帰農庵 時代おくれ

「ＥＮさん、この前の京橋の居酒屋の話だけどさ、」☆
「はい、『帰農庵　時代おくれ』料理人募集の件ですよね」☆
「でね、オーナーから採用ＯＫもらったんで、今夜お店にいってみない？」☆
「あ、はい、私も中の様子を見たかったんです」☆
「では、お店の前に集合で」☆
「えっと、、中央区京橋１－１－９　入船本館ビルＢ１　でしたね」☆
「そうそう、中央通りと八重洲通りの交差点角で、隣りはフルーツの千疋屋で向かいはブリヂストンの本社だよ」☆
「東京駅からでも、京橋駅からでも、日本橋駅からでも近いですね」☆
「そうそう、八重洲地下街の入り口がすぐだから、多少の雨でも凌げるね」☆

　　　　　　　　　

「さてと、まずはビールからいこう！」☆
「店内は木の造りで、落ち着いてますね」☆
「うん、静かでいいでしょ」☆
「大人の隠れ家って感じで」☆

　　　　　　　　　

「ＥＮさんは和食料理がお手の物だもんね」☆
「ええ、まあ～、」☆
「調理師免許はもちろんだし、あの目黒の八○園で１０年以上和食一筋だったんでしょ？」☆
「はい、自分は魚がやりたくて、そこに配属だったんです」☆
「その腕を、ここ『時代おくれ』で発揮してね」☆
「はい、頑張ります」☆
「では、イサキの刺身を食べて～」☆

　　　　　　　　　

「こちらのお店は新鮮野菜が豊富なんで、“水茄子”を食べてごらん」☆
「おっ！　甘味があって美味しいですね」☆
「でしょ！　いいっしょ！？」☆

　　　　　　　　　

「手羽先揚げもいっちゃおう！」☆
「鶏のような白身肉は味付けが難しいんです」☆
「なにか味付けのテクニックはあるの？」☆
「はい、一度素上げして、つけだれに一昼夜浸し出す時は焼き色を付けるとか、いろいろありますよ」☆
「なるほど～、さすが～」☆

　　　　　　　　　

「そうそう、これこれ！　ししゃも！！」☆
「普通のと少し違いますね」☆
「気付いた？　これは正真正銘の“ししゃも”で、よく出る“カラフトシシャモ”（カペリン）とは違うんだよ」☆
「という事は、襟裳岬沖でしか獲れない希少なアレですね」☆
「そういう事！」☆

　　　　　　　　　

「和食はなんたって出汁だよね」☆
「はい、料理の温度が何度になっても美味しさを醸し出すには、しっかりと出汁を取らないといけませんね」☆
「よく味噌汁が冷えても、美味しいのがそれだよね」☆

　　　　　　　　　

「アジフライもよく揚がってるでしょ」☆

　　　　　　　　　

「“ハムカツ”はかなりの人気メニューだそうだよ」☆
「はい、美味しいっす！」☆

　　　　　　　　　

「ホッピーの白＆黒もあるんだぜ～、すごいっしょ！」☆
「へ～、ホッピーもあるんですか～」☆
「焼酎の量もあるから、すーぐ酔っちゃう（笑）」☆
「こちらのお店は２３日からリニューアルグランドオープンなんですよね」☆
「そうだよ、だから次週から腕を揮ってちょうだいね！」☆
「はい、分かりました！　頑張ります！」☆
「頑張って美味しい和食をお願いしますね」☆


『帰農庵　時代おくれ』
中央区京橋1-1-9 入船本館ビルB1
03-6225-4535
営業時間　ランチ月～金11:30～14:30/ディナー月～土17:30～23:00(L.O.22:00)
定休日　日・祝