを続けていますが、被災した東北を励ます為にもJ1に残って”東北ダービー”の灯をJ1で守ってもらいたいと、今日の激戦を見ながら思っていました...



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 ...以上です。
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