居心地

相棒のワンコとの暮らしの風景
他愛ない日常のあれやこれ

今年はせめて...

2023年01月08日 | 

毎年のように

目標のようなものを挙げてはいるが...

達成出来てないモノが多すぎる...

で、せめて

読書だけは自分の時間に

組み込まれているので

これに関する事なら何とかなるかなと

(お菓子の包装紙はカバーに

 

振り返ると昨年は65冊読んでいた

特に記憶に残っている何冊かは

ブログにもアップしている

 

そこで今年は

心を奪われたモノも

そうでないモノも

必ず印象を書き残すことにする!

たとえ一行「う~ん?」でも

 

 

昨年はプチ断捨離を目標に挙げていた

少しずつ物は減っているが

気づいてしまった事がある

 

自分の資料が捨てられない

 

仕事に関するものや

日記やエンタメのチラシやらメモやら...

 

これはステージが変わらないと

今の自分には敢行出来そうにないな

完全に定年になって

自分を繋ぐ社会が変わったら

いままでの事から

脱却できるかも

(かなり言い訳)

 

未来の自分に言い訳しない生き方をと

思って見たりもしたけれど

かなりすると思う。

自分の間違いも含めて

まるまる自分なのだから

恥も醜さも潔く認めよう

 

自分を認める

そうだ、これならできそうだ!

 

 

現在読んでいるのは

一雫ライオン「二人の嘘」

女性判事と門前の人となった元被告が

出会ってしまった事から

間違いの無かった判事の人生が歪みだす...

 

結末が気になって仕方がない

 

 

読みたい本があって

食べたいモノが浮かぶ

これが幸せでなければ

何が幸せか

な~んてね

 

 

 

本日もご訪問ありがとうございます

 

 

 

 

 

 

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本の話

2022年10月27日 | 

いつもだらだらと何かを読んでいる

 

最近、ガッチャ虫に

(ある作家さんが心を掴まれる作品をこう表していた)

噛みつかれたのは

「両手にトカレフ」 ブレイディみかこ著

あの

「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」

の著者が書いた

英国の14歳のリアルな世界である。

かの大英帝国もいまや富裕層と貧困層の

格差は切実な問題


貧困は人格も蝕む。

いつも空腹で寒さにさらされている

中学生のミア。

彼女には面倒を見なければならない母と弟がいる。

自分の楽しみの時間など殆ど持てない。

ミアはいつも固く冷たい鎧を纏っている。

誰にも付け入るスキを与えない様に。

そんなミアが心を解くのは100年前に書かれた

日本の小説のフミコに出会う時と

リリックに気持ちを吐き出す時。

政治のツケはいつも一番弱いものにしわ寄せとなる

 

作中の100年前の日本の少女が

実在の人物「金子文子」と知り

彼女の著「何がわたしをこうさせたか」

図書館で借りて来た。

これからページを繰るのだが

これでもかと過酷な運命に飲み込まれる

フミコを最後まで読めるのか...

 

そんな折 予てより予約していた

「プリズンサークル」 坂上香 の

順番が巡って来た。

貧困、虐待など愛情や恩恵を

充分に受けず育った若者らが

一歩間違えた先に待ち構えている犯罪。

それらに手を染めてしまった彼らを

10年の長きに渡って取材したノンフィクション。

2019年にドキュメンタリー映画として

上映されていた事は知らなかった。

 

いわゆる一般的な刑務所とは違う

回復共同体の形をとる特殊な刑務所の実態である。

犯罪はもちろん許しがたい

犯した罪はどんな事情があろうと罪である。

が一方で

子供が自身で選べない過酷な環境で育つとき

救う手立てがもっと充実していたら

彼らはここに居なかったのではとの思いもぬぐい切れない。

 

 

この三作品

根っこは同じなのだ

 

 

 

本日もご訪問ありがとうございました

 

 

 

 

 

 

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アンブレイカブル

2022年02月28日 | 

柳広治「アンブレイカブル」読了。

治安維持法下に於いて

特高に目を付けられた人々を

特高側の目線で描いている。

 

あからさまな拷問はさすがに

この日本では起きないだろうが

これは過去の事だったと

片づけられるのだろうか。

 

世界を見渡せば

正に今、ウクライナで起こっている事は

正気の沙汰ではない。

罪もなき普通の人々が

怯え悲しんでいる。

 

実は自分が知らないだけで

この世界には踏みにじらている人々が

きっと大勢いるのだろう。

 

まずは知って、蛮行に抗う意思を持つ

この事が一歩なのかもしれない。

 

かつてこの国のリーダーだった人が

「ウラジミール、どこまでも駆け抜けよう」

と言っていた事を

私は決して忘れないだろう。

 

 

小さな名も無き市民として。

 

 

 

本日もご訪問ありがとうございます

 

 

 

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大好物!

