季節の移ろいに心情を重ね合わせ、優しい言葉を紡いできた日本人というもの。
色鮮やかな四季の変化、こまやかな人情、折々の行事、俳句の中にもそんな景色を見ることができるのです。
今年は俳人・小林一茶に、グーーンと心惹かれている私です。「少々の自虐的滑稽味と、哀しいほどに澄み渡る感性の素晴らしさ」。。そんなものを感じています。
もしも私に「晩年」というものが許されているならば、こんな人の近くで生きてみたい・・などと、今まで思ってもみなかったような時空を超えた想像の世界に、しばし遊んでみたり。
まぁね~現実離れした”枯れた人が好み”になったというわけかしら(笑)
そばで暮らすといっても、妻(恋人)になるとか書生になるとか介護する人、とは違いますよ。ただ単に近くに居て、一茶さんをそれとなく観察しながら、一人楽しみを噛みしめていたい!だけかもしれません。(はは~ん、これが俗に言う”茶飲み友だち”を求めるココロかも)
昨年末にこんな句↓を見て、言葉にならない新鮮な衝撃を受けました。
うつくしや年暮れきりし夜の空 小林一茶
十二月は押し詰まり、日も暮れ落ちて夜になった。病気の事、暮れや正月の心配事・不安事とは無縁に、夜空はすっきりと晴れ渡っていてことのほか美しい。。そんな感慨の句でしょうか。
あと今年も幾日という、「数え日」の慌しさだけではない。人生の終末を迎える気持ちと、末期の空の美しさを実感した、一茶・六十三歳の作という。
うつくしや障子の穴の天の川 小林一茶
こちらは↑不自由な病床にあって、障子にあいていた穴から美しい天の川を眺めたものでしょうか。
こんな柔らかな感性の人と、穏やかににこやかにキレイな空でも見上げて、二人暖かく和やかに微笑み合いたい、などと空想したりする@お気楽・空見でした。。ヾ( ̄o ̄;)
今日はシモバシラ(霜柱)の氷花が、庭にチョッピリ出ているのでご紹介いたします。本来とてもUPできるような写真ではございません。まだほんの赤ちゃんです。
いつもコメントをくださる山小屋さんちの、奥多摩「三頭山(みとうざん)」にてUPされていた、水飴がのたくるような^^大型の氷花を見た後では、まったく別物のお恥ずかしいシロモノではございますが~…(∋_∈)
「シモバシラ」別名・雪寄草 をご存じない方はこちらを↓
秋、枝の上部の葉のわきに片側だけにズラッと白い花を咲かせる。 冬になると、枯れた茎の根元に”霜柱”のような「氷の結晶」ができるところからこの名になった。(ふつうによく見かける”霜柱”とは別の現象)
★氷の結晶
このシモバシラの地中の根は、地上部が冬に枯れたあともずっと活動し続け、水を吸い上げて茎に送り続けている。
地上部の茎に送られた水は、普段はただの「水」だが、
(1) 気温が氷点下ぐらいにまで下がった早朝(1月頃。気温が低くなると、水は外気に触れるつど、少しずつ凍っていく)
(2) 風が弱い、または無風のとき
(風が強いと水滴が飛ばされて凍りにくい)
(3) 雨や雪が降っていないとき
(雨が降ると水が凍ることができない。雪が降ると雪の水分がかかってしまうため氷ができにくい)
これらの条件がそろうと、地上に吸い上げられた水分が、茎からはみ出して「氷」となって現れる。
また、茎は、冬にはそもそも枯れているので、縦方向に裂けやすくなってきており、そうなると水は茎の上の方には登らなくなって、茎の裂け目から横に広がって出て凍るようになる。氷も、左右に展開された、とても美しい姿となる。
なお、この「氷の結晶」現象は、早朝見られたとしても10時頃には気温が上がり全て溶けてしまうことが多い。
陽が当たるともっと早く溶けてしまうようだ。ただし、山奥の場合など、日中も気温がずーっと低く、陽も当たらない場合には、氷の姿が溶けずに残ることもあるらしい。(解説は『季節の花300』さんより 一部を抜粋させて頂きました)
拙庭の氷花 まだ蕾
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/9b/57e3dae8dfffb302979a6d17d30b41e8.jpg)
要するに 地中の温度が0℃以上でほどよい水分を含み 地表面の温度が0℃以下の時にしか この氷花は見られないということなのです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/60/a0584a379179f32b1e5622e40456fb56.jpg)
ここは南向きの日当たりの良い場所ですので 陽が出るとすぐに融けてしまいます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/bf/0352946e4f7021df7877d18c7e4695b8.jpg)
ちなみに9月中旬から咲いていた↑シモバシラ(普通)のお花です 6年ほど前にお花屋さんで苗を買ったのですが マイナーなのか地元でも知らない人が多いようです
←花と葉の全体像
色味が寂しいので赤い南天の実を
色鮮やかな四季の変化、こまやかな人情、折々の行事、俳句の中にもそんな景色を見ることができるのです。
今年は俳人・小林一茶に、グーーンと心惹かれている私です。「少々の自虐的滑稽味と、哀しいほどに澄み渡る感性の素晴らしさ」。。そんなものを感じています。
