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ツリオヤジのキドニーケアな日々 ~ 知れぬ事は知れぬまゝに、たやすく知れるのは浅い事 (葉隠 聞書第一0202)

2022 FIFA ワールドカップ カタール大会 決勝トーナメント雑感

2022-12-19 03:59:50 | ワールドカップ

グループリーグ雑感はこちら


12/4(日) 0:00 Round16
オランダ 3-1 アメリカ
イングランドと互角に張り合ったデビッド・ボウイもびっくりのヤングアメリカンズ。1次リーグ全勝のオランダとはいえ苦戦するのでは、と思っていたのですが、立ち上がりはアメリカがボールを支配し押せ押せの展開。しかし、前半10分、アメリカに前線からプレッシャーかけまくられてたじたじに見えたオランダだったけど、バックがキープ力の高さを見せつけ中盤にボール供給、そこからが凄かった。連続ダイレクトパスでアメリカディフェンスを切り裂いて、最後はデパイ。美しい、美しすぎるゴール!この攻撃は100回繰り返しても観たい、今大会でもっともエレガントなゴールでした。その後もアメリカはディフェンスの裏を取ろうとする意志が見えてゴールチャンスを作りますが、2点めはロスタイムにオランダが右サイドから矢のようなローボールにブリットが合わせて2-0で後半戦へ。後半はオランダのペース、2点差の余裕は大きい。オランダは決定機を作るもGKターナーのファインセーブで追加点ならず、逆にアメリカはラッキーゴールで1点差、これで元気一杯アンパンマン。しかし、アメリカDF陣、ダンフリーズを右サイドでどフリーにしてしまい、オランダ3点め、勝負あり。アメリカはロングトールダッチマンを無効化しようとDF裏を取る攻撃をしつこく仕掛けて、いい形作ってました。3失点とも、DF陣の脆さが目立つ試合になってしまった。アメリカ、面白いサッカーでいいチームでした。


12/4(日) 4:00 Round16
アルゼンチン 2-1 オーストラリア
今大会はアジア勢の進出が目立つけど、いいサッカーしてたなと思ったサウジアラビアとイランはグループリーグで敗退、いまいちのパフォーマンスの日本と韓国は決勝T進出と皮肉な結果がでました。もう一つのオーストラリアはフランスにボロ負けしたものの、デンマークを攻め倒して混戦を抜けた。アルゼンチン相手にどんなサッカーするかなと思ったけど、前半から引き気味でいまいち、フランスにボロ負けしたのもこんな試合だったのかな?アルゼンチンは攻めあぐねていた感じだったけど、35分にメッシがペナルティエリア内に切り込んで先制ゴール。全盛期を過ぎたとはいえ、メッシは一気に2人分の仕事ができる才能を持ってます。ここ一番で活躍するのは、後期のマラドーナを思い出す。前半ロスタイムにオーストラリアの不用意なバックパスを2人でチャージしアルゼンチン2点め。後半は2点差の余裕か、アルゼンチンは守りに入らずのびのびしてる。こりゃ楽勝かと思いきや、後半22分にアルゼンチンDFがヘッドでファインオウンゴール^^; オーストラリア元気でてきて、あわやの場面もあったのだけどアルゼンチン逃げ切り。後半は面白い試合だった。準々決勝のオランダ-アルゼンチンが凄く楽しみ。


