先日の新聞紙上で
幼児用リードが話題に上っているのを目にした。
犬じゃあるまいし...
虐待じゃないのか...
キューンと胸が痛くなった。
あれはまだ姫1がヨチヨチ歩きを始めた頃だった。
おてて繋いでのお買いもの。
お釣りを財布にしまうホンの一瞬、
パ~っと小さな姫1が駆け出してしまったのだ。
その時は事なきを得たのだが
その怖さが私の頭を離れない。
そんな折、ベビー用品店で
「幼児用リード」を見つけたのである。
姫2をお腹に授かった時の妊婦健診。
親元から離れての地、当然夫は仕事
姫1を連れての受診となる。
困るのは診察台に上がった時である。
どうしたって姫1と手を繋いだままではいられない。
お忙しそうな看護師さんも当てにする訳にはいかない。
そこで幼児用リードを使ってみた。
「あら、これでママも安心ね」
そんな回りからの声に自分も人心地ついたのを忘れられない。
お守りのようにバックに忍ばせ両手が離れる時には利用した。
そんな姫1が大学生の時分に
「幼児用リードは虐待じゃないのかと言う議論があって
凄くショックだったんだけど...」と。
この言葉を聞いて私もまた、ショックを受けたのだ。
あの、一人で子育てをしていた
若い自分自身がたどり着いた解決策。
なんだか自分が否定されたような
哀しい気持ちになったのだ。
何年も経った今、またその議論を見て
当時の気持ちが甦った。
ご意見は色々あろうが
虐待なんてこれっぽちも思ってやしない。
ただ、子供を守りたい若い母の一心だったのだと
そんな母の独り言。
おかあさん、ボクはリードもボールも好きだから!
本日もご訪問ありがとうございました