もしも私に「晩年」というものが許されているならば、こんな人の近くで生きてみたい・・などと、今まで思ってもみなかったような時空を超えた想像の世界に、しばし遊んでみたり。
まぁね~現実離れした”枯れた人が好み”になったというわけかしら(笑)
そばで暮らすといっても、妻(恋人)になるとか書生になるとか介護する人、とは違いますよ。ただ単に近くに居て、一茶さんをそれとなく観察しながら、一人楽しみを噛みしめていたい!だけかもしれません。(はは~ん、これが俗に言う”茶飲み友だち”を求めるココロかも)
昨年末にこんな句↓を見て、言葉にならない新鮮な衝撃を受けました。
うつくしや年暮れきりし夜の空 小林一茶
十二月は押し詰まり、日も暮れ落ちて夜になった。病気の事、暮れや正月の心配事・不安事とは無縁に、夜空はすっきりと晴れ渡っていてことのほか美しい。。そんな感慨の句でしょうか。
あと今年も幾日という、「数え日」の慌しさだけではない。人生の終末を迎える気持ちと、末期の空の美しさを実感した、一茶・六十三歳の作という。
うつくしや障子の穴の天の川 小林一茶
こちらは↑不自由な病床にあって、障子にあいていた穴から美しい天の川を眺めたものでしょうか。
こんな柔らかな感性の人と、穏やかににこやかにキレイな空でも見上げて、二人暖かく和やかに微笑み合いたい、などと空想したりする@お気楽・空見でした。。ヾ( ̄o ̄;)
今日はシモバシラ(霜柱)の氷花が、庭にチョッピリ出ているのでご紹介いたします。本来とてもUPできるような写真ではございません。まだほんの赤ちゃんです。
いつもコメントをくださる山小屋さんちの、奥多摩「三頭山(みとうざん)」にてUPされていた、水飴がのたくるような^^大型の氷花を見た後では、まったく別物のお恥ずかしいシロモノではございますが~…(∋_∈)
「シモバシラ」別名・雪寄草 をご存じない方はこちらを↓
秋、枝の上部の葉のわきに片側だけにズラッと白い花を咲かせる。 冬になると、枯れた茎の根元に”霜柱”のような「氷の結晶」ができるところからこの名になった。(ふつうによく見かける”霜柱”とは別の現象)
★氷の結晶
このシモバシラの地中の根は、地上部が冬に枯れたあともずっと活動し続け、水を吸い上げて茎に送り続けている。
地上部の茎に送られた水は、普段はただの「水」だが、
(1) 気温が氷点下ぐらいにまで下がった早朝(1月頃。気温が低くなると、水は外気に触れるつど、少しずつ凍っていく)
(2) 風が弱い、または無風のとき
(風が強いと水滴が飛ばされて凍りにくい)
(3) 雨や雪が降っていないとき
(雨が降ると水が凍ることができない。雪が降ると雪の水分がかかってしまうため氷ができにくい)
これらの条件がそろうと、地上に吸い上げられた水分が、茎からはみ出して「氷」となって現れる。
また、茎は、冬にはそもそも枯れているので、縦方向に裂けやすくなってきており、そうなると水は茎の上の方には登らなくなって、茎の裂け目から横に広がって出て凍るようになる。氷も、左右に展開された、とても美しい姿となる。
なお、この「氷の結晶」現象は、早朝見られたとしても10時頃には気温が上がり全て溶けてしまうことが多い。
陽が当たるともっと早く溶けてしまうようだ。ただし、山奥の場合など、日中も気温がずーっと低く、陽も当たらない場合には、氷の姿が溶けずに残ることもあるらしい。(解説は『季節の花300』さんより 一部を抜粋させて頂きました)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/51/767ed2955ab46b08e602369efc4613bc.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/9b/57e3dae8dfffb302979a6d17d30b41e8.jpg)
要するに 地中の温度が0℃以上でほどよい水分を含み 地表面の温度が0℃以下の時にしか この氷花は見られないということなのです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/60/a0584a379179f32b1e5622e40456fb56.jpg)
ここは南向きの日当たりの良い場所ですので 陽が出るとすぐに融けてしまいます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/bf/0352946e4f7021df7877d18c7e4695b8.jpg)
ちなみに9月中旬から咲いていた↑シモバシラ(普通)のお花です 6年ほど前にお花屋さんで苗を買ったのですが マイナーなのか地元でも知らない人が多いようです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/dd/da9ff98182f44f474634385f85beca58.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/dd/aa13a6b7870b251f4007e23204cd347a.jpg)
自然の息吹きにひたすら感動するんです、本気ですっ!
