ベランダにお客さま
好きなテレビ番組にNHK BSの「世界ふれあい街歩き」がある。
まるで自分がその街を歩いているように
ひょいと路地に入ったり、親切な街の方のお庭に入ったり...
テレビに向かって突っ込みたくなるような素朴な疑問を
通りすがりの人に投げかけてくれる
俳優さんのナレーションがまた良いのだ。
静かに流れるテーマ音楽が心地よい お気に入りの番組の一つ。
そして昨日
録画しておいた先週分の「世界ふれあい街歩き」を姫1と二人で観ていた。
紹介されたのは、あの「ブレーメンの音楽隊」でお馴染みのドイツのブレーメン。
街のあちこちに三匹と一羽(ロバ、犬、猫、鶏)の像があり
街並みそのものが童話の様で可愛らしい。
その中で気になったのが
「ブレーメンを目指した…」というナレーションのフレーズ。
ちょっと待って?あれはブレーメンでの話ではなかったのか?
うすらぼんやりした記憶を辿ると確か途中で
泥棒をやっつける件があってそれからどうしたんだっけ?
すると一緒にみていた姫1がおもむろに調べだした。
「母さん、ブレーメンを目指した彼らは件の民家が気に入り
ブレーメンへは行かずにいつまでも幸せに暮らしましたとさ、だって…」
なんだと?では正しくは
「ブレーメンで音楽隊になる事を目指したけれど、途中で居場所を見つけた為
目的地までは行かなかった楽しいヤツら」ではないか!
この年になってその真実に気付き衝撃を受ける。
が、本当の衝撃はこの後だった。
その後帰った姫2に
「ブレーメンの音楽隊ってブレーメンに辿りついてないんだって!」
と知ったばかりの情報を披露すると...
「ブレーメンって音楽隊の名前じゃなかったの?」
...バンド名かい!!!!!
無知な一家のお話にお付き合いありがとうございました