串八丁

「ＴＮちゃん、ランチ行こうか？」☆
「はい、大丈夫です！」☆
「いつもの所で待ち合わせしよう」☆
「了解しました！」☆

「おはよう！　今日は何にするか～」☆
「そうですね～、焼鳥丼なんかいいかな～って思ってたんですよ」☆
「へ～、珍しいね～、そのメニュー」☆
「はい、ウッチッチーさんのブログを見ていたら、八丁堀周辺に美味しい焼鳥丼を出すお店があるんですよ」☆
「そうかそうか、じゃあ、そこのお店に行こうか」☆
「はい、、、」☆
「ん？どうした？」☆
「それが、店名を忘れてしまって、、、」☆
「あはは～、じゃあ、分かんないじゃん」☆
「すみません、、、」☆
「鳥って聞いちゃったから、鳥モードに入っちゃったぞ～（笑）」☆
「どうしましょうか～」☆
「じゃあ、八丁堀の『串八丁』にするか～」☆
「ああー！いいっすね～」☆
「よし、決まり！」☆

　　　　

「いつもは照焼きとから揚げが入ってる、“八丁膳”だけど、今日は“照焼き”にするよ」☆
「珍しいですね～」☆
「今年初めての『串八丁』だから、ちょいと変化球をね！」☆
「なーるほど」☆
「しっかし、こちらのお店の肉質は本当に柔らかいね～」☆
「そうですよね～、美味しいさも倍増しますよね」☆

　　　　

「やっぱりさ、こちらのご主人の業はすごいよね～、肉の何処を噛んでも、同じ柔らかさというのは凄い事なんだよ」☆
「分かります、真ん中が柔らかいのに外側がカリカリって事はよくありますもんね」☆
「誰かが言ってたけど、八丁堀に数ある鳥肉料理のお店の中で、『串八丁』はダントツなんだって」☆
「これを食べれば、それが分かりますね」☆
「そういう事！」☆


『串八丁』
中央区八丁堀１丁目４－７
03-3551-8807

ギターは楽し １５ ～ anji ～

「グルメッチー☆、“anji”の楽譜があったら送ってくれない？」☆

同級生であり、親友であり、フォークグループ“伽草子”の相棒である、ＵＴからメールが届きました☆

「いいよ～、もう完コピできた？」☆
「うん、最後の盛り上がりの所ができればＯＫなんだ」☆
「なるほど、それで楽譜という訳なんだ」☆
「そういう事」☆

“anji”というのは、私たちが崇拝している「サイモン＆ガーファンクル」のセカンドアルバム“The Sound of Silence”の６曲目に入っている、ギターのソロの曲名です☆

原曲は、イギリスの名ギタリスト、デイビー・グレアム(Davey Graham)が、１９６５年にポール・サイモン（Paul Simon）に聞かせた曲で、初めてそれを聞いたポールは、その曲の虜になりその場で“anji”と曲名を付けたといいます☆

そして、毎日毎日この曲の練習を続けて、ついには自分のアレンジで完成させた“anji”☆
アルバムに採用したのも、そのお礼だったようです（著作権印税収入のため）☆

実はこの曲、それはそれは難しいインストルメントなんです☆

リズムの取り方、チョーキング、シャット、スライド、ハンマリング、、、ギター演奏におけるテクニックのありとあらゆる物が、たった３分の中に網羅されているのです☆

「じゃあ、今から送るよ」☆
「サンキュー！」☆

その後、ＵＴから返事が来ました☆

「ようやく完コピできたよ！」☆

すごい奴です☆
私はまだまだ、“なんちゃってanji”だというのに、、、☆

　　　　

来月、彼と“伽草子”の音合わせをやるのですが、その時に聞かせて貰えるであろう“anji”、、、☆

今からとても楽しみです☆

ギターは楽し １４ ～ＳＴＡＧＥ ＰＦ～

日本橋合唱団が結成されてちょうど１年、待ちに待った演奏会が開かれました☆

“船橋のジェントルマンＨＹＯさん”、“中野が生んだスーパースターＭＪさん”、“acky”と私の４名がそのメンバー☆
次回演奏予定の“天才スキーヤーＫＭちゃん”と“ＭＳさん”はオブザーバーとしての参加です☆

メンバーの共通項といえば、『サイモン＆ガーファンクル』☆

「今回の課題曲は、“サウンド・オブ・サイレンス”、“ボクサー”、“早く家に帰りたい”、“スカボロー・フェア”という事にしましょう」☆
「いいね～、特に“サウンド・オブ・サイレンス”は今までカラオケでもたっぷり練習を重ねてきたからね～」☆
「今回はアコースティックギター１本でいきますから、よりいい感じになりそうですね」☆
「グルメッチー☆ちゃんのギター演奏も初めて見るからね～」☆
「はい、任しといてください！（笑）」☆
「あっ、それと歌詞カードは作ってきましたから」☆
「う～ん、気合入ってるね～（笑）」☆

