さて、神津島から下田まで戻ってきたのは4時近く。
昼ご飯を食べていないので、お腹と背中がくっつきそう。しかし、これは意図的なコンディショニングで、シマアジに続く第二のターゲットは、下田の名物店、とんかつ一(はじめ)。
このお店、ネットにあふれる情報はこんな感じ。
下田に釣りに来たら、一度は寄ってブログネタにしたいところです。
さて、夕方の中途半端な時間なもんで、駐車場には車なし。
店のドアを開けると、客がいない。
あれ?オヤジさんもいない...?
ふと脇をみると、ソファーで寝転がる白いオヤジさんがいた。
ヒマなので昼寝してるよ^^;;;。噂通りの濃いキャラクタです。
オヤジさん、ドアの音で目が覚めた。
わし「す、すいません。やってますか?」
おやじ「おー!ごめんごめん、やってるよ、いま作ります。さあさあどうぞ!」
と、最も危険な席と言われるカウンターに通された。
「お客さん、うちは初めてだっけ?」
「え、ええ、初めてです」
「初めての人にはミックスフライをおすすめしてるんだけど」
「はい、じゃあそれお願いします」
おやじさん「まだ頭が寝てるよー」と言いながら、肉に衣を付け始めた。
店の中にはわしとオヤジの2人のみ。
こりゃもう話しかすることがない。どこから来たのか、何で知ったのか、景気はどうかとか、うちの評判はひでえだろう^^;、とか。
でも、ネットの噂通り、面白いオヤジさんです。
そうこういってるうちにオードブル(?)が出された。
「ネットで見てきたなら、うちのは知ってるね。その通りでいくよー!」
と、どんぶりご飯にカレーをサービスでかけてくれる。
このカレーは、箸で食べます。
カレーを食べながら、味噌汁を飲みながら、そして世間話をしながら、フライの揚がるのを待ちます。
で、出てきたのが上の写真。ひれカツ、メンチカツ、クリームコロッケ、鳥から揚げの盛り合わせ、かなりのボリュームだ。これで1250円なり。
しかし、わたしもこういう挑戦的な料理には慣れている。
カツをもぐもぐ、から揚げをはぐはぐ、お腹減ってるからたくさん入る。
「じゃあ、おかわりいこーか。たくさん食べて帰ってね」
他にお客さんいないので、おやじさんはマンツーマンでわたしをマーク。
まるでクライフvsフォクツのようなせめぎあいになった。(古いなぁ...^^;)
どんぶりにごはんてんこ盛り。
きゃべつをぐわしっと掴んで、皿にどっさり。
スパゲッティをどかんと山盛り、皿におく。
味噌汁もおかわり。
これ、すべてオヤジさんの主導で行われます。
こちらが断らない限り、セミオートでお代わりが出される。
しかし、人の良いオヤジさんがにこにこしながら、たくさん食べてねと言うので、よほど強い意志がないと断れないです(^^)。
そこへ、おばあちゃんが入ってきた。新しいお客さんだ。
オヤジはおばあちゃん用の料理に入った、これでマークが外れた。
チャンス。
DFをかわしてゴールに向かう5人抜きマラドーナのように食べ進んだ。
苦しい、しかし先は見えた。もうすぐ皿は空だ。
そこで、オヤジから意表をつく一言が発せられた。
「旦那さん、将棋できるかい?」
「へ…?」
やっとの思いで皿を空けたときに、将棋ができるかと聞かれた。
「できますけど…、なにか?」
「あぁ、じゃあ一局教えて欲しいんだ。いまおばあちゃんの料理が終わったんで、そっちいくから、ちょっと待ってて」
と、オヤジは将棋盤を持ってきた。
ということで、いきなり対局が始まった。
料理についてはネットで予習済だったが、将棋は想定外だ。
勝負はオヤジの先手で始まった。
相懸かりから、オヤジが角交換。先後逆になり、私の誘導で腰掛銀に進んだのが上の局面。
この後、ガッチャン銀から▲5七の地点が甘くなったところを△7九角~△6九銀の手筋で飛車を攻めて私が優勢に。
終盤、受け間違えてオヤジの反撃を許すも、一手残っていました。わたしの勝ち。
まだお客さんがいないので、もう一局^^;。
後手わたしの誘導で、オーソドックスな四間飛車に進んだのが上の局面。
この後、飛車角交換のさばき合い。
わたしは飛車を切って寄せに入ったけど失敗。
オヤジ有利に進むが、オヤジが打った自陣飛車が疑問手で逆転。わたしの連勝。
第二局の中盤に、店のおばちゃんが登場して「またアンタは将棋やってるのね!」という顔をしてました^^;。おばちゃんの目線も痛いので、将棋は二局で終了。
「だんなさん、強いねぇ」とオヤジから白旗宣言が出て、「これ、指南料だから、受け取ってくれ」と200円もらった^^;、ラッキー、サービスでもう一皿食べてってくれ、と言われたらどうしようかと思った^^;;。200円は帰りのコーヒー代となりました。
とんかつ食べにきて将棋を指すという意外な展開になったけど、このオヤジのキャラクターこそが、とんかつ一が人気店である理由でしょう。
駐車場は5台分あります。
これが店構え。
下田からの遠征釣りの帰りにはオススメの店です、体力つきまっせ~!
