寸止めの拳

地下鉄の駅へ向かって家路を急いでいる時だった


左手にバックを提げて歩いていると

後ろからドンとバックが押された


後ろの人にぶつかったのかと

「ごめんなさい」と言いながら

斜めに避けながら歩き続けた



するとまたドンとバックが押される


エッ？と振り向くと

すぐ後ろの男がクルッと後ろ向きになる


気味が悪い．．．


そこへ向こうから駅員さんが歩いてきた


用はないけれどちょっと怖かったので

駅員さんに向かって早足で歩いた



その間にさっきの男とは十分に離れた事を確認し

また早足で歩き出す




すると今度は

後頭部に空を切るような風を感じた！


振り返ると目の前には寸止めの拳が！


何なんだ、これは


あまりの衝撃に声も出せずに男を凝視していると

またクルッと後ろを向き

拳を握ったまま腕をグルグル回しながら

走って行った．．．．．




背後から恐怖を感じるなんて初めての経験である



高校生が包丁を振り回し

通行人を襲った事件がニュースになっていた


寸止めの握り拳でも恐ろしかったのだから

その場に居合わせた方々の恐怖たるや

如何ばかりであったろうか．．．



考えも及ばない事が日常で起こっている

初観劇！

母娘三人で本年初の宝塚観劇

本日はご贔屓の星組「エルアルコン・鷹」＆「レビューオルキス・蘭の花」

青池保子の漫画を原作に

宝塚っぽく味付けし直しされていた


安蘭けい（とうこさん）が見事にイヤな奴を淡々と演じ切る

宝塚にしてはダークな主役

個人的には相手役の死をも少しだけ

忠実に書いて欲しかったけれど．．．




宙組のたかちゃんがトップを引退してから

星組とうこさん中心に年に２～３回観劇する

ライトなヅカファンである。


思えば第一次ベルばらブームで産湯をつかい

ン十年かのブランクはあったものの

これ又、２００１年のベルばら再演で返り咲く



その時、姫達を巻き込んだのが運の尽き

若い二人はライトヘビーなヅカファンになってしまった．．．


星組とうこさん命の姫１は目がハート

本当は宙組娘役ファンの姫２も今年初を楽しんでいた


今回はＮＴＴプレゼンツのおかげで

いつもより衣装もセットも豪華だった気がする


いや～お正月らしく華やかでよろしかったです

２４

今年は海外ドラマ浸けになろうと決めていた

三人で協議の結果　“２４”に決定　　（LOSTはどうした．．．）


シーズン１のまずは５話まで借りる


見始めた途端に心拍数が上がり始める

常にアレグロ以上をキープ

握りしめた掌は真っ白に

誰が敵か味方か分からないから心臓が痛い

やっぱりジャックは完徹なんだ


このまま一気に見続けたいけれど

心臓が持たないからゆっくり気長に見よう


末永く楽しませていただきます

三年振りの年賀状

本日は仕事始め

お正月休みで鈍っていた心身共にフル回転．．．しきれず


どっと疲れて家に帰ると高校の時分親友だった彼女から

三年振りの年賀状が届いていた。


最後のメールはまだホスピスにいた母に

付き添った帰りの空港で受け取ったきり．．．


同級生と結婚し大きなお嬢も二人いるけれど

彼女が彼女のままで居なかった事は無い


彼女の生き方は自由そのもの

彼女の行動はいつも私のちっぽけな概念を

簡単に飛び越える


年賀状の住所を見ると

なんと！近くに越してきていたのか！


三年振りに私の近況を聞いたら彼女はなんて言うだろう．．．


絶対に平凡の枠を出るはずのなかった私の生活に

表層雪崩が起こって静かに崩れていた、なんて聞いたら．．．


「へぇ～dekochinにしては面白い事になってるね～」

って笑うかな？

駅伝

正月と言えば駅伝！．．．とか

出場校や選手や過去の歴史に詳しい訳でもない。


こんな私がいつから駅伝にチャンネルを合わせる様に

なっていたのだろう．．．


が、見始めるとそのドラマに引き込まれるのである

はっきり言ってほとんど全員知らない子達です。


なのに場面ごとに声を出して応援したくなるし

選手の胸の内を思うと涙が出そうになる


自分と戦っているけれど

自分の為ではなく

仲間を思って走るからなのか．．．


東海大の区間新記録は幻になってしまうのかなぁ

運動音痴なおばさんは心配です


たった一人姫１の大学から出場していた選手に拍手



みんな天晴れ

栗きんとん

我が家の栗きんとんは

４年前から姫達の手によって作られる


今までは何度もお呼びが掛かったが

今回は正真正銘二人の作品


特に手順にこだわったのが意外にも姫２

いつもは大胆なのに繊細な面を垣間見る


そのこだわりの甲斐あって

今年の出来はピカイチ


何処ぞのきんとんに負けず劣らずの絶品


今年のおせち大賞を進呈いたします

一年の計

晴れ渡った空が広がる新年の朝

まだ姫達が起きぬ間にお年玉の用意と

お雑煮の支度をする


一年の計は元旦に有り　　だから

夫にも新年のご挨拶メールを送る

すかさず返信がありビックリ！！

「こちらは仕事」

元気に仕事に勤しんでいるようで何よりです



姫達も起きて来て義父母に挨拶の電話を入れる

夫が仕事をしている旨伝えると涙ぐんでいた


さて初詣

気持ちの良いお天気の為か

清々しい気持ちで鳥居をくぐる


参拝をすませてお札を頂き

おみくじは．．．．

「末吉」

微妙．．．．．．

まっいいさ



今年は健康で心から笑える一年になりますように