　　　　

「今回のお店は『ＳＴＡＧＥ　ＰＦ（ステージ　ピーエフ）』です」☆
「東急田園都市線“三軒茶屋駅”の地上に出て、国道２４６号線、茶沢通り、世田谷通りが交わる交差点から、世田谷通り沿いのカラオケビックエコーの前を通って“ドトール”の先、雑貨屋さんの隣りにあります」☆
「ちょうど、真向かいにキャロットタワーがあるから分かりやすいね」☆

　　　　

「ワンドリンク付きで、お店にずーっと居ても２５００円だからいいよね」☆
「楽器も触れるし、歌も歌えるし、言うことなし！」☆
「では、今日を祝してカンパイ！」☆
　　　　　　　　
「喉を潤したら、“サウンド・オブ・サイレンス”からいきますよ！」☆
「よーし、キーボードのスタンバイだ！」☆
「ＭＪさんは、かなり気合入ってますね～」☆

　　　　
　　　　　　　　
「ボーカルは、ＨＹＯさんと☆ackyです」☆
「ＨＹＯさんは“ポール・サイモン”のパート、☆ackyは高音が出るから“アート・ガーファンクル”のパートでね！」☆

　　　　

「こちらのアコースティックギターは“モーリス”だね」☆
「モーリス持てばスーパースターも夢じゃない！」☆
「このフレーズを言える方は、相当歳いってますよね～（笑）」☆
「グルメッチー☆さん、お願いしますね」☆

　　　　

「オリジナルはD#mだけど、今日は半音落としてDmでいきますよ」☆
「ＯッＫ－！！」☆

今回は、“サウンド・オブ・サイレンス”を２回（ＭＪさんが１曲目に納得いかなかったので、、、（笑））、“ボクサー”、“早く家に帰りたい”でしたが、カラオケとはまったく違う音の良さに、メンバー全員テンションが上がりっぱなし☆

時間があれば、たぶん朝まで演奏していたでしょう☆
なぜなら、全員がとてもピュアになっていましたからね☆

次回は、もっと磨きをかけて頑張りましょう！☆


『ＳＴＡＧＥ　ＰＦ（ステージ　ピーエフ）』
東京都世田谷区三軒茶屋２-１４-１２
03-5486-1483
営業時間　19：00～24：00
営業日　月曜日～土曜日
定休日　日曜日
料金　２５００円（１ドリンク付）

翠幸

「今日のランチはどうしますか？」☆
「おお～、“お肉大好きＭちゃん”、そうだな～、すき焼き定食はどうだい？」☆
「美味しいお店があるんですか？」☆
「うん、ふぐ屋さんのランチサービスで出るんだけどね」☆
「え！？　八丁堀周辺に“ふぐ”はありましたっけ？」☆
「あるんだな～これが～」☆
「じゃあ、行ってみましょう」☆

「すき焼きの名前の由来って知ってる？」☆
「えっ！？　すき焼きって、、、好きな物を焼くからじゃないんですか」☆
「お！知ってるね～、そういう説もあるよね」☆
「他にもあるんですか？」☆
「うん、江戸時代中期に農具を使って肉を焼いた事からきた説もあるんだって」☆
「へ～、農具はなんですか？」☆
「鍬（くわ）とか鋤（すき）らしいよ」☆
「じゃあ、もしかすると、“くわ焼き”になってたかもしれない（笑）」☆
「今日は“くわ焼き定食”だ！　とかね（笑）」☆

　　　　

「メニューは７種類、この前はハンバーグだったから今回は、くわ、、じゃなくて“すき焼き”で」☆

　　　　

「家で食べる時、すき焼きには何を入れてる？」☆
「え～と、牛肉、白菜、しいたけ、、、しらたき、、、ネギ、、、豆腐ですかね～、割下で煮込みます」☆
「じゃあ、関東炊きだね」☆
「関西もあるんですか」☆
「うん、先に肉を焼いて、砂糖をかけて割り下、、、という順番なんだ」☆
「そうなんですか、そういうのは高級すき焼き店でありますよね」☆
「庶民は関東炊きでいいんです（笑）」☆

　　　　

「ここも関東炊きなんだけど、白菜ではなく玉ねぎが入ってるんだ」☆
「玉ねぎも入れる家はありますよね」☆
「うん、そういえばうちでも入れてるかな～、玉ねぎの甘みは大好きなんだよ」☆
「美味しいですよね」☆

「それと、肉の量が多いでしょう？」☆
「そうなんです、かなりの量ですよね」☆
「お肉大好きだからいいでしょ～（笑）」☆
「はい！（笑）」☆

　　　　