12/5(月) 0:00 Roud16
フランス 3-1 ポーランド
フランスの攻め、ポーランドの受けという展開になるのかな、と思ったけど、ポーランドの中盤がいい押し込みを見せていてほぼ互角の展開。どちらも決定機を得るけど得点は入らない、前半はこのまま0-0で終わるかなと思ったら、終了間際44分にエムバペがDFの裏に通すパスをジルーのシュートで先制、さすがのシュチェンスニも止められず、フランス1-0で前半終了。後半はリードされたポーランドが前掛かりで攻めるのだけど、フランスのボール奪取、パスの繋ぎは相手より一回り上という感じで、前半以上にフランスの優位性が目立つ展開。30分にカウンターから左サイドのエムバペがフリーになって、ゴール隅に2点め、勝負ありか。この後途中交代して出てきたテュラムはあのテュラムの御子息ですか。今大会、ウェアやシュマイケルと二世選手が目立ってる。代議士の二世はボンクラばかりで辟易するけどサッカー選手の二世はわくわくさせてくれますね。そしてロスタイムにはまたもやエムバペがペナルティエリアに飛び込んでパスを受けてのシュートでシュチェンスニの手を弾くゴールでダメ押し。最後の最後でポーランドがハンドPKもらってお土産ゴールで試合終了。フランスの強さが際立った一戦でした。


12/5(月) 4:00 Roud16
イングランド 3-0 セネガル
ボールを支配するのはイングランドだろうという予想とは裏腹に、セネガルがイングランドのコートを広く使いスピードのあるサッカーに対応していて序盤は互角の展開。先に決定機を作ったのはセネガルだったけどGKビッグフォードの好セーブに阻まれる。セネガルはいいチームだなー、シセ監督もカッコいい。サッカーマニアの某船長が、W杯で勝つには自国人監督に限る、と言ってたけど、アフリカ勢もシセのような代表選手が指導者になるとこれからもっと強くなりそう。そういう意味ではポイチジャパンも正解路線なのか。膠着状態が続くなと思っていると、38分に左サイドから切り込んであげたセンタリングをヘンダーソンが先制ゴール。ロスタイムにも速攻からケインが2点め。セネガルは苦しいスコアで後半戦を迎えることに。イングランドは守備が鉄壁、セネガルはいい形をなかなか作れないうちに、後半22分、21歳のサカが3点めでダメ押し。そのまま試合終了、セネガルの健闘むなし。イングランドは次はフランス戦。楽しみすぎる組み合わせ。


12/6(火) 0:00 Roud16
日本 1-1(PK2-4) クロアチア
日本は前線からプレスかけて最終ラインを上げたコンパクトな陣形の攻撃サッカー。何度も好機を作ってます。こういうサッカーできるんじゃん、なんでグループリーグでやんなかったのだろう。前半は0-0で終わるかな、と思ってた43分、ゴール前の混戦から前田が先制ゴール。クロアチアは雑なパスが目立ち、中盤から前線へのボールがつながりません、モドリッチがゲームから消えてる感じ。どう修正してくるのだろうと思いつつ後半戦へ。後半戦も日本は積極的に前に出るサッカー、対してクロアチアはクロス放り込んで頭で合わせるだけの単調な攻撃。虚仮の一念が通ったか、後半10分にペリシッチが同点ゴール。その後モドリッチのシュートは権田のファインセーブに阻まれる。日本はクロアチア相手にして互角以上のサッカーを展開、膠着状態のまま今大会初めての延長戦へ。日本はいいチャンスを作り、クロアチアはワンパターンのクロスに終始し、延長無得点でPK戦へ。日本は今大会でいちばん良いパフォーマンスだったと思うけど、結果は伴わず。日本代表おつかれさまでした。ポイチが「国民一丸で」を繰り返してたのには鼻白んだけど、ドイツとスペインに勝ったのは歴史に残る快挙です。


12/6(火) 4:00 Roud16
ブラジル 4-1 韓国
韓国はブラジル相手に真っ向勝負、潔い、やっぱこうじゃなくちゃ。引いて守っての臆病なサッカーなんてつまらない、韓国頑張れ。と、思いながら観ていましたが前半7分に左サイドでヴィニシウスがどフリーになって先制ゴール。このシュートも迫るディフェンダー隙間を突いた正確無比なシュートで、個人技の高さを見せつけた。2点めのPKは韓国がちょっと気の毒だった。ブラジル相手に2点差は世界のどのチームでもきつすぎる。リシャルリソン、リカールの追加点はいずれもブラジルらしいクリエィティブなゴール。韓国もいい場面作るんだけど、アリソンがエルビスコステロもびっくりのナイスセーブで阻み、後半30分にペク・スンホが意地で1点を返したのみ。ブラジルは安定している、攻撃的で創造的なブラジルサッカーが見られて楽しい。


