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誤報 「宮崎で震度6強」の現実

2009-05-23 | 地震リスク

気象庁HP、訓練情報を誤表示 「宮崎で震度6強」など(朝日新聞) - goo ニュース

5月20日に気象庁が誤って掲載した地震情報「宮崎市震度6強、震源地日向灘、マグニチュード7.6、深さ10km」は現実に起こりえるのか。また、訓練とは云え、なぜ気象庁は宮崎の地震を想定した地震情報を作成していたのか。

政府の地震調査研究推進本部が公表している海溝型地震の長期評価では、日向灘プレート間地震の発生を想定し、規模はM7.6とM7.1の2つのタイプとしている。M7.6の30年発生確率は10%程度、M7.1の30年発生確率では70%から80%程度と高い。今回はこの情報から作成されたことが考えられる。

M7.6規模の地震は、過去に1662年(M7.6)、1968年(M7.5)の2回発生している。発生は約200年に1回の頻度ということで次回は2160年代と推測される。一方、M7.1規模の地震は約20年から27年に1回の頻度で発生している。

 

<地震調査研究推進本部 資料>

http://www.jishin.go.jp/main/chousa/04feb_hyuganada/index.html

http://www.jishin.go.jp/main/chousa/04feb_hyuganada/s01.pdf

 


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