こんばんは~(=^・^=)
石灰の町・葛生(くずう)へドライブ、はたして葛生原人はいたのか?いなかったのか?(笑)
今回は大好きな伊藤若冲(じゃくちゅう)さんの《菜蟲譜》、巻物の前半部分展示を見に行きました。照明が思いのほか暗かったのと、ガラス越しでありましたので、なんとなく感動に未消化な雰囲気も残りましたが、まずはありがたい!若冲さん。
→佐野市立吉澤記念美術館
→若冲の《菜蟲譜・さいちゅうふ》
佐野市立吉澤記念美術館↑ここ葛生は石灰の町ですから、大型ダンプが石灰の白煙をもうもうとまき上げながら行き交います。すごく物珍しい光景!そこを他人のメーワク顧みず、ダンプのわきを走って行って、パチリ↓そしてまた走って戻って車に退避する~(笑)
18世紀京都の絵師・伊藤若冲は、俳人で画家でもある与謝蕪村と同郷同年の人。当時は売茶翁(ばいさおう)などという、教養高い自由風流人も尊崇され、それぞれが極めて魅力的精彩を放っていた時代。
若冲晩年の《菜蟲譜》は、昭和2年以降行方不明とされてきましたが、平成11年の秋に、葛生市内の旧家・吉澤家の蔵で見つかり、公表・寄贈されたもの。
TVの人気番組「開運!なんでも鑑定団」?みたいなこと・・たまにあるんですねぇ、すごいですねぇ。本日(18日)の「なんでも鑑定団」では、蕪村の墨絵軸(本物との鑑定)が800万円という査定を受けていました。いや、およそ鑑定士という方々もすごいですよね。
若冲の鶏は金色菊の酒 空見屋(既作) (じゃくちゅうのとりはこんじききくのさけ)
さすがに横浜からは気軽に「ちょっと見に行く…」というわけにはいきません。
月に3〜4回美術展、写真展など出かけていくと、感想を書く余裕もなくなってきます。
あまり感動しにくいタチなので、展示会に行っても「ああそうか、なるほどなぁ」が多いのですが。
今回はせっかく栃木県に現れてくれた若冲さんですからね、逢いに行かないわけにはいかない(笑)
TVで光学調査の経緯や流れは見ておりましたから、特に目新しいことはなかったですが、相当の褪色や皺や亀裂が綺麗に仕上がっておりました。絵画修復師さんのお仕事も繊細で緻密ですね。先日行った展示会では、修復の仕事で全国を廻るという人物と少し話しました。