「味噌汁もよく出汁が効いてとっても美味しいですね」☆
「やっぱり、和食のお店の味噌汁は美味しいよ」☆
「ご飯も炊きたての柔らかさでたまりません」☆
「また来る？」☆
「もちろんです！」☆

『翠幸』
中央区八丁堀2-15-6
03-3206-0144

三茶氣

「グルメッチー☆さん、こんにちはー！お久しぶりです！　三茶氣っ子のトモミです。覚えてますか～？？」☆

あれ～！？トモちゃんからだ☆
なになに、、、一年ぶりに一時帰国をしてます！　あと一ヶ月位日本にいると思います、、、飲みに誘ってくださーい(^。^)☆

いや～、懐かしいですね～☆
彼女と会ったのは、三軒茶屋の『三茶氣』、、、私のアジトです☆

今から２年半前になるでしょうか、いつものように『三茶氣』のカウンターで“黒ホッピー”を呑んでいると、店長のグッサンから声を掛けられます☆

「今度新しいバイトが入りましたんで紹介しますね」☆

見ると、とても聡明な女の子が頭をペコリ☆

「トモミといいます、よろしくお願いします」☆
「たま～にお店に来るグルメッチー☆です、こちらこそよろしくお願いします、トモちゃんは普段何してるの？」☆
「はい、ダブルダッチです」☆
「えっ！？　ダブルダッチ？？　あの、２本の縄を内側に回してる中でジャンパーが技を披露するやつ？」☆
「そうです、そうです！」☆
「へ～、すごいね～」☆
「グルメッチー☆さん、トモミはダブルダッチのレベルはかなり高いんですよ」☆
「えっ！？グッサン、そんなすごいの？」☆
「なっ！トモミ！」☆
「ええ、、まあ、、」☆
「そいつは凄いや！　応援するよ！」☆
「ありがとうございます（ペコリ）」☆

これが最初でした☆

その後、世界各国を巡りいろいろな経験を積んだ彼女、、、今回はビザの更新での
帰国となったわけです☆
私などは、未だに本州すら出た事がない鎖国人間ですから、本当に羨ましい限りです☆

『三茶氣』に集合という事で、一足早くお店に到着していた私は、いつものようにいつものカウンターに着座☆

「ピーホツ、ロークー、スイアーでお願いします！」☆
「はーい！　黒ホッピー氷入りですね！」☆

さすが『三茶氣』スタッフです（笑）☆

　　　　

「グッサン、最初は“ザーサイと豆腐のサラダ”からお願いします」☆

以前、親友のＫＮちゃんから教わったメニュー☆
これは美味しいですよ～☆

　　　　

紫蘇（しそ）の葉が微かにいい風味を出してくれる逸品☆
さすが、店長グッサンのセンスはナイスです☆

「こんばんは～、お久しぶりです！」☆
「おお～！トモちゃん！お帰り～！」☆

　　　　

「グルメッチー☆さん、お元気でしたか？」☆
「元気元気～（笑）トモちゃんは？」☆
「もちろん、元気でしたよ！」☆
「今は何処にいるんだっけ？」☆
「はい、ニューヨークです」☆
「ニューヨークなんだ～、すごいね～、一年前に見た時に比べていい顔してるから充実してるんだね」☆
「ああ～、一年前は最悪でしたね～、ちょうどインドにいた時に５０時間の列車移動中に起きた事で、、、」☆
「何があったの？」☆
「車内で食べたお弁当にあたったんです」☆
「それで、激痩せしてたんだね」☆
「そうなんですよ～」☆
「でも元気になって良かったね～、それより最近はどんな感じ？」☆
「中山美穂さんの主演映画に出ちゃったりしてます」☆
「ええーっ！！そうなの？」☆
「写真もあるんですよ」☆
「ホントだ～、次までに焼増ししておいてね」☆

　　　　

「ザーサイ＆豆腐サラダ、美味しいよ」☆
「こういうのいいですね」☆
「今日はもつ焼きの美味しいお店も考えてたんだけど、もつとか煮込みはダメでしょ？」☆
「いいえ～、だーい好きです！」☆
「ええーっ！マジで～！」☆
「じゃあ、次は“にこけん”においで！　美味しいもつを食べられるよ」☆
「はい、よろしくお願いします！」☆

「ところで、今回、なんでメールくれたの？」☆
「一年前に呑みに行く約束したじゃないですか～」☆
「いや～、覚えててくれたんだ～、嬉しいね～、もう、ジャンジャン呑んじゃって～（笑）」☆


『三茶氣』
世田谷区三軒茶屋2-14-21
03-5779-3338
営業時間 18:00～05:00(L.O.04:00)
定休日 無休