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ツリオヤジのダイアリシスな日々 ~ 知れぬ事は知れぬまゝに、たやすく知れるのは浅い事 (葉隠 聞書第一0202)

同時代ゲーム - 大江健三郎 (新潮文庫)

2024-09-05 05:24:32 | 読書メモ
ガルシア・マルケスの「百年の孤独」を読んで、これに影響を受けた作品に興味がわきました。そのひとつが、この「同時代ゲーム」です。 双子の妹に宛てた6通の手紙の形式で、物語が進みます。 大江健三郎の小説は、わかりにくいユーモアというか、真面目にふざけてるというか、作者の心情が捉えにくい作品が多いのですが、この作品も例に漏れません。 最初の手紙で、主人公の「僕」は、妹の恥毛に励まされつつ、歴史 . . . 本文を読む
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