年をとったらどうする？夫婦の向かい方

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　名の知らぬ木の、赤い新芽の葉

これは、実際に本を読んだのではなく、他の方の書評記事を見た
だけなのですが、養老孟司著「養老訓」のなかで、年とった夫婦
の付き合い方について、面白いことが書かれている、らしい。

さしもの養老先生も、日常生活における家庭問題は、われわれと
大差ないに違いない、と見た。

老夫婦は、真正面から向かい合うな、とか、席に座るときは横が
いいとか、せいぜい90度の角度で話しなさい、とか。。。

人生の大先輩の知恵は、おおいに利用させてもらっている。確かに、
テーブルで相対するより、横に座る方が風当たりは少ない気がする
（今日も、試しましたがね）あはっ！

先日の愚ブログにご登場願った奥さん、ある日、ボーッと庭を見な
がら、とても疲れた横顔を見せていた。私は、たまたま見かけたの
だが、なぜか妙に気の毒になって。。。

たとえば、ほんの少し、ふた言みこと立ち話を始めると、背後から
ぬーっとご主人が現れる。奥さんは、ささやかな愚痴を言うことも
できそうにない。そうとう我慢していると思われる。

ご主人は、車を一台にして、今後は緊縮財政にて、などと言いながら、
飛び込みで庭木を売りにくる、園芸系トラックの人から、高価な庭木
を買ったりしていた。

それも、即時即決、妻に相談もなく。（なんと！）30万円分も。
ひえぇ～！

庭の運営に関しては、いぜん火種がくすぶり続けている。

奥さんは、アレルギーだそうだ。顔以外の全身に、じんましんの
ようなものが出て、痒いのだとか。病院でアレルギーの検査をしたが、
花粉症でもなく、原因が分からないのだという。

・・う～ん、それって、もしかして”夫在宅ストレス”症候群？
かも知れないーー、なんて事まさか言えるわけありませんよね。

男性の方々から、もうそれ以上は言うな！って、クレームが来そう
ですね。たいへん申し訳ございません。

ウォーキングでよく会う、定年後のオジサンたちは、しばらく歩いた
り走ったりした後、ずーっと休憩しながらオシャベリしているので、
ゆっくりなんですね～、などと挨拶すると、「だって、この後に
することがないんだもん」って、笑っています、少し恥ずかしそうに
寂しそうに。

もっと、好きなことを見つければいいのに、なんて余計な考えが
アタマを掠めてしまいます。

暇を持て余すってのも、けっこうカワイソウなんだなぁ、と思って
みたり。夫の側にも気の毒な気もした、今日の午後でしたけれど。


　レンギョウ


モミジの赤い新芽とレンギョウ