このところ劇場へ足を運ぶほど
興味が持てる映画がなかったのだが
ここへ来て立て続けに見たい映画が現れた!
その第一弾として 「沈黙」
17世紀江戸初期の日本はもちろん鎖国の最中であり
キリスト教を厳しく禁じていた。
先に布教の為来日していた恩師フェレイラ。
その彼が棄教したとの知らせが
遥かローマの地にある弟子のロドリゴとガルペに届いた。
二人にはその知らせは信じがたく
強い信仰の力を信じ得体の知れない日本という国へ
覚悟を持って向かったのである。。。
教科書で島原の乱や隠れキリシタンなどの言葉は知っていた。
しかし、その事実の内にある信仰を受ける側と
授ける側の心の持ちようなど考えた事もなかった。
「信じる者は救われる」 今ではジョークでも容易く使われるこの言葉を
この映画を見たのち同じ気持ちでは扱えない。
「沈黙」の意味が胸に痛い。
170分の上映時間が全く長く感じない。
エンドロールを眺めながら この映画にはほとんど音楽が流れていなかった事に気づく
波の音が 火の爆ぜる音が 風や鳥の声が
いつまでも耳から離れないのだ。
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