本当はもっと前にアップしたかったのだが
地獄を見たりなんやらでもうすっかり千秋楽も終えてしまった...
ま、備忘録と言う事で今更ながらの記事であります。
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しばらくハズレが続いた「都民観劇半額公演チケット」
なんと!堀北真希ちゃん主演の『嵐が丘』が当たったのだ!
(ちなみに藤山直美のおもろい女はハズレ...)
仕事終わりにそそくさと日生劇場へ。
観劇の友と待ち合わせてまずは腹ごしらえ。
シャンテ地下の神田グリルで
メチャメチャ美味しい蟹クリームコロッケに舌鼓を打つ!
ふと気付くと開演15分前。
一気にコーヒーを飲み干し劇場へ競歩の勢いで向かう。
2階A列なので「遮るものがなくて良い席当たったね」
なんてお喋りしながら席へ向かうともう人が座ってる?
え?私達、あの人達の膝に座るの?とキョロキョロしていたら
そこはグランドサークル席と呼ばれる中2階であった…
焦ってもう一階上へ上がり着席するとほぼ開演時間。
さて、お芝居は…
旧家の娘キャサリン(堀北真希)は
兄ヒンドリーと父母の庇護の元のびのび育っていた。
ある日父が商用の旅から戻った時彼のマントの下には
痩せこけた孤児のヒースクリフ(山本耕史)が。。。
この日から
キャサリンとヒースクリフは呪縛にも似た哀しい愛情に
翻弄されるのだ。
しかし、なんとひねくれた根性の持ち主達よ。
謙遜や譲歩など一欠片も持ち合わせない高慢な人間の絡み合い。
観ている自分の顔がだんだん強張ってきたのが分かる。
見終わったら体力奪われヘトヘト…
でも、運動後のような爽快感。なんなんだ?
小学生の頃、白黒でみた映画での記憶は
悲恋のイメージだったのだが
今回見たものはそんな甘い言葉では済まされない強欲さが
これでもかと押し寄せてくる。
家政婦役の戸田恵子が唯一バランスを保ってくれるのだ。
真希ちゃん やるなぁ~
そんな我の強い自信の持てない自惚れた女を
かっちり演じている。
舞台映えする立ち姿である
本日もご訪問ありがとうございます