2021年09月23日 | 

時代小説が好きだ。

数ある小説の中で頭一つ抜きんでて好きなのは

「本所おけら長屋シリーズ」

その最新刊が刊行された!

また、長屋の皆に再会できるかと思うと

もうワクワクである

 

最近、ずっと気になっていたシリーズ

「あきない正傳金と銀」

刊行される度、いつも新聞に大きく広告が載る

これはきっと面白いんだろうなと...

で、とうとう手にしてみると

果たして期待を裏切らず面白い!

それもそのはず

大好きだった「みをつくし料理帖」の作者

高田郁なのだから

 

ワシワシ読んでいく...

でも、こんなに面白いのに

一息に読んでしまうのは勿体ない

 

食後のデザートのように

楽しみは長続きさせたい。

また、新しいお仲間と出会った心地

 

そしてこれまた大好物

「弥勒」シリーズの最新刊も

こちらは図書館で随分待ったがようやく読了

キシリトールのような

甘さとひんやり感が癖になる。

 

自分は何のために生きているのかとか

誰かの役に立っているのかとか

思わない事もないけれど

当面は

読みたい本がある!

それだけで充分な気がする。

 

 

 

本日もご訪問ありがとうございます

 

 

 

 

 

 

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読書の時間

2021年08月02日 | 

ひとり暮らしも半月

段々ペースが掴めて来た。

思っていたより悪くない

それもこれも

自分が元気だから故

 

 

去年の今頃は

東京の感染者が

400人を超えたと驚いたが

一年後の今はひと桁違う。

 

 

オリンピックの喧騒を横目に

夕飯後の時間は

読書に充てている。

 

10月に映画公開予定の

「護られなかった者たちへ」が気になって

中山七里の原作を読んだ。

 

表を体裁よく整える為

裏では非常な手段が取られる。

 

これは形こそ違え

現状なのだろう。

矛盾を抱えたまま

この国は回っている。

 

 

 

コロナを機に

今まで見えていなかったモノが

次々露呈している。

 

 

自分にとって何が大切なのか

気づけたのがせめてもの救いか

 

 

 

本日もご訪問頂きありがとうございます

 

 

 

 

 

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ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

2021年06月20日 | 

2019年本屋大賞ノンフィクション部門受賞

 

元底辺中学校に通う利発な息子の日常を通してイギリスの格差社会が赤裸々に綴られている。
人種差別、アイデンティティ...あの国も混沌としているのだと知る。
息子を見つめる母親の立ち位置がとても良い。
ともすれば肩入れしそうになるのだが自称パンクな母ちゃんは自分を律する事が出来る人なのだ。
公立の学校にあるフリーミール制度、この国だって他人事ではない。
日本ももう一歩踏み出して手立てを尽くして欲しい。
息子の放つ言葉は確信を突いている。
時折、鼻の奥がツンと痛くなる。
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ぼく モグラ キツネ 馬

2021年05月24日 | 

母の日にプレゼントして貰った一冊

まるで削った割りばしにインクを浸けたような
フォントの文字がささやくように語りかけてくる。
これは児童書なのか?小説?それとも哲学?
気持ちが充実している時に読むと
心地の良いガーゼに覆われているような気分になるだろう。
もし、ちょっとでも心がささくれていたら
そこから奥の奥まで温かさが染み入り
いつの間にか涙が溢れてくる。
きっと折々に読み返したくなる。
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ライオンのおやつ

2021年05月24日 | 
著者 : 小川糸
ポプラ社
発売日 : 2019-10-09

 

33才の若さで余命宣告を受けた雫。
残りの人生を全うすべく選んだのが
レモン島にあるホスピス「ライオンの家」
この中では自由に過ごすのが唯一のルール。
行動も時間の管理も各人が決める。
そんなライオンの家での行事の一つが
「日曜日のおやつ」
もう一度食べたい思い出のおやつをリクエストする事。。。
限りがある人生だから今、この瞬間を大切にしたい。
分かってはいるけれど追われるような生活の中忘れがちである。
死ぬならホスピス、母を看取った時の思いが蘇った。

明日 食べたいものが浮かぶ、それだけで充分
生きている幸せを手に入れている事にな他ならない。
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待ち時間

2021年04月18日 | 

昨日は雨を覚悟で美容院へ

さすがに雨の日の

開店早々は混まないだろう...

