清明シーズン2 杜牧(とぼく)の七言絶句・清明(せいめい)

2023-04-12 19:42:35 | 野に咲く花はどこへゆく

 

 

 

清明といふといへども黄沙来ぬ/青萄

 

 

 

 

殆どがまだ花の来ていなかったアマドコロ(甘野老)↑ 数輪花の見えるものも↓

 

 

 

 

ミツバツツジ(三葉躑躅)は満開↑梅の後に咲いていたこれは杏だろうか?↓不明…

 

 

 

 

清明時節雨紛紛  清明の時節 雨紛紛(ふんぷん)

路上行人欲断魂  路上の行人 魂(こん)を断たんと欲す

借問酒家何処有  借問(しゃもん)す 酒家何れの処にか有る

牧童遥指杏花村  牧童 遥かに指す 杏花(きょうか)の村 

<杜牧の七言絶句・清明>より

 

 

 

星野立子/一村は杏の花に眠るなり

 

福田蓼汀/花杏夜も真白き伊豆へ来ぬ

 

 

 

 

 

 

 


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漢詩のテクニック (青萄)
2023-04-12 23:11:57
路上行人欲断魂  路上の行人 魂(こん)を断たんと欲す

ここが詩のミソなんでしょうね 「雨に降られて 道行く私はひどく落ち込んできた…そこで出会った牛飼いの牧童に 何処か酒の呑めるところはないか と訊いた」
これに似た逸話ですが 日光にある「西行もどり石」も 西行法師が日光の鉢石を通ると 子供が石に乗っていて何か言う…おそらくこれらの童は神の化身とするメタファーとして登場させているのではないかと思われる 詩想の広大無辺の一つのテクニックとして
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