窓の壁、斜に構えて耐震化 早大と民間会社が開発(朝日新聞) - goo ニュース
株式会社ハウジング・ソリューションズ(本社長野県、東京本部:中央区八重洲)は早稲田大学との産学連携により木造戸建住宅に適した耐震システムを開発した。窓の壁を補強するシステムであり、ダンパーとの組み合わせで補強する。これからも地震に着目した建築業界のビジネスモデルがぞくぞくでてくることであろう。
http://www.housing-sol.com/product.html
全国で大規模地震の発生が懸念される中、命を守る耐震化がなかなか進まない現状で、追い討ちをかける耐震偽装の発覚により建築業界の信頼性が崩壊した。住宅瑕疵担保履行法が整備されたものの既存建物の不安は解消しない。
そもそも現行の建築基準に合致する建物ですら震度6強、7には耐えられないと専門家がいう。2006年11月24日朝日新聞「木造住宅実験、耐震基準内でも倒壊?産学研究会」を読むとぞっとする。実物実験では現行耐震基準の耐震等級1では倒壊していた。被害をいかに最小限にとどめるかの技術開発は進んでいるものの、全く被害がでない建物を建築することはノーベル賞ものだと考えるしかないのだろうか。「震動を伝えない」ための技術、「水に浮くか」、「宙に浮くか」しかないのかな?