近くにいる人が大事

2008-06-09 21:07:30 | Weblog
世情を震撼とさせる事件が起って、突然の被害にあわれた方々を想い、皆さまと同じく私も心が痛んでおります。亡くなられた方たちには、安らかなるご冥福をお祈りしたいと思います(合掌)


名残りのニッコウキスゲとシラン(たぶんこれが最後の登場です)


先日、知り合いの同年輩の女性と話す機会がありました。お互いをよく知らない間柄でありながら、短い時間にいろいろと深いお話をさせていただいたなぁ、と今反芻しております。

彼女は理性的でお洒落上手な色白美人。家業の仕事もご主人と二人三脚でテキパキとこなし、忙しい中でもいつもきちんと上品にメイクをし、センスの良い洋服を着ていて、とても憧れを感じていた人です。

でも、この一年ほどお洒落やお化粧も滞り、白髪とシミが目立って、急に老けたような印象を受けていたところでした。長年の仕事のストレスが溜まってきたのかしら、と思っていましたが・・。

長男さんも家業をついで、事業も以前より大きくなってきて、従業員さんもたくさん雇い入れているようです。

彼女が言うには、どうしたことか最近仕事上の失敗が多くなり、「お母さんはミスが多くなったから、もうそろそろ引退したら?」などと、息子さんに言われたとか。

パソコン操作などによる、かなり重要なミスのようです。でも、彼女は人に任せられない性格。今まで自分がすべて切り盛りしてやってきたし、せっかく事務員さんを雇い入れているけれど、どうしても自分でやらないと気が済まないそうなのです。

そういえば彼女のデスクが、以前は事務所すべてを見渡せる一等地(?)にあったのに、最近は配置換えをしたのか、入り口に背を向けて見えない場所になっているのに気付きました。

「息子はあまり喋らないから、何を考えているのかわからなくて、困っているの」と半分冗談のように、笑いながら話していましたけれど。

それに引き換え、勤め先の関係で遠くに住んでいる下の息子さんは、非常に闊達に母親に対して話しかけ、家に帰ってきた時は母親と一緒にキッチンに立ってお料理をし、とっても優しい子なのだそうだ。

「きっと、下の子とは相性がいいのかもしれない。上の子は、本当に何を考えているのやら。自分が生んだ子なんだから、憎いわけではないのよ。憎いわけではないけれど、相性が合わないっていうのか。どうにも性格が分からなくて・・」と、タメ息が。

遠くに離れていれば、たまに会った親には優しくできるかもしれません。しかし、常に近くにいればお互いに遠慮がなくなることもあり、つい刺々しい口調になり、感情がぶつかり合うのかもしれません。

家業を継いでいらっしゃる息子さんは、礼儀正しく爽やかな二枚目で、夜遅くまで一生懸命に仕事をしている印象を、私は受けています。

煙たがられても、親の近くにいてくれるのも、親孝行なのではないでしょうか。などとも思ってみますが。

彼女にしてみると、仕事上の実権を取り上げられる恐怖さえ、覚えるのかも知れません。デキる息子なら、逆にうらやましい気がしますが。。。

自分が生んだ子に、可愛いとか可愛くない、ということはないのでしょう。どっちがより”心配”だ、ということはあるでしょう。子どもがシッカリしてくれて、親を多少とも凌いで行ってくれたら、私なら万歳三唱ですよ~。ひとそれぞれ、状況によっての悩みはあるものだと思いました。

でも、近くにいる人を、本当は一番大事にしなくてはいけないのですよね。私ですか?嫁しては夫に従い、老いては子に従いますとも^^ たぶん、、、??(笑)



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マウスオンでどうぞミヤコワスレ(都忘れ)とヤグルマギク(矢車菊)↑こちらももう終わりですね



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14 コメント

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きれいな花! (かずこ)
2008-06-09 21:36:42
(都忘れ)に(矢車草)とても綺麗ですね。
紫色がたまりません!
とても良く撮れていますね。
トーコさんの所はお花がいっぱいで羨ましいです。
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かずこさんへ (トーコ)
2008-06-09 22:05:23
かずこさん、ありがとうございます

お花の写真も、撮るとブログに載せたくなって、困りますねー(笑)

かずこさんならば、正調でもっと美しく撮れるでしょう。こちらでいいのを見かけたら、そっち方面に「花の精」を飛ばしますから、受け取ってくださいませよー^^ 

早速のコメント、ありがとう、またガンバってみますからね
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そばにいる人 (たくたくろ)
2008-06-09 22:36:01
恐ろしい事件がありましたね。3月に行った秋葉原で、まさかあんなことが起ころうとは・・・。
まったく嫌な世の中になりました。
いつまでも対岸の火事だとは言ってられないでしょう。
治安の悪い国になってきました・・・。☆
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たくたくろさんへ (トーコ)
2008-06-09 22:47:20
そうですね、たくたくろさん、こんばんは

3月に行ってましたよね。なぜ、こんなことが、と思いますよ。恐ろしい世の中になってきました。

模倣犯が出なければいいのですが。今回の事実関係は分かりませんが、すぐ隣にいる人が信じられなくなったら・・、怖いですね。いつも応援☆ありがとうございます
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トーコさん・こんばんは^^ (じぃじ)
2008-06-09 23:07:04
 じぃじも同じなんです。
 じぃじの場合、東京にいる二男は
 電子工学科を卒業しているので、 
 パソコンのことを聞いてもすぐに答えてくれるし
 わからないところも、教えてくれるのです。

