ずっと(五年くらい)前だが、「夏と少年の短編」の短編というのを図書館で読んで気に入ってしまった。文章がピリッとしていて、味があっていい。著者は片岡義男である。6篇くらいの短編集だか、その全てがいい。ブックオフに行ったら、売っていたので買った。それで片岡義男という作家にも興味が出て、他の長編を何冊も買ったが、他の作品は、文章もストーリーも、全然、好きにはなれなかった。こういう事も結構あるのである。
明日はセンター試験か。「がんばれ受験生」とか、書いてあるけど、そんなのは当たり前である。受験生はみな頑張るにきまっている。そんな、月並みなことしか言えないようでは、発想が貧困である。
「リラックス。リラックス。受験生」
「本試験ではなく模擬試験だと思って解きましょう」
「なあに。今年、ダメだって来年があるさ」
「勝とうと思うな。思えば負けよ」
「たかが試験。別に死ぬわけじゃなし」
「リラックス。リラックス。受験生」
「本試験ではなく模擬試験だと思って解きましょう」
「なあに。今年、ダメだって来年があるさ」
「勝とうと思うな。思えば負けよ」
「たかが試験。別に死ぬわけじゃなし」