しみじみと歌う。菜の花畠に、入日薄れ♪

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先に「不眠」のことに触れたので、また少し書こうと思います。

もともと、寝つきがすこぶる悪い子どもでした。それを大人になっても、
ずーっと引きずりながら、どうにかこうにか生きてきたわけですが。

たび重なるストレスも相俟って、もう、動けなくなった時、漢方で何と
かしたいと思いました。それまでに、あちこちの内科病院巡りをしまし
たが、私が納得できる治療方法もなく、結局どうにもなりませんでした。

思いついて、漢方専門の病院を探し、手紙に症状を書いて（口下手な
ので医師に見せるため）、初対面の先生に差し出しました。

それから、長い時間が経っていますが、もともとの不眠傾向体質とい
うのは、劇的には改善しないもののようです。

個人の努力で試せることは、過去にほとんどすべて試したと思います。

ただ、病院の待合室というのは、とっても辛そうな人ばかりです。周
りを見ると、私のは病気ともいえないような気がして、いたたまれな
い申し訳なさで、一杯になったものです。

そのことを先生に言うと「いや、心のなかのことは、軽いとか重いと
かじゃないから。あなた自身が現実に苦しんでいるのだから、それは
病院に来てもらってもいいし、必要な薬は飲んでもいいんだよ。そう、
気にすることはないよ」と、言ってくれたのですが。

これは、心療内科の先生ではありません。外来の内科の先生です。

呼ばれると、診察室のとなりの長椅子で待つのですが、アコーディオ
ンカーテンの仕切りのため、会話は漏れ聞こえてきます。先生はほん
の少し時間があくと、心細いお年寄りの、電話相談にものっているよ
うです。

いろいろと励ましたり慰めたり、注意している声が、聞こえていました。
そんなことを、自慢げに決して云わない方ですが、あぁ、先生はボラン
ティアもしているのか、と思ったものです。

「同じ業種の人とばかり付き合っていたら、いけないんだと僕は思う。
まったく別の業種の、年齢も立場もものの考え方も違う人たちとも、
付き合わないとね」と、以前の診察時に、話していました。私は、うん
うんうん、と頷きました。

私ってまるで「生きる屍」のようじゃないか！、と思いながら、やっと
の思いで生きてきて、精神的に立ち直るきっかけになったのは、メール
マガジンを発行していらっしゃる方々との、メールの交流からでした。

その憧れの雲の上の方々が、ブログを始められて、その流れで私もブロ
グを始められました。

そ、そして、今の私があるわけですネ。・・だったら、もっと尊敬しな
さいよ！という声がチラホラ聞こえてきそうです。

でですよ、そうなんですけども。。。（尊敬し続けられるというのは、
これでなかなか才能が必要で、難しいものなのでございますデスヨ）
あはっ！

あらら。話がスッカリ横道にそれましたね。では、次回？にご期待を。

↓気分直しに菜の花畑でもご覧くださいませ↓


病院に行くのが主なのか、途中の写真撮影がメインなのか・・。

あたり一面に、菜の花の香りが「盛大」に充満していました。

菜の花畠に　入日薄れ　見わたす山の端
　霞ふかし

春風そよふく　空を見れば　夕月かかりて
　におい淡し

里わの火影も　森の色も　田中の小路を
　たどる人も

蛙のなくねも　かねの音も　さながら霞める
　朧月夜　　（唱歌・朧月夜より）