12/7(水) 0:00 Round16
モロッコ 0-0(PK3-0) スペイン
スペインの水色のセカンドユニフォームって初めて見た気がする。モロッコが赤なので最初はどっちがどっちかわからず混乱してしまった。スペインがボール支配してモロッコがコンパクトな守備陣形で対抗する形だったけど、モロッコの守備が硬い。パスコースをしっかり消すし、ボール持って出てきたら複数人で対応してる。スペインはスルーパスや裏へのパスやサイド突破など多彩な攻撃をみせるけど決定機に至らず、むしろカウンターからモロッコがいい形を作ることが多い。特に前半終了間際はモロッコの決定機が続いて、リードしても不思議ではない展開。さすがクロアチア、ベルギーを抑えて首位突破したチームだなあと思いつつ、前半戦は0-0で終了。これから釣りいくので、延長戦にはなってほしくないなぁ。と、思いながら観ていたのだけど、双方決め手なく延長戦に。兎に角、モロッコの守備が強い、自陣で平気でパス繋ぐ個人技も高い、脆そうな国名なのに脆くない。延長戦から後は観なかったけど、スコアレスドローでPK戦の末、モロッコ勝利。今大会はアジア勢3か国、アフリカ勢3か国、北中米1か国が決勝トーナメントに進出したけど、残ったのはモロッコのみ。ベルギー、スペインに勝利してもベスト8は快挙。タフでバランスに優れたいいチームです。


12/7(水) 4:00 Round16
ポルトガル 6-1 スイス
釣りにいったので録画で観ました。前半はスイスがプレッシャー強く、ストロングなサッカーしてたのは意外。もっと守りを固めてのカウンター狙いするかと思った。Cロナウドがスタメン落ちしたのもびっくりした。17分のラモスのゴールは、狭い隙間をついて見事だった。それでもスイスの勢いは落ちなかったけど、33分にペペが高い打点のヘッドで2点め。1点めもそうだったけど、スイスDF陣のプレッシャーが弱い?あるいはマークがずれてる?後半6分にラモスに決められ3-0で勝負あり。昼に働いてもヤキン監督しょんぼり。ポルトガルのクリエイティブなオフェンス陣、今後の試合が楽しみです。次のモロッコ戦は好勝負になりそう。


12/10(土) 0:00 QF
クロアチア 1-1 (PK4-2) ブラジル
立ち上がりからクロアチアがアクセル全開。モドリッチが下がり目のポジションからパスを供給すると、前線と中盤の運動量がもの凄い。パスは早いしポジションチェンジもめまぐるしい。ブラジル相手にこれだけボール支配できるチームが他にあるだろうか?日本戦とは雲泥の差だ。しかしブラジルも隙が無い、4人のDFラインは鉄壁でシュートチャンスを作らせない。攻撃は緩急をつけてクロアチア陣への切り込みを何度も見せる。そしてボールがフィールドから出ない、ロスタイム0秒でもいいくらい。45分の前半戦が20分くらいの短さに感じた実に密なゲーム、このサッカーを見られただけで十分と思い感じる前半戦は0-0で、体力が消耗する後半戦はどうなるのか非常に楽しみで過ごすハーフタイム。後半はブラジルが押し気味、しかし前線にいいボールが供給できない。クロアチアのディフェンスが固い。ゲームは硬直状態になりあっという間に90分終了、延長戦へ。動いたのは延長前半終了ロスタイム、ネイマールが壁パス連発でDFを切り裂いてゴール右隅へ素晴らしいゴール。これでブラジル勝利決定か、と思った。ああそれなのに、それなのに、延長後半終了間際に左サイドを突破され、ゴール前で逆方向の動きを見せたペテロビッチにフリーで打たせて1-1。PK戦でクロアチア勝利。86年メキシコ大会にフランスにPK戦で負けたのを思い出した。ジーコら黄金の中盤を擁する最強チームがプラティニ将軍のフランスにPK戦で負けた瞬間は心臓が止まりそうになりました。当時、ブラジルではほんとうに心臓が止まった人もいたようなのだけど、今回は大丈夫でしたでしょうか?ブラジルのみなさん。


