De cela

あれからいろいろ、昔のアルバムから新しい発見まで

山田屋まんじゅう

2009-12-08 23:39:30 | 話題・問題・ひとこと
 四国を廻ってきた。なんとなく。

 どこかで聞いてきて、伊予で「山田やまんじゅう」を買ってきた。天野祐吉のコメントが入っていた。
 ・・・・・そのまんじゅうは、一口で食べてしまえるような小さな形をしていたが、その小さな形(なり)の中にはたっぷりと時間が詰まっていて、口に入れてそっと噛むと、その時間が口の中いっぱいに、ゆったりと広がっていく・・・・・・。

 四国の街はどこもそんな風に、狭い街並みで急峻な山が迫ってくる小さな形(なり)をしていながらたっぷりと時間(歴史)が詰まっていて、そこを歩くとゆったりと体の中にその時間が広がっていく。

 わたしは四国に勝手な空想をめぐらしている。空海がなぜそこに目をつけたか。地質学者としての空海の頭の中にはどんな狙いがあったのか。88か所の地質調査をしたのではないか。

 ついでに、このまんじゅうは吉田茂も愛用していた。