5月14日に地震予知連絡会で公表された第173回議事概要に掲載されている連動型巨大地震は驚きの内容だった。
「東海から琉球にかけての超巨大地震の可能性」
議事録によると、名古屋大学古本教授によれば日本では起きないと考えられてきたチリ地震のような巨大地震が実は東海から南西諸島にかけての超巨大地震として起きる可能性があるとの内容。これまで発生間隔が長いため知られていないだけであるのではないかという仮説。その根拠として室戸岬・喜界島・御前崎の海成段丘が千年単位の間隔で起きる巨大地震の際に形成されると仮定し、3地点の間欠的な隆起運動の時間的相関からは、東海から南西諸島にかけての超巨大地震の存在を否定できないとのことである。
http://cais.gsi.go.jp/YOCHIREN/JIS/173/image173/023.pdf
他にも以下の2題の報告が掲載されている。
「東北~常磐沖と南海沖の巨大津波痕跡」島崎東大地震研究所教授
http://cais.gsi.go.jp/YOCHIREN/JIS/173/image173/022.pdf
「古地震学からみた陸上活断層による連動型地震」金田産業技術総合研究所活断層研究センター研究員
http://cais.gsi.go.jp/YOCHIREN/JIS/173/image173/024.pdf