なお、将棋をやりたくない場合は、「できません」と言えばそれですみます^^;。
[とんかつ 一 (はじめ)」
静岡県下田市東本郷1-13-1
昼ご飯を食べていないので、お腹と背中がくっつきそう。しかし、これは意図的なコンディショニングで、シマアジに続く第二のターゲットは、下田の名物店、とんかつ一(はじめ)。
このお店、ネットにあふれる情報はこんな感じ。
下田に釣りに来たら、一度は寄ってブログネタにしたいところです。
さて、夕方の中途半端な時間なもんで、駐車場には車なし。
店のドアを開けると、客がいない。
あれ?オヤジさんもいない...?
ふと脇をみると、ソファーで寝転がる白いオヤジさんがいた。
ヒマなので昼寝してるよ^^;;;。噂通りの濃いキャラクタです。
オヤジさん、ドアの音で目が覚めた。
わし「す、すいません。やってますか?」
おやじ「おー!ごめんごめん、やってるよ、いま作ります。さあさあどうぞ!」
と、最も危険な席と言われるカウンターに通された。
「お客さん、うちは初めてだっけ?」
「え、ええ、初めてです」
「初めての人にはミックスフライをおすすめしてるんだけど」
「はい、じゃあそれお願いします」
おやじさん「まだ頭が寝てるよー」と言いながら、肉に衣を付け始めた。
店の中にはわしとオヤジの2人のみ。
こりゃもう話しかすることがない。どこから来たのか、何で知ったのか、景気はどうかとか、うちの評判はひでえだろう^^;、とか。
でも、ネットの噂通り、面白いオヤジさんです。
そうこういってるうちにオードブル(?)が出された。
「ネットで見てきたなら、うちのは知ってるね。その通りでいくよー!」
と、どんぶりご飯にカレーをサービスでかけてくれる。
このカレーは、箸で食べます。
カレーを食べながら、味噌汁を飲みながら、そして世間話をしながら、フライの揚がるのを待ちます。
で、出てきたのが上の写真。ひれカツ、メンチカツ、クリームコロッケ、鳥から揚げの盛り合わせ、かなりのボリュームだ。これで1250円なり。
しかし、わたしもこういう挑戦的な料理には慣れている。
カツをもぐもぐ、から揚げをはぐはぐ、お腹減ってるからたくさん入る。
「じゃあ、おかわりいこーか。たくさん食べて帰ってね」
他にお客さんいないので、おやじさんはマンツーマンでわたしをマーク。
まるでクライフvsフォクツのようなせめぎあいになった。(古いなぁ...^^;)
どんぶりにごはんてんこ盛り。
きゃべつをぐわしっと掴んで、皿にどっさり。
スパゲッティをどかんと山盛り、皿におく。
味噌汁もおかわり。
これ、すべてオヤジさんの主導で行われます。
こちらが断らない限り、セミオートでお代わりが出される。
しかし、人の良いオヤジさんがにこにこしながら、たくさん食べてねと言うので、よほど強い意志がないと断れないです(^^)。
そこへ、おばあちゃんが入ってきた。新しいお客さんだ。
オヤジはおばあちゃん用の料理に入った、これでマークが外れた。
チャンス。
DFをかわしてゴールに向かう5人抜きマラドーナのように食べ進んだ。
苦しい、しかし先は見えた。もうすぐ皿は空だ。
そこで、オヤジから意表をつく一言が発せられた。
「旦那さん、将棋できるかい?」
「へ…?」
やっとの思いで皿を空けたときに、将棋ができるかと聞かれた。
「できますけど…、なにか?」
「あぁ、じゃあ一局教えて欲しいんだ。いまおばあちゃんの料理が終わったんで、そっちいくから、ちょっと待ってて」
と、オヤジは将棋盤を持ってきた。
ということで、いきなり対局が始まった。
料理についてはネットで予習済だったが、将棋は想定外だ。