12/10(土) 4:00 QF
オランダ 2-2 (PK3-4) アルゼンチン
これまた豪華なカード。アルゼンチンは大会が進行するほど力を上げてくるチームなので、決勝トーナメントにおける実力はあなどれない。前半は互角に見えた。オランダもアルゼンチンもプレスがきつくてなかなかチャンスを作れない。ひとりだけ運動量の少ないメッシが、35分ドリブルで横に流れて必殺のスルーパス。モリーナが決めてアルゼンチン先制、メッシはさぼってるように見えても決定的な仕事するなー、さらに後半28分にはPKで追加点2-0、これで勝負あったか。しかし、38分ベグホルストがクロスを頭で合わせて一点返す。これ以降はクロスを入れて高さで勝負しようとするオランダと、それを阻止するアルゼンチンのせめぎ合い。1点取られてからのアルゼンチンは、伝統的な汚いプレーが出始めて、試合は荒れ模様。レフェリーも試合をコントロールできてない、こんな試合で女性審判だったらかわいそうだよなー、と思いながら見てると、ロスタイムになってペナルティエリア正面でアルゼンチンが幾度と繰り返してきたつまらんファウル。これをオランダが壁の足元にパスを出して振り返り様押し込むという秘蔵の作戦炸裂、アルゼンチンの方がダッチロールに^^;。安易にファウルで止めたアルゼンチンの自業自得で同点。延長はまったりとした展開が続き、最後の5分はお互い前に出る展開で惜しいシュートもあって盛り上がったけど点は入らず2-2で終了、オランダ無念。2試合連続PK戦で3試合分を観た、疲れた眠い。


12/11(日) 0:00 QF
モロッコ 1-0 ポルトガル
ポルトガルは1回戦に続いてCロナウドがベンチスタート。ラモスはスイス戦ほどのキレはなく、モロッコのDFにうまくあしらわれてる感じ。モロッコは良いです、パスは狭いところで繋げるし、攻守の切り替えも早いし、攻めで前にでていく人数も多いし、なによりも個人技が高い。個人技が高いチームのサッカーは面白い。ポルトガルが攻勢で決定機もあったけど前半は0-0で終わるかな、と思った42分。クロスをネシリが合わせてモロッコ先制。ネシリの打点がなんだそりゃ?というくらい高い。GKの手の上をネシリの頭がいくという異次元のゴール、モロッコおそるべし、後半戦へ。ポルトガルはCロナウド投入、モロッコはCFが負傷交代、これで流れは完全にポルトガル。ポルトガル攻める、しかしモロッコ凌ぐ。退場者を出して10人に減ってもモロッコ耐える。耐えに耐えてモロッコ勝利、アフリカ勢力初のベスト4の歴史的瞬間だ。ベルギー、スペイン、ポルトガルを破ってのベスト4は素晴らし過ぎる。推しのブラジルが負けたことだし、もうモロッコが優勝しちゃえ。


12/11(日) 4:00 QF
イングランド 1-2 フランス
(この日はヒラメ取材で生中継では観られなかったので、ずっと情報を遮断していて、家に帰るやいなや魚捌くのも後回しにしてABEMAの録画を見ました)
いやあ、一時も目が離せない好ゲームだった。今大会のNo.1ゲームじゃないだろか。お互い攻めるし、お互い守りにミスがない。前半17分のチュアメニの股抜きロングシュート、これは打った方が凄い。そしてイングランドが追いつこうと攻めるのだけど、右サイドのサカが素晴らしい。何度も鋭い切り込みを見せるけど、フランスDF陣が最後のところで止める。それでもサカがPKを得て、ケインが同点PK。その後も一進一退、どちらもミスが少ないし、ミスがあっても致命的にならない。勝負の帰趨はどうなるかわからないところに、後半23分、ロングクロスにジルーが頭で合わせて2点め、これじゃどっちがイングランドがわからないじゃないの。そして猛攻イングランドがまたPKを得て同点のチャンス。ああそれなのに、それなのに、ケインが外したぁあ!素晴らしいプレイをしていたサカも交代してしまったぁあ!頑張れイングランド、今大会のイングランドサッカーは大好きだ。しかし無情にもタイムアップ。どちらのチームもDFが安定していて、完全に崩されたシーンは無かったと思う。どちらも優勝にふさわしいチームだけど、フランスの連続優勝ではつまらない。モロッコ全力応援。


