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ツリオヤジのダイアリシスな日々 ~ 知れぬ事は知れぬまゝに、たやすく知れるのは浅い事 (葉隠 聞書第一0202)

高瀬川 - 平野啓一郎 (講談社文庫)

2021-10-28 05:45:22 | 読書メモ
平野啓一郎の「高瀬川」を読みました。 作者みずからが実験期と呼んでいる時期の作品で、概念的な作品あり、前衛的な作品あり、とタイプの違う4つの短編からなります。正直なところ、作者の意図があまりよくわからい作品の方が多かったです。つまらない、面白い、という二元的な感想ではなくて、わたしでは理解が及ばないことが多い、といったところです。 「清水」は、実存と非実存の概念の境界について書かれた(と思 . . . 本文を読む
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