空見さんは哲学語るだけでなく、夢をも手元に引き寄せる人ですね。
ユメもチボウも無い誰かと、えらい違いだわー
あ、関係ないけど。
蟹工船の映画があったのですね。白黒だけど。
今度観に行ってきますわ~
綺麗ですね。
美しいですね。
素敵ですね。
見せていただき、siawase気分です。
いろいろなショットを見て、楽しめました。
ありがとうございました。
子供の頃からこの句が大好きでした。
一茶は私と同じく「優しい心」の持ち主だったようです。(本当です。)
シモバシラ、見事にできましたね。
これで充分です。
溶けないよう冷凍庫に入れて保管すればいつでも見られます。
高尾山でもできているようです。
今朝は冷たい雨になりました。
これから雪になるのでしょうか?
それがだんだん枯れてきて・・・
シモバシラはこれくらいのほうがきれいです。
晩年は何時なのか、これは、地上から姿を消してから決まるようです。
30歳で無くなっても、最後は晩年・・・
空見さんの晩年は遥か先かも知れませんね。
わたしは・・・
今生きるのに懸命です。
今日はそちらは雪ですか?
かわいい霜柱のbabyも、もしかして雪に埋もれてしまった?
撮っておいて良かったですね!
私ね、まだ一茶の句もろくに読んでいないのです。
日本の本が手に入らなくて。
たまに姉に送って貰うのですが、まず歳時記とか季寄せとか、私の句が載った雑誌とか(えへへ)で。。
これから、一茶や芭蕉の句の本もリクエストしようと思っています。
空見さんが惚れるだけあって、一茶の句はピュアですね。芭蕉とは違い、実生活で恵まれなかったのでしょう?(読みかじり
優しくて気高い俳人だったのですね・・・。
素晴らしいわ。。。
氷花はこれから成長するのかなぁ・・今まで一番大きい時は2センチ位あったけど、それは夜中だったからね(爆)
「夢」は大きくだよ~「夢」でも見ないと生きていられましぇーんヾ(*´e`*)ノ
「蟹工船」なんか見たら、落ち込むこと必定!やめんしゃいヨ~
今年も鳥さんたちを激写
すみません!水飴がのたくっている。。だなんて(爆)
そんな失礼を言っても、泰然自若として余裕のある山小屋さんは、さすが男らしいですわ~ヾ(^▽^*
氷花はあまりに小さいので”ボツ”にしようかと思ったのですが。。これでも「充分」と言っていただけて、ちょっと安心しました。
今朝は手ぐすね引いて待っていたのに?雪はあっさり解けました。一日中、霙と雪が交互に降っていましたが。その中を8キロほど歩いてきました、歩かないと何となくスッキリしませんので∈^0^∋
最近はコメントも途切れがちで申し訳ありません(;^_^A アセアセ・・
”野心”はあって当たり前ですよね。石川啄木も、似た感じと思います。
人間であれば、最後まで「野望」を持ち続けるものと思います。それがなくなるのは、自身の終末を覚悟した時でしょうか。そんな時にやっと「枯れる」のでしょうか。
晩年というより晩節ですかね~
写真の氷花は、いつもは見られないのです~条件が揃った時に、短時間だけ現れるのです~♪
えっ?ナニナニ?俳句の投稿してるんですか~、エライなぁ。今度その雑誌に載った句を(こっそり)教えてね^^
私の小林一茶の俳句鑑賞は、これからの勉強です。まだ「新年の歳時記」も買いに行っていないのよん・・(爆)皆さんの句の見よう見真似で、日々綱渡りの投句ばかりです。
「翁坐す」では、流星さんも先生にくいさがったね~とっても根性あるから、これからどんどん伸びて行く人だと思いました