12/14(水) 4:00 SF
アルゼンチン 3-0 クロアチア
お互い慎重な立ち上がりで、点取るよりも取られないサッカーを展開、クロアチアがボール支配しながらも、30分までは点が入る雰囲気なかった。32分、クロアチアのDFが急に裏を取られた。センターラインからのスルーパスで、アルバレスが抜け出しDFを振り切ってGKと1対1。GKボールに触れずファウルしてPKとイエロー。メッシが決めてアルゼンチン先制。その後37分には自陣でセンターラインでボールを受けたアルバレスが長躯してゴール、凄まじいカウンターアタックだった。クロアチアのDFがアルバレスのスピードについていけてないです。これで前半で2-0、爆発力に欠けるクロアチアは苦しい展開か。3点目もアルゼンチン、右サイドをメッシがドリブルで持ち込んでDFと1対1、ペナルティエリアの中でグバルディオルを翻弄しアシスト、この試合で大活躍のアルバレスがゴール、3-0、勝負あり。しかしメッシのボールキープ力は凄いとあらためて思った。ケンペス、マラドーナ、バティストゥータなど、アルゼンチンはスターを生かすサッカーに長けている。


12/15(木) 4:00 SF
フランス 2-0 モロッコ
モロッコは5バックの布陣でエムバペ、デンベレの両サイドをケアする作戦に出たみたいだけど、ジブラルタル海峡みたいな狭い隙間のスルーパスを受けて抜け出したグリーズマンがペナルティエリアのエムバペに渡し、ゴール前混戦からのこぼれ球をエルナンデスが飛び蹴りシュートで先制。DFでなんという決定力、まだ前半5分ほど。これでモロッコがボールキープする展開だけど、フランスのカウンターで決定的チャンスが2回ほど。モロッコもオーバーヘッドがポストに当たるなど惜しいチャンスも。前半終了、がんばれモロッコ。モロッコは右サイドの切り崩しを主体にいい攻めみせるけどフィニッシュにつながらない。特にヤミクのオーバーヘッドは惜しかった。CFがあんなシュート打てるんだ、練習してるのか?^^; フランスは33分、エムバペのシュートがDFにあたってボールがゴール前絶妙のコースにパスが出て、交代出場のムアニが走り込んで2点め。1点目もそうだったけど、こぼれ球がフランスの都合のいいとこにいく、これはモロッコかわいそう。かつて支配下におかれたフランスに敗れ、モロッコ旋風が終わりました。しかしながら、大会前はまったく気にもしてなかったチームで、それがGLでベルギー破ってから快進撃ベスト4はホントに凄い。モロッコの活躍はアフリカ大陸のみならず、サウジやイランなど西アジア、日本や韓国など東アジアのチームにもワールドカップ上司進出の希望を持たせてくれました。次回のワールドカップで観るのが楽しみ。


