かまくらdeたんか 鹿取未放

馬場あき子の外国詠、渡辺松男のそれぞれの一首鑑賞。「かりん」鎌倉支部の記録です。毎日、更新しています。

渡辺松男の一首鑑賞 1の20

2020-05-15 19:15:25 | 短歌の鑑賞
    改訂版渡辺松男研究3(13年3月)【地下に還せり】
      『寒気氾濫』(1997年)12~
      参加者:崎尾廣子、曽我亮子、渡部慧子、鹿取未放
    司会と記録:鹿取 未放


20 ふくろうのごとき月光ほおほおと潤いおびて樹海にそそぐ

        (意見)
 ★ふくろうのごとき月光というのは普通では考えられない比喩。ふくろうって膨
  れた感じがするのでふっくらとした気分が出ている。(曽我)
 ★ふくろうって知恵者といわれている。また月も知恵の女神である。だからそん
  な感じで比喩にされたのかなと思う。(慧子) 


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