そんな思惑は見事に外れ

開店時間と同時に着いたのに

渡されたカードには≪20≫の文字。

 

行きつけの美容院は所謂

「カット&カラー専門店」

予約など受付ていない。

どの美容師さんに当たっても

外れがないので最近とても混んでいる。

 

渡された番号札のQRコードで

後、何人で自分の番になるのかが分かる

20人待ちだとおよそ2時間後らしい。。。

 

一度帰宅する選択肢もあるのだが

雨も降っているし近辺で時間を潰したい。

エキナカの本屋さんへ行ってみる

欲しい本が平積みだ。

あ~この本もあの本も欲しい

だが本は高価である。。。

そうだ!今年の母の日には

「花より本を!」とお願いしてみよう

 

本屋さんをウロウロしても落ち着かないので

久々にミスドに向かう

コーヒーもお代わり出来るしネ

 

シナモンリングで小腹も落ち着かせて

時間潰しの相棒にと持参した

春風亭一之輔師匠の

「まくらが来りて笛を吹く」に没頭

 

落語家さんは本題に入る前に

世間話のようなお話をしてくれるのだが

それが「まくら」

今般の様に世の中がざわついていると

あの師匠ならどんな「まくら」にしてくれるかな

なんて「まくら」目当てに寄席に行きたいほど。

 

そんな「まくら」のようなエッセイ?が

この一冊なのだ。

時間なんて忘れるほど

ニヤニヤしながら読んでいると

もう、小一時間過ぎている。

 

そこでハッと気づく

本を読むなら図書館へ行けば良いんじゃないかと。

そこで残りの時間は図書館へと河岸を変える。

 

が、図書館へ着いてから気づいた。

私の身体は

本屋さんや図書館で長居は出来ない体質だったと...

 

それでも何度かトイレへ往復しながら

普段は見ない書架をたっぷりウロウロ

手にした本を読んでみる。

 

QRコードで確かめると

自分の順番まであと二人

そろそろ美容院へ向かうとするか。

 

その後、カラーとカットで終了したのが

既に2時近く

これならしっかりファミレスで

ご飯食べた方が良かったかな?

 

いやいや、自分的には

充分に楽しい待ち時間であったのだ。

お母さんはずいぶんのんびりしてましたね...

 

その態勢で言われても...

 

 

 

本日もご訪問ありがとうございました

 

 

 

 

 

 

 

 

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長屋の住人

2021年01月24日 | 

自分同様、時代小説好きの同僚が

特に熱心に薦めてくれたのが

畠山健二「本所おけら長屋」

なんとシリーズ最新刊は16巻

(3月25日発売)

 

そして以前ブログで

時代小説の記事をアップしたところ

ブロ友、力丸ママさんからもこのシリーズを

ご推薦頂いた!

 

ならば、これは読まずにいられないと

早速図書館へ予約し読み始める。

 

すると

なんなんだこの展開は???

まるで落語の世界そのものではないか!

ご隠居もいれば気風の良い職人に

与太郎にご浪人と来た!

 

あっと言う間に夢中になり

どっぷりとこの長屋に入り浸っている気分

ここの住人になりたい....

 

その気持ちを同僚に伝えると

「私も同じです」

ご浪人の島田さまはこの先もずっと出て来るよね?

と一番の心配を確認したところ

「大丈夫ですよ、ずっと居ます」

良かった、安心して読み進んで行ける。

 

で、その島田さまの年齢はおいくつなのか?

自分のイメージではシュッとして

イケメンで...例えるなら

大沢たかお、西島秀俊、長谷川博己...?

すると

「いや、私は剣客商売の藤田まことですね」

えぇ~そんなにご年配??

お互いニヤニヤしながらその日は別れた

 

後日

「島田さまの年齢が分かりました

44歳でした!」

 

おぉ~では当たらずとも遠からずではないか

 

が、その彼女は

「私の頭の中ではずっと藤田まことだったので

これからも変わりません」

 

えぇ、えぇ 想像はご自由ですもの

好き勝手に描きましょう

 

 

このおけら長屋にハマり過ぎて

色々検索すると

ラインスタンプや

公式応援団のTwitterまである!

 

まだまだ序の口だから

しばらくはどっぷり楽しめる

 

今は図書館で借りているけれど

手元に置いておきたくて

買うな、これは

 

良い本を薦めて頂き感謝、感謝である

 

 

 

本日もご訪問ありがとうございました

 

 

 

 

 

 

 

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