勝負はオヤジの先手で始まった。
相懸かりから、オヤジが角交換。先後逆になり、私の誘導で腰掛銀に進んだのが上の局面。
この後、ガッチャン銀から▲5七の地点が甘くなったところを△7九角~△6九銀の手筋で飛車を攻めて私が優勢に。
終盤、受け間違えてオヤジの反撃を許すも、一手残っていました。わたしの勝ち。
まだお客さんがいないので、もう一局^^;。
後手わたしの誘導で、オーソドックスな四間飛車に進んだのが上の局面。
この後、飛車角交換のさばき合い。
わたしは飛車を切って寄せに入ったけど失敗。
オヤジ有利に進むが、オヤジが打った自陣飛車が疑問手で逆転。わたしの連勝。
第二局の中盤に、店のおばちゃんが登場して「またアンタは将棋やってるのね!」という顔をしてました^^;。おばちゃんの目線も痛いので、将棋は二局で終了。
「だんなさん、強いねぇ」とオヤジから白旗宣言が出て、「これ、指南料だから、受け取ってくれ」と200円もらった^^;、ラッキー、サービスでもう一皿食べてってくれ、と言われたらどうしようかと思った^^;;。200円は帰りのコーヒー代となりました。
とんかつ食べにきて将棋を指すという意外な展開になったけど、このオヤジのキャラクターこそが、とんかつ一が人気店である理由でしょう。
駐車場は5台分あります。
これが店構え。
下田からの遠征釣りの帰りにはオススメの店です、体力つきまっせ~!
なお、将棋をやりたくない場合は、「できません」と言えばそれですみます^^;。
[とんかつ 一 (はじめ)」
静岡県下田市東本郷1-13-1
ナポリタンの姿が見えませんが(^^ゞ
ナポリタンは一番上の写真の大皿で、右上の方にちょろっと出ていますが…。
おかわりの時は、サラダボールにある奴をトングで引っつかんで、バサリと乗っけてくれました。
余裕があったら、帰りに伊東の福々亭に寄って塩ラーメン食べてこようかとも思ったんだけど、とてもダメでしたね^^;。
翌日の14:00まで、約20時間食べなくて済みました。
おかわりいる?と言われても断れないです。断ると悲しそうな顔されそうで…^^;。
で、将棋も同様、やろうって言われたら断れなかったです。
将棋は体動かさなくて済むから、ちょうど良い腹ごなしになったです。実戦から遠ざかっていたので、甘い手ばっかりでしたが^^;。
この後は、第一志望の温泉に振られてしまい、別の温泉入ったら客は私一人だけだったもんで、とことん温まって、ポカポカの体で窓全開で運転してたら、だんだん眠くなってきて、西湘のPAで思いっきり寝てしまいましたわ、ははは^^;。
子供の頃ってこうやって誰とでも友達になれましたよね~☆
おやぢが将棋好きだとは知りませんでした。
なるほど、あのオヤジのキャラの魅力はそこらへんにあるんだな。
妙に納得しました
あのオヤジに「絶品」は似合わない。
「抱腹絶倒」は似合うけど(笑)。
メニューにはロースカツはなかったです。
とんかつ定食とひれかつ定食があって、おそらくとんかつ定食がロースだと思うけど。
下田って、有名なトンカツ屋が三軒かたまってて(とんかつ一、とんかつ錦、とんえび)、その中でもとんえびの「皇帝ロースカツ定食」という産地が秘密のロースカツがあるけど、それと間違えてないすか?
確かはじめだと思ったんだけど・・・・
肉の質が違うのかなー、と思ったけど、さにあらず。
特製はとんかつ2枚、特々製はとんかつ3枚のようです。(@_@)
味はぜったい普通だと想像してるんだけど…。
特々製とんかつの写真が、下記ページにありました。
http://www.twinpoint.biz/html/history1.html