12/18(日) 0:00 3rd Place
クロアチア 2-1 モロッコ
今大会2度目の対戦。決勝トーナメント方式になってからは、同一対戦がしにくいシステムなので、いままでこういうケースあったのだろうか?記憶にはない。一方のチームが飛躍的な活躍しないと2回は当たらないけど、その活躍をしたのがモロッコ。クロアチアのモドリッチはこの試合が見納めか?メッシやCロナウドよりも、モドリッチの代表引退の方が寂しい。開始からクロアチアがプレッシャーかける。モロッコは敵陣のみならず自陣でも細かいパスをつなぐんだけど、それをクロアチアが狙ってるという感じで、モロッコ側からみてドキッとする場面もいくつか。開始7分で試合が動いた、モドリッチのFKをヘッドで折り返したところをDFグアディオラが頭で合わせて綺麗なゴール。モロッコはフランス戦に続いて追う展開になったか、と思う間もなくシュートがDFに当たってゴール前に上がったところを、ダリがシュールリアリズムヘディングシュートで同点、2分で1-1に追いついた。このまま前半は終わるかな、と思った42分。クロアチアが波状攻撃から、左サイドにでたパスをオルシッチがコントロールボールでゴール右隅へ、ポストに当たってゴール。スローで見るとGKボノの指をかすってたという超絶に際どいゴールだった、クロアチア幸運モロッコ不運。後半は両チームともに足が攣っての選手交代がでて、選手かなり疲れてる感じ。特にモロッコは中2日での試合、この日程どうにかならんのか?次回は本戦48チームに増えるし国またぎの開催だけど、せめて決勝トーナメントの日程は移動も含めて十分にゆとりもたせてほしい、頼むぞFIFA。さて、疲れが見える後半、モロッコは右サイドを3人がかりで切り崩す攻め、フランス戦にも頻出したいい攻めなんだけどフィニッシュまでいかない、ああ、ストライカーがいれば、、と、ゲーム終了、クロアチア3位は見事、モドリッチ代表引退に花を添えたか。モロッコの4位も素晴らしい成績に変わりない。


12/19(月) 0:00 Final
アルゼンチン 3-3 (PK4-2) フランス
前半からアルゼンチンが積極的。キープ率高く、左サイドからいいチャンスを作る。20分にディ・マリアがペナルティエリアに切り込んでファウルを誘発、PKをメッシが決めて先制。さらに36分にはカウンターからアリステルが飛び出しDFをひきつけておいてディ・マリアにラストパス、しっかり決めて2-0、今日はディ・マリアの日か。フランスはグリーズマンに常にマークがついている状態で、ボールを触れない。右サイドからの攻撃の起点か作れずデンベレもボール持てない。左サイドはエムバペが何度も突破を試みるもDFのマーク厳しく前半は不発。41分でデンベレとジルーを外したのはびっくり、代わりに入ったのはテュラムとコロムアニ。フランスは後半にどう修正するのだろうか?
後半戦、フランスは相変わらず前に出られない。グリーズマンは前寄りのポジションに入るもボールもらえないのは続く。そしてついにグリーズマン、エルナンデスと交代。アルゼンチン楽勝ムード、だったんだけど、、コロムアニがPKもらってエムバペが決めて2-1、さらにカウンターからまたもやエムバペのダイレクトボレー、フランス同点。おそるべしエムバペ、で延長戦へ。
延長後半5分、DFの裏に飛び出したマルチネスがシュート、こぼれ球をメッシが押し込んで3-2。さすがにこれで決まったか?と思いきや、11分にエムバペのシュートをDFがハンド、土壇場PK。これを決めたエムバペはハットトリック、3-3、なんということだ。その後も決定的なチャンスが両チームに訪れた、両チームともゴールを目指すことを止めない、素晴らしすぎる。そしてPK戦にもつれこみ、アルゼンチン優勝、おめでとう。負けたフランスも立派。激戦でした。いやあ、西ドイツ大会から観ているなかで一番の激戦だったと思う。どちらのチームも凄かった。


(以下、個人的なインプレッションです)
 Best Game:フランス-イングランド(QF)
 Best Goal:オランダ-アメリカ(Round16)のオランダ1点め
 Most Impressive Player:カカ(イングランド)
 Most Valuable Player:エムバペ(フランス)

4年後の北米大会を楽しみに!

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p.s.カロリー抑えられてて合格。塩分あと2g下げれば完璧。


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