 ところが、長男はじぃじと同じく、
 国語の専門なのですが、
 何時も衝突しています。

 やはり相性はあると思いますね。

 今回の秋葉原の事件は恐ろしい事件ですね。
 さっきまで元気で買い物していた人間が
 まったく知らない人間に殺されなければ
 ならないなんて、ひどいものですね。

 写真がとてもきれいに撮れているね。
 トーコさんまたね~~
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紫蘭&矢車草 (山裾の人)
2008-06-10 00:18:33
紫蘭の色がきれいですね。
こちら信州ではやっと咲き始めました。
矢車草は最近見かけない花です。
庭も山も同じような山裾では
花をきれいに分けることが難しく・・・・
いつもごちゃごちゃしています。
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黄色い花は・・・ (ちょごり)
2008-06-10 09:00:09
おはようございます。
黄色の花がお好きですか
黄色い花には、何かしら、エネルギーを授かるとか、
我が家の庭にも、そろそろ、何本かの、ニッコウキスゲが、だいぶ、膨らんできました。

私にも、ふたりの子供がいますが、上の娘は学生の時20歳で農家の嫁になり、今だに、苦労の連続ですが、頑張っています。
下の息子が、一緒に住んでいます、独身です。
いろいろと、人並みに、いえ、人並み以上にこどものこと、連れ合いの事、で、悩みも、苦しみもあったけれど、乗り越えられた、今は、子供に対しては、一時期、育てている時は、天からの預かり者なのだと、今はおもえるようになり、連れ合いに対しても、別の人格のある人なのだと、自覚が出来て、何事にも、感謝出来るようになりました。
まあ~現実は、体力がない事も、あるのかも・・・

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ミヤコワスレとヤグルマギク (山小屋)
2008-06-10 11:00:18
トーコさんは「嫁しては夫に従い・・・」などという古典用語?をご存知なんですか?(その若さで・・・?)

昔はそのようにいったそうですが、我が長男の嫁に一度意見したら、まったく家に寄り付かなくなりました。
当時は二十歳でしたので、時間が来れば分かると思っていましたが、9年経っても変わりません。

息子は今年小学生になった孫娘を連れてきます。
孫娘には関係ないようです。

ヤグルマギクをヤグルマソウと書いてある本もありますが、ヤグルマソウというとまったく別の花になります。
これは「ヤグルマギク」と呼んでやってください。
そのほうが本人も喜びます。
まだまだ野原で元気に咲いています。
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考えよう (個風)
2008-06-10 12:51:19
息子さんがお母さんに引退を勧めるのは、勧める事が出来るから。うちの母(60代前半)もまだ働いてますよ…扶養する甲斐性は無いもので
住む世界が違う悩み…なんて言うとあの犯人と同じみたいですけど
以前定年後の男性が何をすればいいかわからないなんて話がありましたが、まさにそんな感じなのでしょうか?
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じぃじさんへ (トーコ)
2008-06-10 17:08:56
じぃじさん、こんにちは~

近くにいると、アリガタミが薄れるというか・・あはっ!

遠くにいると、粗が見えないというか・・えへ。

この感じ「ふるさとは遠きにありて思うもの」と、似ているようなネ。いざという時、頼りになるのは近くの人なのでしょう

うちの娘も、東京で暮らし、勤めている頃はやたら親にサービスが良かったですが、今は家に居るので態度が超デカイです^^;

じぃじさん、女性も、近くに寄せないで遠くから見ていた方が、綺麗に見えますよ(笑)コメント、ありがとうございました
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山裾の人さんへ (トーコ)
2008-06-10 17:20:34
山裾の人さま、ありがとうございます

意欲的な山々の景色やお花、いつも楽しく珍しく拝見しております。

紫蘭はこれからが本番ですか?矢車草は、ホントに最近は見ません。お花も、高級志向でしょうか。

昔はどこにでも咲いていたような気がします。これも、沢山の色があって素朴で、私は好きですね。コメント、ありがとうございました



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ちょごりさんへ (トーコ)
2008-06-10 17:32:35
ちょごりさん、ようこそ~

ニッコウキスゲ、野生ですから強いでしょうね。そちらのお庭でも咲くのですね。楽しみです。

悟るということ。ある一瞬は可能です。しかし、時間と置かれている状況や相手の態度が変われば、私などは、また元の木阿弥です(泣)

一度悟った人が、ではずーっと悟ったままかというと、そうはいかないのではないか、などと思います。神ならぬ生身の人間ですからね。

しかし、気持ちの軌道修正が速やかに出来るようになれば、しめたものですね。ガンバリマス

身近の人に、”感謝”ですよね。コメント、ありがとうございました
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山小屋さんへ (トーコ)
2008-06-10 17:48:49
山小屋さん、こんにちは~

お孫さんは可愛いでしょうね。私は孫がいないので、どんなものなのか分かりませんけれど^^

ヤグルマソウ、ヤグルマギク、両方いいます。金鶏草も金鶏菊ともいいますものね。

では花師匠の仰せの通り「矢車菊」に直しておきますよ^^

いつもありがとうございま~す
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個風さんへ (トーコ)
2008-06-10 23:18:07
個風さん、こんばんは~

結局、ないものねだり、ということに行き着くでしょうか。人間は、欲が深いですね^^;

こうだったらああ、ああだったらこう、と想像することは出来ますが、その立場になってみないと分からないのが正直なところ。

個風さんのお母さんはお母さんで、気を張って生きていらっしゃると思います。お元気で働ける事は、生きがいでもあるでしょう。

親子の関係、今回の事件にも何やら深い影を落としているような気がします。子どもの気持ち、親の気持ち、お互いになかなか理解はできないものなのでしょうか。

コメント、ありがとうございました
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